ふだん何気ない会話で、「女のひとって・・・」「男のひとって・・・」というかわりに
わたしは「女なひとって・・・」「男なひとって・・・」と、なーなー言っていることが多いです。
そのココロは、わたしはたいてい性別ではなくて、性自認やジェンダー表現について話しているからです。
「なんじゃそりゃ~?性自認は、まあわかる。ジェンダー表現て聞いたことない!」と思いますよね、そのとおりです。よく耳にする言葉ではないし、グーグル検索しても出てくる結果はジャンルが違う。
なので、わたしなりの説明をご紹介します。(そんなわけでなーなー言っているんです。笑)
ジェンダー表現とは
ジェンダー表現は、ジェンダーに関して、内側の自分を外に向けて示すやり方のことです。
髪型、服、話し方、しぐさ、立ち方、歩き方、見た感じなどをとおして、自分が自分だと感じるジェンダーを自分がしっくりくる方法で表現すること。
つまり、「ジェンダーに関しては自分はこういう人間」だと外の世界に告げることです。
例えばわたしなら、髪型や身につけるもの、朝お茶を飲むマグやキンドルなど、あらゆることで女性的であるというメッセージを出しているはず。わたしの場合はたまたまそれが自分のジェンダー表現だからです。
ジェンダー表現と混同されやすい言葉
1.性別
ジェンダー表現は、男女の性別とは別もの。
女なひと ← 女性的な ≠ (生まれたとき誰かに決められた性別が)女性 → 女のひと
男なひと ← 男性的な ≠ (生まれたとき誰かに決められた性別が)男性 → 男のひと
2.性自認
ジェンダー表現は、性自認とは別もの。
女なひと ← 女性的な ≠ (性別に関する自己認識が)女性 → 女のひと
男なひと ← 男性的な ≠ (性別に関する自己認識が)男性 → 男のひと
3.性指向
ジェンダー表現は、性指向とは無関係。
女なひと ← 女性的な ≠ (魅力を感じる・惹かれる対象が)男性または/かつ男性的なひと
男なひと ← 男性的な ≠ (魅力を感じる・惹かれる対象が)女性または/かつ女性的なひと
4.社会規範
ジェンダー表現、性別、性自認、性指向はすべて、社会が個人に押しつける既存のルールとは無関係。
女性・女性的な ≠ あるべき女らしさ
男性・男性的な ≠ あるべき男らしさ
わたしはこれ!
ジェンダー表現: 女性的な
性別: (生まれたとき誰かに決められた性別が)女性
性自認: (性別に関する自己認識が)女性
性指向: (魅力を感じる・惹かれる対象が)性自認と性別がどうでもとにかく男なひと
あなたは?
どこにいるかは人それぞれ
女性的・男性的についての考え方はいろいろですが、ひとつをご紹介します。
女性的な<————————————————–>男性的な
<—————->の、どのあたりにいるかは人それぞれです。
<—————->の中のどこかではなく、突き抜けた外側にいる人もいれば、
<—————->ではない、全く違うシステムで生きている人もいて、
人生のタイミングや個人的な状況によって変わる人もいれば、変動しない人もいる。
ガーリーなコードラップ
ガーリーな麩
ガーリーなもさもさクリップ(上記すべてわたしのテイストをわかってくれている優しい伯母からの贈り物です。)
本日のスペシャル
1日1新: Zaraシューズ(靴は初めて)、吉沢久子「今日を限りに生きる」「吉沢久子 97歳のおいしい台所史」「ほんとうの贅沢」
著者の1日の過ごし方と自分の生活に共通点をいくつも発見し、「気が合う~」と3冊いっき読みしました。今の話も昔の話も、両方おもしろかったです。
今日のお昼までに仕上げる案件をすっかり忘れていて、大急ぎでやりました。(シンプルなカレンダー作る。)ブログのことばかり考えすぎて楽しい。