ホームベーカリーの天然酵母コースなら、家にあるドライイーストを入れてスタートすれば、天然酵母っぽいパンが焼けるのです。
奥ゆきのある風味で、皮がむちっと中身はみずみずしい。食パンコースや早焼きコースで焼いたパンとは少し違います。
(パン屋さんで天然酵母パンとそうでないパンを買って、食べ比べをしているところを想像してみてください・・あるいは実際に)
天然酵母を自分で育てたりお店で買ってきて、生種を起こし、たくさんできた生種は一週間以内に使い切る・・こうすればホンモノの天然酵母パンが焼けます。楽しいかもしれません。が、つかれそう。なのでわたしは
- ドライイーストをちょびっとだけ入れて(小麦粉250gに対し1gくらい。もっと少なくてもOK)、
- ホームベーカリーさんに天然酵母コースで焼いてもらい(イーストはパンケースに入れる。イースト投入口ではなくて)
- 7時間ほど待って(食パンコースだと4時間くらいなのでよけいに時間かかるけど、寝てる間だから問題なし)、
天然酵母ふうのパンを気軽にたのしんでいます。
皮もっちり、クラムみずみずしい
この記事では、そんなふうに焼いたシンプルな食パンのレシピをご紹介します。
焼きたての冷めたてに好きな具材をどっさりはさんでサンドイッチにしたり(←いちおし)、
スライスして冷凍したものを凍ったままトーストしてジャムを乗せたり、ふつうの食べ方がとってもおいしい。
全粒粉を使うことの多い我が家ですが、ビヨっとひきの強い、白い食パンが食べたい気分!なときは、最強力粉「スーパーキング」を使います。近所のカルディコーヒーファームで442円/1kg。
ひきが強いってこんな感じ・・
道具
ホームベーカリー、オーブンミトン、パン切り用ナイフ
我が家は古いパナソニック製ホームベーカリーでなんでも作っています。パナソニックのウェブサイトによると、最新機種にも天然酵母パンのメニューがありましたよ。
とにかく安全第一派なので、Amazonで購入した「耐熱グローブ 電子レンジ ロングタイプ オーブンミトン 1,599円」という断熱ミトンを装着(っていう感じなのです、宇宙服みたいに)しています。
家でパンを焼いたりサンドイッチを作るときの、小さなストレス軽減に貢献してくれるのがパン切りナイフ。
わたしはスイボ スライサーという(この記事でご紹介→おいしいもの大好き野郎に贈りたいプレゼント 662円~9,800円を13選)のを使っています。Amazonでは販売終了しているもよう。
材料
・小麦粉 250g
・塩 4g
・砂糖 14g*
・水 185g
・オリーブオイル(やバター) 5g
・ドライイースト 1g**
*天然酵母コースのレシピだと、食パンコースや早焼きコースよりも砂糖の量が多いのに、焼けたパンはそんなに甘くない。イーストが糖分を分解するから、らしいです。
**もっと少なくてもいけます。
作り方
- パンケースに小麦粉を入れる。小麦粉を片側に寄せ、空いたスペースの底に、塩、砂糖、水、オリーブオイル(やバター)を入れる。
- 小麦粉のてっぺんに穴を開け、穴にドライイーストを入れ、小麦粉でおおう。(ドライイーストを、ついイースト投入口に入れないように気をつけてください)
- 天然酵母コースでスタート。(予約しても大丈夫)
- 焼き上がったらミトンを装着してパンケースからパンを出し、ワイヤーの上で冷ます。
じぶん好みのパンにする方法
もう少し焼き色を濃くしたい、皮をしっかりさせたい
→焼き上がったらフタを開けないで、5分まつ。そしたら取り出す。(わたしはキッチンタイマーを使っています)
しっとりがいい
→焼き上がったらワイヤーや網の上で冷まし、まだほんのり温かいうちにビニールの袋に入れる。袋の口は少し開けておく。
保存したい
焼いたその日のうちに、お好みの形・大きさにスライスし、袋に入れて冷凍庫で保存すると数日たってもおいしく食べられます。凍ったままトーストしてもいいし、自然解凍でそのまま食べても。
おすすめ書籍
この記事のレシピのように、ドライイーストと天然酵母コースを組み合わせた方法をもっと知りたいとお思いの方がいらしたら、
- 「ホームベーカリーでつくるシニフィアン シニフィエの高加水パン&ドイツパン」志賀勝栄
本をご紹介した記事:伝説のホームベーカリー本が、Kindle版なら手に入る・PCでも読める - 「少しのイーストで ホームベーカリー 天然酵母コースでゆっくり発酵」高橋雅子
本をご紹介した記事:微量イースト+天然酵母コースで!HBフランスパン(←おすすめ書籍のセクション)
2冊とも古い本ですが、超えるものがないです。
ホームベーカリーをたのしまれますように!
本日のスペシャル
最近の1日1新:コロナウイルス拡大防止のために休業しているレストランが無人お花屋さんをやってたので、すてきな花束をひとつ1,000円で購入。駅までの道のりに、同じお店の花束もってる仲間が何人もいた。わたしたちうれしそう。
家に帰って消毒してシャワーしてお花を活けてつかれたのでヨガマットしいて昼ねの日曜日でした。
1日1冊:上田淳子「フランス人は3つの調理法で野菜を食べる」、Lee Gutkind「You Can’t Make This Stuff Up」