半年ほど前に narcissist な方と少しまとまった時間を過ごす機会がありました。(←仕事で初対面の方)

こういう人と遭遇することはよくありますが、1対1でみっちり何日も過ごすのは10年ぶりくらいの久しぶりです。それをきっかけに、久しぶりに narcissism について勉強してみることに。

ポッドキャストやYouTubeで「この人に学びたい」と思う専門家を見つけたり、彼らが書いた本を読んでみたり、むかし読んだ本を読み返してみたり。

 

寄ってこられやすいひと

わたしが好きな心理学者ラマニ・ドゥルバスラ(←ファンにはドクター・ラマニと呼ばれている)によると、narcissist に寄ってこられやすい人には5つのタイプがあり、

  1. 共感力が高すぎるひと。心の優しいひと
  2. 困っている人を見るとほっとけないひと
  3. ポジティブすぎるひと
  4. 人の過ちをゆるすひと
  5. narcissist な親(や保護者)に育てられたひと

磁石のように彼らを引き寄せてしまうので、narcissist magnet と呼ばれています。

こんなブログのこんな記事を読んでくださってる方は、思いあたるふしがあるのではないでしょうか。複数タイプにあてはまる方もいらっしゃるのでは。

わたし自身はけっこうな強力マグネットで、昔から自覚があるので鼻も効くし逃げ足も速いですが、たしかに寄ってくることは寄ってくる。

冒頭に書いたとおり、10年ちょっと前に narcissist とまとまった時間を過ごしたときも、しばらく研究したんです。その時は、自分を守れるように、という視点でした。

でも今回の narcissism どっぷり体験で視点が変わりました。10年ちょっと前と現在とでは、わたし状況が違うのです。

いまのわたしはブログやSNSをとおして心の優しい人たちと出会ったり、仕事やその他の人間関係も変わって、とにかく心の優しい友人知人が増えた。(しわわせ~)

わたしがひとりでいるときにが寄ってくるのはいいけど(よくないけどな!)わたしといることでわたしに寄ってきた narcissist が心の優しい人たちにも寄ってきたらイヤなのです。

自分を守ることっていうのは、自分のまわりにいる人達を守ることでもあるんですよね。(ブログやっててよかった・・)

と思ってこの記事を書いています。(長い!)

 

少し説明

心理学では narcissism というのは病気の名前ではなく「傾向」つまり行動や思考のパターンのことを指し、その傾向の強い人が narcissist と呼ばれています。その人の特徴であり性格です。

生まれつきの資質もありますが、調査によると後天的で、育ち方が大きく影響するらしいです。

narcissism 傾向のある人の特徴は:

  1. 共感・感情移入できない/しない。自分の言動に相手がどう感じるか想像できない/興味ない。
  2. 誇大性。現実かどうかに関係なく自分すごい感。人よりも優れていると確信している。
  3. 自分は特別な存在なので、特別あつかいを期待する。
  4. 人からの称賛と承認が、つねに必要。

ほかにもいくつか。

  • 人を操作して自分の思ったとおりに動かそうとする。
  • 平気でうそをつく。
  • 人からどう見られるかを異常に気にする。

(narcissism をカタカナ表記にしない理由は、1.カタカナの日本語だと別の意味になったり、2.心によくないコンテンツの多い人気キーワードだからです)

 

おすすめ情報源

narcissism は、心によくないコンテンツや不正確なコンテンツが量産されがちなテーマなので、よろしければぜひこちらを。

  • Ramani Durvasula「Don’t You Know Who I Am?”: How to Stay Sane in an Era of Narcissism, Entitlement, and Incivility」(←ドクター・ラマニの最新刊。これ一冊で必要な情報はそろう)
  • M・スコット・ペック「平気でうそをつく人たち 虚偽と邪悪の心理学」(←密度すごく濃い。使えるアイディアがたくさん)
  • M. Scott Peck「The People Of The Lie: Hope for Healing Human Evil」(←「平気でうそを・・」の英語版)

YouTube

今回の記事はイントロダクションと、ドクター・ラマニがいいよ!で終わってしまいましたが、このテーマ続きます。

 

本日のスペシャル

最近の1日1新:セブンイレブンの「ほしいも」

1日1冊:Ramani Durvasula「Don’t You Know Who I Am?”: How to Stay Sane in an Era of Narcissism, Entitlement, and Incivility」あちこち参照、河口慧海「チベット旅行記」続き。

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