
おいしいので緊急レシピ更新です。もちろん低脂質(1斤にバター 6g 入り)。
これまでノーチェックだった湯種パンを焼いてみた我が家。湯種パンの時代に突入です。すんごくいい!好き。
どこがいいのかというと、
・砂糖は 4g しか入っていないのに!美しい焼き色のついた、わたし好みのしっかりしたクラスト。
・非湯種パンとは違う味わい。この味わいも好きだ。(世界ひろがる!)
・焼きたて冷めたても美味ですが、トーストするとめっちゃおいしい。
・非湯種パンとは違う香り。たのしい。
写真はそのうち追加しますね。側面の色が濃い以外は見かけいつもと同じホームベーカリー食パンです。
そもそも湯種って何?とお思いの方へ
湯種(ゆだね)は、小麦粉を熱湯でこねて、小麦粉中の澱粉を糊化させたもので、「湯種パンの素」ともいう。それをもとにパンを作る製法が「湯種製パン法」で、作られたパンが「湯種パン」という。湯種パンの特徴はもっちりした食感で、独特のうまみがあり、老化が遅くて、美味しい状態が長い。
ひとことでいうと、小麦粉と熱湯を混ぜてどろっとさせたものを加えた製パン方式です。二大巨頭は
・タンジョン(湯種という漢字の中国語よみ)
・ユダネ(湯種という漢字の日本語よみ)
タンジョンとユダネの違いは、
・小麦粉と熱湯の配合(タンジョンでは 粉1:熱湯4など、熱湯が多い。ユダネでは 粉1:熱湯1の同量)
・どろっとさせる方法(ダンジョンでは 粉と熱湯を火にかけて練る。ユダネでは 火にかけないで練る)
わたしのレシピはタンジョンとユダネのハイブリッドです。
・粉1:熱湯 2~2.5を、火にかけないでこね→電子レンジでちょっと温め。
・湯種は冷蔵庫で 1週間くらいは余裕で保つので、2倍量を作ります。好きなときに 2回焼く。
流れ
粉と熱湯を練る
↓
冷蔵庫に放置
↓
パンケースに粉、塩、砂糖、水、湯種を入れてホームベーカリーで4分こね
↓
イーストを入れてさらに4分こね
↓
食パンコース設定を始めからスタート
道具
ボウル、スパチュラ(など、混ぜるもの)、ホームベーカリー、オーブンミトン、温度計(あれば。なくてもまったく問題なし)
材料
[湯種用]
強力粉 40g(ここでは「スーパーキング」を使用)
熱湯 80g
[ホームベーカリーに入れる用]
強力粉 210g(ここでは「スーパーキング」を使用)
塩 3g
砂糖 4g
水 110g
湯種 全量
ドライイースト 2.0g(ここでは「とかち野 天然酵母ドライイースト」を使用)
バター 6g(有塩でも無塩でもOK)
作り方
- 耐熱容器に湯種用の小麦粉と熱湯を入れ、こねる。のり状になったら電子レンジ(500wとか、強くないほう)で5秒10秒など少しずつ温めて、75℃くらいにする。(わたしは好きだからやるけど面倒くさければやらなくてもOK)
- プラスチックシートなどで包んで冷蔵庫へ。(わたしは翌日以降に使っています。冷蔵庫で1週間くらいは保つ)
- パンケースに粉、塩、砂糖、水を入れる。湯種をちぎりながら、水めがけて入れる。ホームベーカリーで4分こねる(こねられれば何コースでもOK)。
- そこにドライイーストを加え、さらに4分こねる。4分経過したらホームベーカリー取り消し。
- そこにバターを加え、食パンコース設定でスタート。
- 終了ブザーが鳴ったら、オーブンミトンを装着し、パンケースを取り出して、ワイヤーの上にパンを取り出す。(注1)
(注1)わたしは中までしっかり焼けていて、クラスト厚くチュウイーな食感が好き。なので、終了ブザーが鳴ってもホームベーカリーから取り出さず、6分待ってから出すようにしています。
側面がパンケースにくっついて取れない場合は、フライ返しを側面の隙間に優しく差し込んではがす。すると取れます。
湯種のときのコツ
- 水分量は、ふだんよりも多いほうがいい。湯種用+ホームベーカリーに入れる用、合計で粉の 80%~。
- 追加のこね時間は長くしすぎない。
- 焼き時間はしっかり。
ご興味ある方は、湯種の科学しているすごい YouTuber のビデオをどうぞ。
本日のスペシャル
食パンだけでなく、湯種シナモンロール(←みじん切りカルダモンの種入り)もいいかも。
一日一新:菜園はじめるお誘い こういうことに誘われたの初めて。
一日一冊:Casey Tanner「Feel It All」続き。機会あって「アンドプレミアム」「ギンザ」「クウネル」の最近刊を何冊か読了。
長く雑誌を読んでいないので、3時間半くらい集中的にみる。興味ぶかいです。すてきなもの・こと・ひとがたくさん、オンラインストアとインスタグラムを切り貼りした感じ。インスタグラムに行くより時間の節約になるかも。誰かが編集してくれているので効率的かも。たまにはいいかも。
ただ、なんで自分が雑誌をぜんぜん読んでいないのか、わかった。