この家に引っ越してきたわたしに最初に声をかけてくれたのが、同じ建物のご近所さん「Mさん」です。
現在は引っ越しされて遠くに住んでいるMさんですが、仲よくしてもらい、本当に感謝しています。

Mさんには子どもがふたりいて、2番目の子が生まれてすぐに重篤な疾患がわかったそうです。臓器移植をしなければ、赤ちゃんが生きて成人するのは難しい。

さいわい母親であるMさんが生体移植ドナーとして適合し、子どもに手術に耐える体力ができしだい、自分の臓器の一部を子どもに移植することに決まりました。

Mさんに初めて会ったとき、2番目のお子さんは、身長180㎝超え、サッカー部員で真っ黒です、な高校二年生でした。手術を受ける前のビフォー写真を見せてもらったら。
なんてちびっちゃいの!2年やそこらでこんなにでかく・・・すごい。ああびっくりした。

ああよかった、移植手術ができて。助かって。

Mさんと話したり行動をともにするうちに気付いたのは、Mさんはセルフケアの達人だということでした。

Mさんは自分の身体が、自分が健康であることが子どもの命を救うことを、十数年間つねに意識しながら暮らしていたひとです。
もしも自分が病気になったり自分の身体が傷ついてしまったら、移植手術ができなかったら、高い確率で子どもは生きられない。

だから、家族の世話や病気の子どもの治療や教育でいそがしくても(そもそも小さな子どもをふたり育てるというのがすでに大変だ!)、猛烈なセルフケアを実践してきたのではないかな、とわたしは思うのです。

では!持病があり体力ひかえめなわたしがMさんを見て真似していることを、Mさん語録とともにご紹介します:

休憩する

いっしょに買い物に出かければ、とうとつに 「ハイ、休憩、休憩しようね~」と喫茶店やカフェ(←なんでもいいのです、休憩できれば)に入ります。しばらく歩いたら、また「ハイ、ジュース飲もうね~」とジューススタンドの脇に座って休憩。

 

帰ってもらう

リビングルームで部活ミーティング中のみんなに 「6時までに帰ってくれなかったらおばさん困るんだからねっ!」
サッカー部員十数名 「はーい」

(その場にいたわたしは、自分もこれからパーティーのお開きはこういうふうにやろう!と心に決めたのです 笑)

 

昼寝の習慣

「昼寝ってほんとに大事だよね」

 

お風呂が先

夕方6時すぎ 「え?もうお風呂入ってパジャマだよ?」

 

Mさんのように、子どもの命という極めて決定的な動機付けでなくても、あなたがご自分の身体を大事にすることで、命を救われる人がいると思うのです。
だから休憩しましょう、休憩。そして今夜は早く寝ましょう。

 

本日のスペシャル

1日1新: プロトタイプのハンドバッグ、テクノロジー系セミナー

Mさんの最近: Mさんは子どもが成人してからマラソンにはまりました。人生初のフルマラソンをホノルルで完走し、次はロンドンマラソンだそう。
「旅行の最後にレースを入れると気になって楽しめないから、次は現地入りしたらさっさと走っちゃって、のびのび観光とか食べ歩きとかしたいわ~」と話していましたよ。
マラソンてさっさと済ませる用事なのね・・イイね!を50回くらい押したくなるわたしでした。

 

2017-04-09 10.18.11