あるいは「甘こうじの時代に突入:白いホットクックがすてきな発酵マシンだった件」。

冬の神社の境内でふるまわれる甘酒に苦手意識のあったわたし。

夏に使ってない米こうじを引き出しに見つけ、ふとホットクックの発酵機能で甘酒を作ってみました。ホットクックさんには、好きな温度と好きな時間を指定できる発酵機能がついているのです!自由~。

「仕込みを!」みたいなおおごとにならないので、好きなタイミングで好きな量(たいてい少量)を作り、気軽に楽しめます。

ネット情報によると、厳密には甘酒ではなく甘麹(あまこうじ)という言い方が正しいようです。甘麹を水でうすめたものが甘酒らしい。

ご飯と麹で作るタイプではなく、「はや作り」という、米こうじと水だけで作る方法を採択しました。ホットクックに入れて、ひとばん放置。

・・

・・・

おいし・・・・・い!

ほのかな香りが気持ちよく、何よりあとあじがクリーンなのが気に入りました。主張なさそうなのに主張あるのに去り際が潔いのです。

水やお湯でうすめて甘酒にするほか、メープルシロップやアガペシロップ、ハチミツのような感覚で、甘味料としてそのまま使ったりしています。

甘麹・甘酒の甘さは、米のでんぷんが化学反応でぶどう糖に変化したもの。「飲む点滴」というよりも、(ほんの微量の栄養分が入っている)「飲む砂糖水」です。お腹に合う量をお召し上がりください。

 

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流れ

ガラス瓶を消毒

ガラス瓶に米麹と水を入れる

ホットクックに入れて設定

完成したら取り出す

 

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ホットクックの内鍋に、いい感じにおさまりました。

 

完成。

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わたしはなめらかなのが好みなので、ハンドブレンダーをそおっと沈めて底に押しつけたまま、しばしガガーっと。(上下させたり動かしたくなりますよね人間として・・飛び散りますので、がまんしてください)

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あっという間になめらかに。とろり。

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ハンドブレンダーがすぽっと入る瓶だと何もかもカンタンです・・。ソースや豆腐マヨネーズ風なんかも瓶の中で完結。

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道具

ガラス瓶、ホットクック、付属の蒸し板、キッチンスケール、料理用の温度計*

*温度計は、しばらく前にドリップコーヒー用に600円くらいで購入しました。こういうものって使用頻度は低いのですが、他のデバイスで代用できません。あると吉。

 

材料(300mlのガラス瓶x2個ぶん)

  • 米こうじ 200g
  • 水 400g

米こうじ:水=1:2くらいの割合で、お好きな量をどうぞ。

 

作り方

  1. ガラス瓶を消毒する。(熱湯消毒でもアルコールしゅっ!でもお好きな方法で)
  2. ガラス瓶に米こうじを測り入れる。(キッチンスケールにガラス瓶を乗せ、ゼロにリセットしてから測ると簡単)
  3. 水を55℃~58℃に温めて、ガラス瓶に注ぐ。
  4. 蒸し板を入れたホットクックに、ガラス瓶を入れる。
  5. 「手動で作る」→「発酵・低温調理をする」→「温度」を60℃~58℃で好きなように設定→「時間」を10時間~11時間で好きなように設定」→「スタート」

温度と時間は、どの組み合わせでもおいしくできました。

 

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甘麹の食べ方・飲み方

おいしかったおすすめ編

  • 水で割って甘酒
  • そのまま小さなスプーンでちびちびたのしむ
  • フルーツに添える(酸味に合う、オレンジにも負けない)
  • あんず甘酒パフェ(自家製あんずジャムと合わせたらおいしかった)
  • 冷凍ブルーベリーにかけて10分くらい放置しただけ(まんぞくデザート)

できたて甘酒・甘麹は意外とめずらしいので、来客によろこばれますよね。

 

妄想これからやってみる編

  • 豆腐と甘こうじのジェラート風
  • 極小サイズのかき氷の蜜として
  • 甘みをつけていない紅茶や緑茶のゼリーに添える
  • 白玉やフルーツや豆を浮かべたスープ(お汁粉?)
  • ドレッシングの甘味料として
  • すだちや柚子なんかをしぼったノンアルコール甘酒カクテル
  • いろいろな果物のコンポートに添える

ほかにもいろいろ気軽に発酵させてみたいホットクックさんです。

 

本日のスペシャル

1日1新:新しくお会いした方、gigi、キャストオン
1日1冊:Cal Newport「Digital Minimalism」、Scale「果物のひと皿」などいろいろ少しずつ

 

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