今年の夏にパリに行ったとき、わたしの場所愛が(静かに)大爆発した「アラブ世界研究所」をご紹介します。

ウィキペディアによると、1980年ごろにアラブ18カ国とフランスが

アラブ世界の情報を発信し、アラブ世界の文化、精神世界を研究するための研究機関を設置することで同意し、設置が決まった。

のだそうです。

研究所の建物には、美術館のほかに書店(ギフトショップ)、レストランとカフェテリア、図書館や講堂があります。建築家はジャン・ヌーベル。

このブログを見て「ん、合うかも」とお思いの方、グーグルで「パリ ひとごみ ダメ」などと検索してらっしゃる方、アラベスク模様に弱い方は、お好きかもしれません。

 

さっさと写真

光と影とその中間

デザインのテーマは光なのです。反射したり影になったり、クリアになったりぼやけたり。アラブ世界研究所はとても特別な場所。

自由に写真を撮らせてもらえたので、ごらんになって感じてみてください。誰にもどいてもらっていません。

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お化粧室↓

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建物ぜんたいが、このパネルのようなものでおおわれています。

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電子制御でこのように開いたり・・

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・・閉まったりして採光を調整するしくみ。

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美術館に入って最初の展示室。こぶりな長方形の部屋なのに、合わせ鏡で永遠に部屋が続いているように見えます。ずーっとむこうにも光が。

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果てしなく奥へ広がっているのは同じ絵のかかった壁。展示方法や什器、家具なんかもすべて建築家ジャン・ヌーベルのデザイン。

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空気も道具だ

この美術館にある3Dな展示物は、全方位から見られるように展示されているんです。ぜんぶ宙に浮いてるんです。

装飾品と、どのように身につけていたかを説明するイラストレーション。

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アクセサリーの箱と中身

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化粧品の瓶

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タオル

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すべて宙に浮いているから、床には影ができます。

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とにかくぜんぶこうして宙に浮いています。

 

ここの回廊は床に什器が触れないのです。すべての展示棚が吊ってある。

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じーーーーーーーっ。

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文化と精神世界を研究するところだから

古代遺跡で発掘されたものから現代アートまで、時代で分類せず、テーマごとに(信仰とか政治とか食とかお風呂とか旅とか)アレンジされています。だからこんな組み合わせ。すてきだ・・。

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ふう。こうふんしすぎたので休憩。

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行き方など

場所

パリ5区、セーヌ川ちかく。地下鉄の Jussieu ジュシュー駅からは歩いて数分。便利なロケーションなので、ほかにも行き方いろいろ。

 

入場料

ミュージアムパスを提示すれば無料。そうでない場合は8ユーロ。

 

営業時間(月曜閉館)

  • 美術館:火水金 10:00~18:00、木土日 10:00~19:00
  • 9Fレストラン: 12:00~24:00
  • 9Fカフェテリア:12:00~15:00
  • 9F展望テラス:10:00~18:00

最新情報は、アラブ世界研究所のウェブサイトをどうぞ。

 

ギフトショップで買いもの(お小遣いは多めに)

建物に入ってすぐ、地階に書店とギフトショップがあります。アラブ世界がテーマのセレクトショップにあるのは:

うつわ

おみやげもの屋さん風ではないデザインのアラベスク模様のマグやプレート、シンプルなモノトーンの陶器のボウル。小さくてすてきなものがありました。

最高に香りのよいオーガニック石けん、スキンケア、ボディケア、ヘアケア製品など。夢のようだ・・。

 

文房具どっさり

アラベスク模様のノートやファイルや栞や便せんの数々。世界の美術館ギフトショップのオリジナル商品も集められています。もちろんイスラムのデザインです。

イスラム教の美術には人物があまり出てきません(教義でそういう決まりになっている)。幾何学的なもの、花や動植物をかたどったものが多いですよね。キリスト教や仏教のモブシーン芸術が続くと(好きだけど)つかれてしまう、ひと混みがダメな方におすすめです。ほっ。

 

お茶

パリの有名ブランドdammann。最上階のカフェテリアも、ここのティーバッグでした。(日本のお店は大阪にあるのですね)

 

アクセサリー

わたしの場合はアクセサリーはピアスだけなので、ここではうっとり見るだけ。でも楽しかった。センスよし。

 

美しい本

そもそも書店なので、見ごたえがあります。アラビア語やフランス語やドイツ語がわからなくても、美しい本の表紙をながめるのは楽しいです。

 

わたしが買いそうになったもの

で、買わないでがっくりしているもの。次回次回~。

  • 黒と、ごく薄い砂色の陶器のボウル
  • よい香りのボディクリームやオイル
  • お茶っ葉

荷物を持つのがイヤで「あとで空のスーツケースを持って買いものに来よう。ホテルにも近いし」とお店を出ましたが、あとになったらつかれて来られませんでしたとほほ。

この書店/ギフトショップでは、名刺交換をしてる人たちを見かけました。世界から集まった研究者の交流の場にもなっているのだな、きっと、と思ったのです。こういう場所って大切ですよね。(←きき耳たってるひとりだけ観光客)

 

展望テラス

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全身黒のピタピタ服とサングラス、ゴールドの装飾品きらきらな男の人がエレベーターにすべりこんできました。

わたし    「ぼじゅー」
ピタピタな方 「ぼじゅー」

・・沈黙・・

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ピタピタな方 「美術館に行くの?」
わたし    「そう。ここほんっとに美しいですね!」
ピタピタな方 「でしょでしょ美しいでしょ。でも先に最上階でテラスに出てながめをみたほうがいいよ!」

わたし    「ではそうします。ありがとうね!」
ピタピタな方 「じゃねっ (^_^)」(とレストランに消える)

わたし    「うっっっわ~~~~~~」

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足場の組まれたノートルダム寺院がみえます。

 

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↑テラス↓

 

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ぷつっと丸くとんがった屋根は、モンマルトルのサクレクール寺院(今回は行かなかったけど、意外といいのかも)

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食事

テラスと同じ階にすてきなレストランがあります。テラス席あり。エグゼクティブっぽいグループと(おそらく)デート中の人たちが、優雅にお食事を楽しんでいました。

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渡り廊下の反対側にはセルフサービス式のカフェテリアがひとつ。お勤めの方や学生さんらしき人々が定食をモリモリ食べていました。お惣菜を選んでよそってもらう方式で、アラブ料理のおかずがすっごくおいしそう!(遺伝性のお腹の病気で)食べられないわたしも、柑橘のルイボスティーでほっこりしましたよ。

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建築について読みたい方のリンク

 

次は図書館を利用してみたいな。

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本日のスペシャル

場所愛がはげしすぎて書きすぎた!力尽きた・・。

1日1新:聴力の数字を知る
はげしい耳鳴りとめまいで耳のクリニックに行ったら、すぐに聴力検査をされ、よく聴こえてるから問題なし処置不要、で安心だったのですが。(音楽家とか尋常じゃないひとでない)ふつうの人にしては聴力が高い。

そりゃ世の中がうるさく感じるはずです。幼いころ「ここうるさい・・静かなのがいい」と、誰とはなしにヨボヨボ訴えていたはずですな。なっとく。

それで思い出したのが、以前かかりつけのファミリードクターに「耳いいね」と言われたこと。(わたしは「そうですか」ってスルーだった)気づいてくれるドクターで幸運です。

1日1冊:Kristen Meinzer「So You Want to Start a Podcast」、Mason Currey「Daily Rituals: Women at Work」つづき。