バターなし、オイルなし。りんごごろごろ、シナモン香るアップルパイのレシピをご紹介します。脂質はパイ全体で5.47g。(わたしは1/8か1/6に切って食べるので、ひときれ脂質1g未満)
スターバックスコーヒーの注文カウンターの横にあるショーケース、魅力的ですよね。ガラスに鼻がくっつきそうな、じいいーーっと見ているひとがいたら、わたしかもしれません。
とくに季節のアップルパイは、パイ皮の砂糖のつぶつぶ、シナモンの茶色い煮汁、ぎっしりと詰まったりんごが良い景色。わたしは遺伝性の慢性膵炎持ちなので、外では食べないほうが身のためですが、自分で作れば悲しくなりません。(むしろめちゃくちゃハッピーに)
おいしく作るこつは、おいしいりんご+おいしい小麦粉を使うことと、好きな形にすることくらいです。
流れ
りんごを13分煮る
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パイ生地を作る
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型にパイ生地を敷き、りんごを詰める
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オーブンで25分焼く
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パン切りナイフを使うと、きれいに切れますよ。
道具
オーブン、くっつかないフライパン、ボウル、パイ皿(好みの型)、めん棒(生地を薄く伸ばせるものなら何でもOK)、シリコンスパチュラや木べら
今回使った型は、直径18cmのケーキ型です。テフロン加工がされており、底は取れるようになっています。
材料
中身
- りんご 皮と芯を取った正味 700g(大きめ3.5個)
- シナモンパウダー小さじ2
- 水 大さじ2
今回は、秋陽(しゅうよう)という、山形オリジナルのりんごを使用しました。甘味も酸味もしっかりなので、砂糖を入れなくてちょうどよいです。シナモンの量は、お好みで加減してください。わたしはシナモン好きです。
パイ生地
- 小麦粉 125g
- 砂糖 小さじ1.5
- 塩 ふたつまみ
- もめん豆腐 60g(水切りしない、そのまま)
- 水 大さじ3
型の用意
- オイル 0.5g
- 砂糖 小さじ1.5
作り方
りんごを煮る
- りんごは4つに切って、皮と芯を取る。
- 冷たいフライパンにりんごを並べ、水大さじ2を加え、フタをして中火にかける。10分くらい煮る。
- フタを取って、シナモンパウダーを汁気のある場所めがけて入れる。スパチュラなどでささっとかき混ぜて溶かし、フライパン全体にゆきわたるようにする。
- 火を強めて3分ほど汁気を飛ばす。
パイ生地を作る
硬めでチュウイーな食感のパイ皮です(そりゃそうです。粉と豆腐ですから)。よく噛んでお召し上がりください。
- 大きめのボウルに小麦粉、砂糖、塩を入れ、泡立て器などでぐるぐるかき混ぜる。
- 小さいボウルに豆腐を入れ、フォークでつぶす。
- 粉類のボウルに豆腐を入れ、フォークでさっとかき混ぜる。
- 水を少しずつ加え、そのたびに手でさっとかき混ぜて、まとめていく。
- ひとまとめになればパイ生地できあがり。そのまま放置しておく。
型の用意をする
- 洗った手にオイルをぽたっとたらし(ぽたっ、で0.5gくらい)、型の底と側面に、さーっと薄くのばす。
- オイルを塗った底と側面に、砂糖をパラリとかけるとくっつく。側面にふりかけるときは、型を斜めにするとよいです。
パイ皮を伸ばして型に敷く
- この辺でオーブンの予熱をスタート。温度は210℃。
- 平らな台の上に、オーブンペーパーを2枚乗せ、間にパイ生地の半分を乗せる。
- オーブンペーパーの上からめん棒などで生地を伸ばし、3mmくらいの厚さにする。
- 伸ばしたパイ生地を、型の底の形に合わせて切り取り、型の底に乗せる。
- 残りの半分のパイ生地も同じように伸ばし、側面にくっつけたり上に乗せる。
好きなデザインにして、穴やすき間は、目張りすれば大丈夫です。
型にりんごを並べて焼く
- 型にりんごを並べる。(りんごは柔らかいので、やさしく)
- スパチュラなどでフライパンの底の煮詰まった汁をこそげ落とし、りんごの上にかける。
- オーブンに入れて25分くらい焼く。
- (型やオーブンによって時間は異なるので)好みの焼き色になったらオーブンから出してワイヤーの上へ。
- 粗熱が取れたら型から出して、さらにワイヤーの上で冷ます。
熱いうちに切ると煮汁がどわーっと流れ出て、それも美味ですが、きれいに切りたい方は冷めるまで待つのが吉。冷蔵庫にひと晩入れておくと、皮がしっとりして、りんごの味が鮮烈になりますよ。
この記事をOEさんに捧げます。思いがけないプレゼント、ほんとにうれしかった。ありがとうございます!!(おいしかった~)
本日のスペシャル
1日1新:ハビットトラッカー、2X4と1X4で柱を建ててみる
1日1冊:Gerald Durrell「The Corfu Trilogy」、Gretchen Rubin「The Four Tendencies」
ふと見つけた記事「大人の段ボールハウス&家具をつくる!「部屋に小屋」を30分で」の、写真の方が、かなりうれしそうで…
わたしもしばしばツギハギなものを作っては悦に入ってるので、親近感を持ってしまいました。