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ありがとうと言わない人がいます。
あなたが送った企画書のたたき台を、相手は受け取ったらしい。でも受領確認も、ありがとうも、ない。
部下(でも外注でも)の案を採用したのに、それについては何も言わない。
あなたとしては釈然としなかったり、ほんの少しだけ心が傷ついたり、モヤモヤするけど、まあ仕方ない。
とか思っている間に時は流れ…
じわりじわりと積もり積もった怒りが大爆発してもうやめる!絶縁!
みたいな事件?につながることがあります。
わたしは「こういうことがあってやめられてしまった」と困惑した上司の話を聞くことがあります。
ありがとうと伝えない(伝えられない?)理由はいろいろあると思うのですが、わたしには最近こういうセオリーがあります。
人によって、感謝の気持ちが発生するタイミングが違うのではないか。
ざっくりわけると:
- 結果が出てはじめて「ありがとう!」と思うタイプの人
- プロセスに対して「ありがとう!」と思うタイプの人
もしかするとその上司は、結果が出るまで感謝の気持ちが発生しない人なのかも。
金額や数値、目に見える外からの評価などを手にしてはじめて「ありがとう!」と思うタイプの人なのかなと思います。
風が吹くのと同じ。そういう人なのです。
わたし自身は、プロセスに対して感謝の気持ちを感じるタイプです。
望ましい結果が得られてから「ありがとう」なのではなく、そこに至るまでのプロセスをひとつひとつ認めたい。
(プロセスに対して感謝の気持ちを感じるタイプの人は、結果についても感謝を感じます。結果はプロセスの一部だから)
風が吹くのと同じ。そういう人なのです。
ここで興味深いのは、
どちらのタイプも、まずはプロセスに対して「ありがとう」と言われたいのだ
ということです。
最初わたしは、結果が出るまで「ありがとう」を言わない人といっしょに仕事をするとしんどいのは、自分自身がプロセスに対して感謝の気持ちを感じるタイプだから、と思っていました。ところがちょっと考えてみると、
結果が出るまで「ありがとう」と感じない(から言わない)人も、わたしと同じなのでした。彼らだって、仕事をしたら、プロセスに対して「ありがとう」と言われたがっているではないか!(←「こうやって『ありがとう』と言ってくれるのは川島さんだけ」というボヤッキーも聞くし)
人は、その人がした仕事のプロセスに対して「ありがとう」を言われる必要がある、とわたしは思っています。
でないと冒頭に書いた、モヤモヤの蓄積(とその先の爆発事件など)が起こりますし、望ましい結果が出るまで感謝の言葉を一切伝えない人と仕事するのって、けっこう大変。
ではどうすればいいのか。
2.のタイプ(プロセスに対して「ありがとう!」と思うタイプの人)は、感じたままに適宜ありがとうを伝えればよし。
1.のタイプ(結果が出てはじめて「ありがとう!」と思うタイプの人)は、「ありがとう」と感じていてもいなくても、メッセージやメールには「ありがとう」と書くことです。
感謝の気持ちを感じていないのに「ありがとうは?」と言われたら、誰だってムっとします。強制されるのはイヤですよね。
でも、人はその人がした仕事のプロセスに対して「ありがとう」を言われる必要があるのです(しかも自分も感謝されたいわけですし。ここは譲歩する価値があります)。円滑な業務の遂行と、トラブル回避のためにもなるかもしれません。
どうやって何を書けばよいのかという1.のタイプの方に、
ちょっとしたテンプレートを
お渡ししてみました。メッセージやメールに、コピー&ペーストするだけ。
さっそく使っていただきましたよ。早いなあ。ありがとうございます。(^・^)
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何かを受け取ったとき
見ました、ありがとう!
届いた!ありがとう!
受け取りました、ありがとう!
これから見ます、ありがとう!
アイデアを使ったとき
◯◯やってみた、ありがとう!
◯◯のおかげで◯◯した、ありがとう!
◯◯に使ってみた、ありがとう!
よくわからないとき
◯◯ってどういう意味か、もう少し教えて。ありがとう。
◯◯はどうするのかもう少し詳しく書いてくれる?ありがとう。
この◯◯についてもう少し詳しく知りたい、よろしく!
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本日のスペシャル
1日1新:アマノフーズフリーズドライステーションで試食(おいしかったけれど、減塩タイプでもわたしにはしょっぱかったです。続けて食べるのはつらい。次は味のついていないフリーズドライ野菜を売ってるお店を試してみよう)
1日1冊:Kevin Kwan「Crazy Rich Asians」
久しぶりに会った親友が「来月は誕生月だからね♪」と抱えてきてくれたバスケットです。うれしい!ありがとう!!おいしかったです♥