HSPでもエンパスでも、ひと混みがダメでも内向的でも、呼び方は何でもいいです。

もしもあなたがそういう人ならば、あなたの気の合うひと・好きなひと達に、HSPであることを知ってもらって欲しいのです。

この記事では、誰かに自分のことを知ってもらう感覚について書きます。

 

ところで known(のうん)て何?

「ところでタイトルに known(のうん)ってあるけど、これ何? 敏感な人と関係あるの?」とお思いでしょうか?

はい、あるんです。

know は英語で「知っている」「わかっている」という意味。

known はそれの過去分詞。(過去分詞という文法用語はまあどうでもいいので、気にせずふむふむ読み進めてください)

known(発音:のうん)は受け身の「知られている」「わかられている」という意味。

 

20世紀末の東京であった本当の話

ではここで、西暦 1999年?もっと前?ごろの東京であった話を。

良き友Sちゃんと、青山一丁目の駅地下にある「エル・グレコ」という、レトロでおいしい定食喫茶で夜ご飯する約束があったわたし。

いつものように先に行ってお水のみながら待ってます。(←早めに到着していたい性質)

お腹ぺこぺこで颯爽と現れた仕事帰りの Sちゃん。ソファに座るなりバッグに手を突っ込んで、角がちょっぴりヨレっとした本を出し

「これこれ!この本。あゆう子ちゃんのことが書いてある!これはまさにあゆう子ちゃんのことが書いてある本だよ!プレゼントするから」

と言うのです。いつものように腕をすぃっと伸ばして本を渡してくれます。

ありがと。

1996年に世界で初めて出版された HSP本「The Highly Sensitive Person」でした。(←HSPという言葉を作った心理学者エレイン・アーロン博士の)

家に帰ってさっそく読む。たしかにわたしのことが書いてある、ぜんぶ。ぶっとおしで読みました。

恵比寿の古書店でこの本を見て(この本!あゆう子ちゃんのことが書いてある!)と即買いしてくれたSちゃんとは、ハウスメイトとして2年近く同じ家に住んでいました。

見ていてくれたのですね。

誰かがわたしを知ってくれている、わかっていてくれた、という感覚は、ほんとうにほんとうに心強いもの。

二十数年後のいま思い返しても、温かな気持ちになります。

それが known(のうん)*という感覚です。

 

心理学者はどう言っているか

known(のうん)な感覚が、人間の心に与える(ポジティブな)影響についてはいろいろ書かれています。が、ここではわたしが好きな記事から、少し抜粋しますね。著者は心理学者です。

Valleda C, Ceccoli 『ON RECOGNITION – And the feeling of being known.』より。

There is something about the feeling of being known that changes everything experientially. This is because recognition has a regulating effect: the fact that we feel understood and seen by another helps us to feel secure, safe, and emotionally balanced.

知られているという感覚は、経験的にすべてを変えてしまう何かがあります。なぜなら、認識には調整作用があるからです。他者から理解され、見られていると感じることで、安心感、安全感、感情的なバランスを感じることができるのです。*

HSP なわたし達にとって、安心感、安全感、感情的なバランスはもっとも大切なこと。

ご自分の記憶のなかの known(のうん)な感覚を、ぐるりと探してみてください。ないですか?大丈夫。想像してみてください。あなたは自由です。これからです。

 

known
[画像はパワーポイントの自作スライドをSnipping Toolで切り取りスクリーンショットしたものです]

*日本語訳は無料翻訳ツール Deeplさんにやってもらいました。カンタン簡素でわたし好みなのです。おすすめ。

この記事をSちゃんに捧げます。

 

本日のスペシャル

何年か前に、このこと(HSP本をプレゼントしてくれたこと)を Sちゃんに話したら「へー。そんなことあったっけ?」と忘れていたようです。ふふふ。わたしは忘れませんからね。

最近のおいしい1日1新:①新しいラザニアレシピを開発。香りがよくておいしくて完全に天才かもしれません。(←違います。天才は、市場で手に入れた生のタイムの枝と葉です)②新しいフランスパンのレシピを開発。香りがよくて皮バリカタで完全に天才かも(中略)天才は、フランスの小麦粉シャントゥールさんとパナソニックのホームベーカリーさんです。

1日1新:映画「ピッチ・パーフェクト
1日1冊:Elaine N. Aron「Highly Sensitive Person」、Helen LaKelly Hunt「Receiving Love」各少々。