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遺伝性の慢性膵炎もちなわたし。低脂肪食だと QOL(生活の質)をキープしやすいのでそうしています。
わたしの場合、1日の脂質の摂取量は 20gくらい。
論文[注1*]によると、脂質20gというのは、江戸時代の都市部の庶民よりも、ほんの少し多い程度です。
脂質20gってどれくらい?かというと(すべて1包装あたり):
- ファミリーマートのたまごサンド 脂質23.50g
- セブンイレブンの照焼チキンとたまごサンド 脂質21.6gg
- ローソンの元気豚のカツサンド 脂質21.60g
1日かけて、たまごサンドひとつ食べられるかどうか・・というくらい。(他に脂質の入ったものをまったく食べない場合)
チョコレートのトリュフを家で簡単シンプルに
そんなわたしがチョコレートのトリュフが食べたいときは、お店でたまにひとつぶ買って、2つか3つに切り、ひと切れ食べたら残りは冷蔵庫!
まるまるひとつ、ふたつと食べたいときは、家で低脂肪バージョンを作ります。これがおいしいのですよ。ふふふふふ。
通常のチョコレートトリュフの中には、ガナッシュと呼ばれるチョコレートと生クリームでできたクリームが入っています。(←とってもおいしくて高脂肪)
わたしは中身に低脂肪なものを入れ、チョコレートをかけています。かじりついたときにパリッっと砕ける食感の、ダークチョコレートの皮が大好き。
この記事では、本物のチョコレートで低脂肪なトリュフを作る方法をご紹介します。
今回のフレーバーは「杏と塩」「ピーナツバターとコーヒー」の 2種類です。どんなものか写真から。
杏と塩
中身は、ドライアプリコットを包丁で細かく刻んだものだけ。
濃い茶色のほうが杏、ベージュのほうがピーナツバター。
コーティングは、カカオ65%のダークチョコレート、トッピングは粒の大きなカリカリ塩。
チョコレートのパリパリ、あんずのねっとり、塩のカリカリ。おいし~。
ピーナツバターとコーヒー
中身は、無糖ピーナッツパウダーに水と塩ほんの少々を加えて丸め、インスタントコーヒーと砂糖を混ぜたものを周りにまぶします。ごろごろっと。
コーティングは、カカオ65%のダークチョコレート。
ごくごくふつうの買いものリスト
- 2種類に共通:ダークチョコレート、粒の大きなカリカリ塩
- 杏と塩:ドライアプリコット(干しあんず)
- ピーナツバターとコーヒー:ピーナツパウダー(カルディコーヒーファームで手に入ります)、カフェインレスのインスタントコーヒー
家にあるカマルグの塩
カフェインレスのインスタントコーヒー
富澤商店で買ってきた製菓用チョコレート チョコレートトーストなんかにも使っています。
流れ
バットや平らなお皿にオーブンペーパーを敷いておく
↓
中身を作る
↓
手で中身を丸める(好きな大きさに。わたしは直径2cmくらい)
↓
チョコレートを溶かす
↓
チョコレートをコーティング
↓
冷やす(季節によっては冷蔵庫に入れなくてもかたまる)
チョコレート溶かし方・かけ方
溶かし方は、小さなボウルにチョコレートを入れて50℃くらいの湯せん。溶け始めたら火からおろして溶かし終えればOK。
わたしは50℃くらいで湯せんをはじめ、温度計で確認しながら25℃~30℃くらいに温度を下げたりしています。(←こういうこと好きだしおいしい気がするから)
が、溶ければOKです。ご興味ある方は「テンパリング」とグーグルしてみてください。
かけ方は、丸めた中身を小さなフォークで突き刺して、溶けたチョコレートをクルクルっとまとわせています。写真をごらんのとおり、かなりてきとうです。
ワイルドだな~。
が、おいしいしかわいくできたし、まあいいか。
材料(量は好きなだけ!)
杏と塩
・ドライアプリコット(お好きな味わいのをどうぞ)
・粒の大きなカリカリ塩(写真はカマルグの塩)
・チョコレート(お好きな甘さでどうぞ。ここではカカオ65%のダークチョコレートを使いました)
カリカリ塩は翌日になれば溶けてなくなってしまうのですけど・・気にしない!おいしいから。
ピーナツバターとコーヒー
・ピーナツパウダー(カルディコーヒーファームで入手)
・粒状のインスタントコーヒー(わたしはカフェインレスのを使いました)
・砂糖(我が家はフランス産の赤砂糖カソナード)
・チョコレート(お好きな甘さでどうぞ。ここではカカオ65%のダークチョコレートを使いました)
あなた様と、あなた様の大切な人の分だけ、ちょっとだけ作るのが吉。11月の食卓記事に書いたことを、しつこいけどまた書きます。
体力ひかえめな方、膵臓をいたわる方、ひと混みがダメな方に、いきなり提言があります。
こういうことをするときは、自分の分だけ、ちょっと作るのが、つかれないコツです。せっかく作るなら人にあげて、あーしてこーして、と考え始めたりやり始めたら、つかれてしまいます。つかれたら楽しめません。(人に食べてもらわなくてもおいしいので大丈夫です!)
ご自分がおいしく、楽しく、安全に。
ボナペティ~
[注1*]「忍者の食生活と栄養評価」←いちばん最初の検索結果から、PDFを無料で読めます。読みものとして非常におもしろいのでとってもおすすめ!
松波志帆・一柳俊樹・久保田央・岩佐拓哉・古市卓也(名古屋経済大学自然科学研究会会誌(2019)第 50 巻 第 1 号 6-14)
本日のスペシャル
(杏と塩の組み合わせ、みんなも同じこと考えてるかな?)と思い、”杏と塩” とグーグルしたら、1件目に美しいトリュフが。きゃ~気が合う、ここのお店!(←勝手に)
洋菓子マウンテン 杏と塩 5粒1,701円(税込) 下にスクロールすると商品の説明がありますよ。同じ粒が5個入っている理由もすてきで、
このパッケージが、同じ粒が5粒入りという珍しいパッケージになっているのも、お客様から「こればかりが入っている箱が欲しい」というご要望をいただいての事です。
ピーナツバターとコーヒーは、「Reese’s リーセスピーナッツバターカップ」をイメージして作りました。少し前に友人(とわたしが勝手に思っているひと)が「今からおやつでーす。ピーナツバターカップでーす。」と浮かれており、インスピレーションを受け取ったしだい。
リーセスピーナッツバターカップのじょりじょり食感を、砂糖とインスタントコーヒーのつぶつぶで再現してみました。
1日1新:浴室の換気扇を交換してもらう
1日1冊:Marsha M. Linehan「DBT Skills Training Manual」少々