まだ Facebook をやってた何年も前のこと。遠い知り合いが書いた、こんな投稿が流れてきました。パラフレーズします。
知り合いでこれこれこういう詐欺まがいに引っかかった人がいる。本人は終わってないと思ってるけど、周りから見ると終わってるよな w
この投稿に対してうれしそうなコメントがたくさん。
(周りから見ると終わってるって何?)
(ダサいってことよね?)
(カッコわりーよな、ってことよね?)
遠い知り合いも、うれしそうに賛同のコメントをしている人たちも、実際にお会いしたら感じのよい、ふつうのプロフェッショナルな人たちです。
なにいってんの?周りがこうして恥をかかせようとするから、ひとは詐欺の被害に遭っても話をできなかったりして、詐欺師の思うツボなのよ!
「こういう詐欺まがいの商法があるから注意するとよいですよ」という投稿は、役に立つ情報です。
でもこういう投稿はぜんぜん役に立たない。どころか有害。
生きていたらいろんなコンディションのときがある。何らかの経済活動に関わっていたら、誰だって、だまされる可能性がある。
わたしも仕事をしていて、詐欺や詐欺まがいに遭うひとのことを(かっこわるいな・・)と思ったことがあります。←カッコわりーのは、わたしです。
カッコわりーのは、詐欺まがいに遭ったひとを「あいつ終わってるよな」と、せせら笑うようなことです。
そもそもいちばんカッコわりーのは、詐欺師や詐欺まがい師なんだよ!!
遠い知り合いの投稿と、賛同コメントと、かつての自分の行動の背後に、わたしが感じるのは、恐怖です。
もしも詐欺まがい師に引っかかってしまったら。
そのことが人にバレてしまったら。
いやいや俺は違う、私はぜったいにだまされない。
プロの詐欺師が全力でかかってきたら自分はひとたまりもない、という無力感を認めたくないからだ、とわたしはみています。
わたしが仕事でお話をうかがった警察の方は、
「私達警察のものが言っても詐欺だと信じない人もいるくらい、詐欺師の仕事はすごいのですよ」と話してらしたのですよ。
同じときにお話をうかがった JICA(じゃいか)の方も、まったく同じようにおっしゃっていました。
だまされたからなんだって言うのでしょう?
本日のスペシャル
という古いメモが Evernote から発掘されたので記事にしました。今日は少々おつかれさんで、新しいことは書けなさそうだったのでガサゴソ物色。ちょうど先週ゲストと話していた旬の話題だったので採用です。
1日1新:初めてのPCパーツ 友人「思いつくものはなんでもあるのな~~」 ほんとほんと。
1日1冊:POPEYE「特別編集 部屋とシティボーイ2」、井上理津子「いまどきの納骨堂」、ふぞろいな合格答案プロジェクトチーム「ふぞろいな合格答案 エピソード12」少しずつ。