先日、膵臓の弱い人率の高い勉強会でお会いした方が、
「(買ったものを)食べる場所を探すのって難しくないですか?」
「立ったまま食べたりしませんか?」とおっしゃっていました。どういう意味かというと、こういうことです。
膵臓が弱っている人の多くは、血糖値を安定させるために、量が少なめの食事をちょくちょく食べます。
会社や家の外では、飲食店に入るよりも、コンビニで買ったり持参した食料を食べるほうが便利なんです。
お腹に合うものがありそうなお店を探す間もないので気が楽。
買ったものを食べる場所を見つけるのは、この方のおっしゃるとおり、慣れるまではちょっと難しい。
遺伝性の慢性膵炎と診断されて15年(&ピクニック愛好歴33年)のわたしも、ナイススポットを探してうろうろしてきました。
最近では、「セブンイレブンで買ったばかりのお赤飯おにぎりを、落ち着いて味わうための場所はどこ?」
と脳に命令が行けば、
数秒のうちに何らかの処理が行われ(←詳細わからない)
身体が自然に動き出し、数分後にはこういうところで幸せにもぐもぐしています。
しかもこの日はデパートの屋上で高校生の方にシャボン玉遊びのお相伴にあずかりましたよ。
なんてラッキーなの!
この記事では、よく利用している場所をいくつかと、探す方法をご紹介しますね。
ナイススポット3つ
各駅停車の小さな駅のホームのベンチ
ベンチは今いる場所からそこがどう見えるかよりも、そこに座ったときに見える景色を想像して選ぶのが吉。
このベンチを見ても興奮しませんよね?でもここに座ると・・・
こういう景色なんです。いいじゃありませんか・・。(←鉄子)
オフィスビルの公共スペース
会社や客先の『隣の』ビルの公共スペースにナイススポットがある場合も多いです。(これで隣のビルの人と知り合いになったことがある!)
わたしは知らない場所を探検するのが好きなので、日頃からナイススポット候補をメモしています。
雨風をさえぎってくれて、人通りが適度に少なく、そこからの景色が自分の好みであれば。座らなくても、立ったままでも食事はたのしい。
たとえばこのような。
デパート・駅ビルの屋上
わたしが個人的に好きなのは伊勢丹新宿、日本橋高島屋、ルミネ横浜。
お店は混雑激しい都心のデパートでも、時間をずらせば問題なく座る場所を確保できます。
ナイススポットを見つけるコツ
時間をずらす
ランチなら12時台を避けて、かわりに11時台・13時台にスケジュールを設定する。
時間をずらすと人が少なくなるので落ち着いて食べられます。コンビニも空いている。早めならば商品の棚も充実していますよね。
反対に、駅のホームで召し上がる方には12時台がおすすめ。他の時間帯よりも空いているのです。他のみんなは別のどこかでランチ中。(12時台は電車も空いていて、移動にも快適!)
場所をずらす
人の集まる場所ではなく、人は集まっていないけど自分にはよさそうな場所を探します。
「人が座って食べているところはないか?」
ではなく
「どこか自分が快適に食べられそうなところはないか?」
これやると間違っちゃうこともあるのですが、こっちのほうが断然おもしろく、ナイススポット獲得率も高いです。
人と同じことをしていても、つまりません。自分に合うところを見つけたいですよね。
先月ふと座った場所から見上げたらこんな景色でした。
最近はもう突き抜けてヘンな人になっているわたしですが(←ヘンだけど感じいい人、ヘンだけど優雅なマダム志望)
ほんの数年前では、「何なら食べられるかしら」「どこなら(目の前の人と)いっしょに食べられるかしら」
「おいしくなきゃイヤ・・」などと悩んでいる間に低血糖でふらふらになることも。
試行錯誤と、あきらめと、取捨選択を繰りかえしながら、今では外で食事をするときにほとんどストレスを感じなくなりました。自分らしく楽しめるようになったからですね。
本日のスペシャル
先週からの1日1新: セブンイレブンの魚肉ソーセージ、セブンイレブンの銚子産いわし缶詰、初めてのドクター、初めて泊まった宿、セロリの新しい切り方、あとは失念