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ハンドメイドのバッグの作り方だと思って読んだら倒れるかもしれない内容です。お裁縫が得意な方は座ってお読みください。
お裁縫ができない方は、なんともないと思いますので、ふつうにお読みください。
なんでなんのためにこんなの作ってんの!?とお思いの方は、こちらの記事にいきさつがありますので、よろしければどうぞ。
黒いほうは2年ちかく、赤いのは1年くらい使っています。
こういうハンドバッグです
軽量(黒いの120g、赤いの102g)
ロゴなし・ミミなし・模様なし
わたしはパソコンを買うときに「あーあ。このリンゴのマークがなかったらなあ」と思うタイプです。
ポケット・かざり・裏地なし
だから軽量。凸凹ないデザイン。
持ち手が細い
持ちやすい。カジュアルというかスポーティーにならない。(←スポーティー似合わない)
使わないときはパタンと平たく
使うときは自立する
ポケットが無い
ポケットがないので、小さいものは底にもぐります。わたしはあんまり気になりません。(鍵とお財布とiPhoneの場所は決めています)
バッグの中を探すのってエレガントじゃない、とか、時間がかかって迷惑だ、と言われます。でもそんなに急いでどこへ行く?エレガントにガサゴソすればいいのではないかしら?と思うタイプです。笑
好きな色だけ
なごみます。
今日の中身は、下から時計回りに:黒い折りたたみキーボード、小物ポーチ、白いモバイルWi-Fiルータ、フリクションペン2本、リーガルパッド紙3枚、化粧ポーチ、メガネケース、お財布、しまうま柄エコバッグ+写ってないiPhone。
中身に関する記事:
・バッグの中身をおしゃれに軽量化!15gの化粧ポーチ&31gの財布
・バッグの中身: バッグをすっきり軽くしてくれるアイテム
合皮
合皮なので軽く、少々の雨も平気です。しかし将来は不燃ゴミなので、これは課題。
作りが超てきとう
作りがめちゃくちゃですが、模型と思えばなんでもありません。まったく壊れない。
ほつれない生地ゆえ端っこの処理は不要。
流れ
材料と道具を用意する
↓
型紙を作る
↓
切る
↓
ミシンかける
道具
ミシン、はさみ、マスキングテープ、模造紙、ペン、リッパー(間違えて縫ったところもこれでさっさとほどける。糸を引き出すのに便利)
ハンドバッグの構造はぜんぶ直線+四角で、端っこを合わせて縫えば形ができるようになっています。よって、まち針やしつけ糸などは不要。
材料
- 合成皮革
- 糸
- 持ち手
↓模造紙の線は、ひとマス5cm、点線が2.4cmです。大きさはテープメジャーを参考にしてくださいね。
どこで買う?値段は?
何軒か見て、材料はすべてスワニーというお店で手に入れました。オンラインストアと実店舗(鎌倉と山下公園)があります。
風合いがよいのと、欲しい色がきれいだったので、レザービーという生地にしました。
合皮生地
レザービー合成皮革 Leather Bee 幅135cm 740円/50cm
黒いバッグには「16 ブラック」を、赤いバッグには「11 ガーネット」を使用。どちらも50cmあれば作れます。
糸
レザービーのページの、生地の色名の横に、おすすめ糸(シャッペスパン)のリンクあり。220円。一発で色の合う糸が買える。
持ち手
合皮持ち手 手さげタイプ 2本組 5mm巾×30cm 500円/2本組
黒いバッグには「9 黒」を、赤いバッグには「1 オフ白」を使用。触り心地は柔らかくなめらかでも、プラスチック芯が入っているのでしっかり。とても持ちやすいです。
本来はバッグの表側に手縫いで付ける商品らしいですが、わたしは丸いディテールを出したくないので、ミシンで内側から付けました。
作り方
- 型紙を作る。模造紙に線を引いて、はさみで切る。
- 生地を裁断する。生地の裏側に型紙を乗せ、周囲をマスキングテープでぴったり貼り付ける。マスキングテープごと型紙に沿って切る。マスキングテープをはがす。
- 生地にペンでしるしをする。型紙を見ながら定規で、縫うところと折り返すところに線を引く。だいたいわかればOK。
- ミシンの準備をする。*各自マニュアルを読んでがんばってください。
- バッグ本体を縫う。順番は、バッグの底と側面を縫う→開口部を内側に折り返して縫う。縫い始めと終わりだけ往復、バッグの内側に糸を出して、2つくらい固結びして糸を切る。
- 持ち手を本体に縫い付ける。バッグの内側のよさそうな位置に持ち手の端っこを置き、3往復くらい縫って、内側に糸を出して2つくらい固結びする。バッグをひっくり返して完成。
*ミシンのマニュアルは親切に説明してくれるので、そのとおりにやればできます。知らない単語や、発音できるけど何のことをいってるのかわからないフレーズは、索引を見て調べると謎がとけます。
わたしは針の太さや縫い目などもよくわからないので、デフォルト設定そのままだったり、ダイヤルを回して直感的に調節します。縫い目のサイズがいろいろ混在していますが、問題ありません。
お好きな方だけお試しを。
本日のスペシャル
「気の長い軽量ハンドバッグのプロジェクトはどこに流れていくのか」という記事について、読者の方からメッセージをいただきました。
ハンドバッグぜひ販売して欲しい、販売が難しいようなら作り方だけでも、とおっしゃっていたので記事を書きました。
超小ロットで量産して予約販売・・モノ派じゃないわたしはときめきません。
どこを探してもこういうハンドバッグが無い理由は、そもそもそういうのを欲しい人が少ないから。(だから仲間が見つかるとなんだかうれしいのですよね!)
そういう人は、アイディアを提供して誰かとコラボするとか、自分で作るのが吉。
いろいろめんどくさいこともありますが、自分の望みどおりに模型を作ってみるとよいのは、「わたしにはこれが合うみたいだ」と身体感覚でわかること。
それと、「わたしが考えているものはこれです」とか「わたしはこういう人です」とか「わたしが欲しいのはこれです」とか「これを作ってください」と人に見せることができることかな。
そして、模型だと思って作ったらそれでちょうどよかったりする場合もあります。ということで
本日わたしが言いたかったことは、ハンドバッグじゃなくても人生いろんな場面で、模型を作ってみるという方法がある、ということです。(長い!)
1日1新:Plagiarism Checker By EduBirdie、Plagiarism Checker by Grammarly
1日1冊:Jeff Walker「Launch」、奥村絵里「世界一わかりやすいZoomマスター養成講座」、Min Jin Lee「Pachinko」続き。