組織でも個人でもそうなんですが、バイオリズム(*1)みたいに、長いスパンでみると調子が良いときと悪いときがあります。

今では「想像できない。元気そうじゃん」と言われますが、わたしも病気で寝たきりの頃がありました。

中学生のときから通ってきた竹橋の近代美術館にも、何かの事情で低調な時期があったのだと思います。ちょっと悲しかった。

あるときからすぅっと上向きになって、いま最高にいい感じな東京国立近代美術館をご紹介いたしますね。

常設展は週末でもゆったりとみられますよ。(ミッドセンチュリーモダン好きな方に特におすすめ)

  • 月曜休館(祝日や振替休日は開館、翌日休館)
  • 10:00~17:00(金・土は夜20:00まで)
  • 東西線の竹橋駅1b出口(目の前の横断歩道渡って右側)

 

さっさと写真

美術館スタッフの方によると、フロアと作品によって撮影OK、ブログに掲載しても大丈夫とのこと。掲載したブログを教えていただけたらうれしいです!とスタッフの方ニコニコ。ありがたいですね。

【館内における写真撮影等の注意事項】を確認し、他の方のじゃまにならぬよう、心落ち着く環境づくりを担う気持ちでまいります。

 

眺めのよい部屋

まずは「眺めのよい部屋」という秘密の小部屋で休憩。

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ほの暗い短い廊下を抜けて、細長い小さな部屋に入ったとたん、視界がひらけます。

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皇居のお堀の深緑いつもうつくしい。

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この辺に腰かけて、ぼおっとします。

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窓から見えるビル群と椅子のリズムがぴったり合うデザイン。

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ミッドセンチュリーモダンとかよくわからないし、ブルータスCasaに出てくるような「◯◯の椅子」とかどうでもいいわたしも(←すいません…)、近代美術館の空間や家具が大好き!(*2)

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10:34 この時間はほんとに静か。

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誰にもどいてもらっていません。

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日本画の部屋

床も素敵で下を向いてうっとりします。常設展のあるフロアの床は、このようにマットなグレーっぽい濃い木の色。マットな墨色のフロアもありました。

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下村観山 「木の間の秋」 1907年 屏風右側

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琳派のパタン形式と写実的な描写が、混ざっててんこ盛り

 

下村観山 「木の間の秋」 1907年 屏風右側

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奥村土牛 「胡瓜畑」 1927年

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小林古径 「機織(はたおり)」 1926年

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片岡球子 「喝仰(かつぎょう)」 1960年
コトバンクによると、喝仰とは、”渇いた者が水を切望するように、仏を仰ぎ慕う意。”

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右手の壁はネイビーで、一面なにもないスペース

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ここも壁はネイビー

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速水御舟 「京の家・奈良の家」 1927年

こちらが京都の家。

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静と動の、静のほう。

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一方こちらは奈良の家。

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動のほう。

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:)

 

日本画ではない部屋

近代美術館の階段の木の手すり、その辺で見かけるものよりも細くできています。美しいのですよ。チェックしてらしてくださいね。

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バーバラ・ヘップワース 「待っている4人」 1968年

ひとめ見てそれとわかる作風だから優れた芸術家なのか
優れた芸術家の作品は頻繁に見るからひとめでわかるのか
とにかくバーバラ・ヘップワース

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リ・ウーファン 「線より」 1977年

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このベンチの脚は少しだけ内側に傾斜しているのです。

 

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このベンチもたたずまいが。

 

近代美術館といえばコレ!な部屋

この日は周囲の方々のじゃまになりそうだったので、写真は撮りませんでした。リンクでご紹介いたしますね。(*3)

画面の上でカーソルを動かすと、部分を拡大したり、移動できます。画面右上の「画面切替」というボタンを押すと、作品の説明が見られます。

 

注釈

(*1)CASIOの計算サイトに、生年月日を入れるとバイオリズムを計算してくれるページがあります。わたしもやってみましたよ。

(*2)展示室のリニューアル設計の説明と写真がみられる、東京藝術大学のサイト。説明にすごくすごく共感。今日いちばんのおすすめページ!

(*3)すべて「鑑賞教育キーワードmap」というサイトです。

あなたが場所愛を感じる美術館は、どこでしょうか。

 

本日のスペシャル

1日1新:田富なす(山梨の)
1日1冊:Marc Lewis「The Biology of Desire: Why Addiction Is Not a Disease」、樺沢紫苑「毎日90分でメール・ネット・SNSを終わらせる99のシンプルな方法」つづき。

 

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