2021年10月29日のニュースレターに、『来年(=2022年、ことしです)の目標:友人関係に時間をかける』と書いていたわたし。
ちょうど1年たったのだなぁ・・と思いながらこの記事を書いています。
2021/10/29 チーム馬の骨ニュースレターより
こんにちは。今日のごきげんいかがですか。
こちらはつかれ目で目がかすみ、画面の文字が二重に見えています。が、気にせずさっさといきますよ。
本日のよもやま話は3つ。
・来年の目標:友人関係に時間をかける
・50時間と200時間
・日本っていいな~と思うこと
♦来年の目標:友人関係に時間をかける
またなぜ10月からそんなことを考えているのかというと、今ちょっとした事情で、友情と友人関係について書いたり話し合ったりしているから。
ふだん行かないような場所を訪れ、ぜったい会わないような人々と話し、本を読んで思うことは・・みんなさみしいのです。これはわかる。パンデミックだったし。
そしてもうひとつ。年齢にかかわらず(びっくりするほど)多くの人が、インスタント友情を求めている。
安全そうな誰かと、いますぐ『友達』になって、自分からは何もせず(緊張したり傷ついたり気まずいのはx)、受け身のまま気持ちよくなりたい。
友達すくないわたしが言うのもなんですが・・いやもう何も言うまい。つづく!
♦50時間と200時間
「How many hours does it take to make a friend?(友達を作るには何時間かかるか?)」という研究論文でおこなった実験によると、
・『知人』から『それほどは親しくない友人』になる → 50時間ともに過ごす
・『それほどは親しくない友人』から『友達』になる → 90時間
・『友達』から『親友』になる → 200時間
これくらいかかったそうです。
論文のあらすじ?は、Psychology Todayの記事「How Do You Make or Maintain Friends? Put in the Time.(友達を作るには・友人関係を続けるには?時間をかけること)」にわかりやすい解説があります。
人にも状況によりけりでしょうけれど、わたしはこの数字、もっともだと思う。友人関係はゆっくりゆったり時間をかけて作っていきたいです。
友達を作る以外の場面でも、急ぎたい気持ちになったら「50時間、90時間、200時間。」と思い出してはスローダウンしています。
♦日本ていいなと思うこと
家族の住むアメリカに行って帰ってきて、日本ていいなと思うのが「友達がいるか」という質問をされないこと。たとえば:
空港でタクシーに乗り、運転手の方とお話しながら目的地へ向かっているとき。以前わたしがアメリカに住んでいたことを話したら、運転手さん
「お?じゃあ懐かしい友達に会うのが楽しみだね♪」
「この町に友達は何人いるの?」
と、まるで自分のことのようにうれしそうに訊いてくれるのです。(こういう体験した方いらっしゃいますか?)
「いまのところアメリカには友達いないの。この町にもどこにも」と答えたら、運転手さんめっちゃひいてしまいました。汗でてた。そんなに動揺しなくても。
アメリカの人々って友達がいるかをすごく気にする印象です。
友達たくさん=よい人生、いなかったら人生はじまらんだろ、みたいな発言も耳にする。(友達いる人のほうが健康で長生きで幸せを感じがち、というデータもあるので正しいといえば正しいが大げさだ)
日本では「あなた友達はいるの?」「ともだち何人?」みたいなことってまず聞かれたことがありません。
気にするポイントが違うだけなのかもしれませんが、わたしにはそのテンションの低さが好ましいです。
友達っていう言葉、Facebook のせいでとってもチープな響きになっちゃった気がする。まあでも。Facebook がなくなったあともずーっと生きのびるよい言葉だと思うので!安心しとこう。
すてきな週末をお過ごしください。
あゆう子
2022年はどうだったのか
この一年、友人関係に時間をかけられたのかというと、はい、かけられました。気の合う人と、好きな人と、こつこつ。
ありがたいな。
それと最近、手紙を書く楽しさを感じています。
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