今年の春ごろ、ふと気まぐれに旅行のSNSをはじめてみました。そこでわたしを見つけてくれた人達が、家に泊まりに来てくれるように。(←気が合う人だけ、たまに泊めます)

先月ふた泊していった Eさんと夜ご飯を食べながら、あれこれ話していたときのことです。

ゆで卵を指で小さくちぎって口にほおりこみ、いつまでもぐもぐしてんだろうと思うくらい時間をかけてゆっくりと味わうEさん。

最後のもぐもぐを終えて一瞬まぶたを閉じ、ふたたび開くと、

「彼が何を考えてるのか知りたい、知りたいよう~」
「W(←彼の名前)はいったい何を考えているんだよう~」

と訴える。

Eさんはフランスからアジアへ長期の旅行に来ているところ。バックパッカーです。Eさんの恋愛状況はいま、ふたりの青年から成り立っています。

ひとりはAくん。フランスにいるときに出会い、彼女彼氏でつきあっていて、いまも毎日メールで話している。Aくんは両親といっしょに住む、とってもシャイな大学生。彼女がいることをお母さんにも言えないでいる。

もうひとりはWくん。彼ともフランスにいるときに出会った。たまたま彼も日本を旅している途中。我が家に来る前日も、東京でいっしょに時間を過ごしたところ。彼はEさんとの関係を「ぼく達セックスフレンドだよね」と言ってる正直者。他にも何人か、セックスフレンドな女子がいるもよう。

で、EさんはWくんが自分をどう思っているのかを、知りたいのです。

わたし 「セックスフレンドって思ってるんでない?」
Eさん  「それはそうなんだけどさ!!!」

みもふたもなくてすまぬ。誰かが自分をどう思ってるか知りたい、っていうとき、わたし達の心は、

この人にこう思われたい、しかしそうでないのでは?実際そうだといいのだが!そうでないのか?ぜひ自分だけを好きになって欲しいのだが、苦悩!

と千々に乱れるのですよね。わかります、ふふふ。

Eさん 「そうなの!Wに自分限定で好きになって欲しい!」
わたし  「Aくんはどーすんの?」

Eさんはスマートフォンをイナズマのように操作すると(19歳ですからね)、1枚の写真を見せてくれました。

びよーっと拡大してみるとそこには、ノートのページの真ん中にタテ線が一本引いてあり、左にWくん、右にAくんの名前が。

WくんとAくんそれぞれについて、好ましい点と好ましくない点が細かくリスト形式に記載されており、それぞれに+と-の点数も。

Eさん 「合計点が同じなの!どうしよう」
わたし 「・・・・・」

わたしが絶句したのは、Eさんのリストがすばらしかったからではなく(洞察力と表現力が秀逸!)、リストのデザインが美しかったからでもありません(Eさんは絵を描く人なのです)。

なぜ Eさんが SNS でわたしのプロフィールを見つけて「泊まらしてください」と連絡をくれたのか、わかった。

我が家は都心から1時間半もかかり(かなり遠い)、わたしはEさんと年が近いわけでもなく(マダムですよ)、豪華なおうちってわけでもありません(壁紙ビニールですよ)。

そんなところに来たのはたぶん、ものごとのやり方が似ているから。

初めて会ったとき、「プロフィールで、あゆーこが情報を配置する方法にピンときて、この人にしよう!って思った」と話していた E さん。そのときは「ふーーん」と思っていたわたしですが、納得しました。

時間切れなので、AくんとWくんの話は続く。

 

come back anytime (6)

(写真はEさんが東京で買ってきたくれた日本の伝統的な小さな薄荷の飴。おいしく味わってます)

 

本日のスペシャル

ご近所さんがある日ナチュラルに言うのです。「徹子の部屋に出たいの!出たくない?しゃべりたいことあるのよ」

わたし     「わたしは出たくはないけど・・」
ご近所さん   「えーなんで?」
わたし     「わたしじゃなくてパートナー(←いない)が出て、徹子さんに『でもあなたほんとに奥さまの話ばっかりなのねフフッ』とか言われるのテレビでみる(←テレビない)」
ご近所さん   「こ、このおんな~~~」

このくらいに思ってないと、わたしみたいな人は(相手のペースに合わせてつかれてしまうので)恋愛はきびしいと思う。それにしてもご近所さんもわたしも妄想はげしいよ。

1日1新:本棚とブックカートのデザイン
1日1冊:Grace Bonney「In the Company of Women」、堀井和子「こんなふうに食べるのが好き」各少々。