卵っておいしいですよね。

「膵炎 卵」「すい炎 卵」

「卵はすい臓にいいですか」「膵炎 卵はダメ」

「すい臓 病気 卵 食べていい?」「膵炎 たまご食べていい?」

これらはわたしのブログをみつけてくださった方々が Google さんに尋ねたキーワードのほんの一部です。

膵炎と卵を組み合わせたキーワードは非常に多く、大勢の方が

(卵は・・食べていいのか?)

と逡巡なさっているのですね。同じことを考えている仲間はたくさんいますよ!

もしもあなたが卵アレルギーならダメですが、そうでなければ食べてもいいのでは。ベテラン慢性膵炎もちのわたしはおいしく食べています。ただし、

卵は高脂質(1個につき5.7g)なので、低脂質になるように工夫する必要があります。低脂質にするやり方はシンプル簡単で、

 

卵黄を取ってしまうか卵黄を減らして、脂質の量を調整する

卵黄1個の脂質は 5.7g、卵白 1 個の脂質は 0.2g。

脂質は(ほぼ)100% 卵黄にあり、卵白は(ほぼ)脂質ゼロ。

卵黄を半分にすれば、脂質も半分。卵黄を1/3にすれば、脂質も1/3に。卵黄をすべて取ってしまえば脂質はなくなります。

膵炎もちのわたしが卵を食べるには、そのときどきの状況に合わせて、卵黄の量を調整すればいいだけです。

卵黄の量を調整って・・・どういうこと?(1個とか2個とかじゃなくて?)(白身オンリーとかじゃなくて?)

 

どうやって調整するのか:具体的な方法

はい。卵黄なんて自由に使いたい量だけ使っていいのです。

生の卵なら:スプーンで卵の黄身の皮をやぶり

ham and egg (9)

不要な分をすくって捨てれば脂質の量を自由に調整できます。

ham and egg (10)

黄身の皮をやぶってはいけない法律とか黄身をすくって取り除いたら厳罰とかは、ないので大丈夫です。

ゆで卵なら:さらに簡単ですよね。ナイフや手で黄身の要らない分を切りとるだけ。

 

低脂肪ハムエッグ

この記事では、慢性膵炎20年選手のわたしが大好き(でお腹にも大丈夫)な、低脂肪ハムエッグの作り方をご紹介します。まずはとりあえずどんなものか、写真を。

↓ハムエッグトースト

ham and egg (4)

玄米粉50%入りのホームベーカリーパンのトーストに、ハムエッグを乗せたもの。脂質の合計 4.06g。(パン、卵、ハムすべての脂質の合計)

 

歯型失礼します。おいしい!玄米粉のパンに合う!

ham and egg (5)

(わたしは卵と米の組み合わせが好きなタイプです。なので米粉系パンを合わせたい派)

 

↓ハムエッグ丼

ham and egg (21)

白いご飯にハムエッグを乗せたもの。脂質の合計 3.68g。(ご飯、醤油、卵、ハムすべての脂質の合計)

ham and egg (22)

 

黄身の部分をくずし、そこに醤油をかけてご飯とともに食べるのが最高だと思う。

ham and egg (24)

 

どれくらい低脂肪なのかを比較

普通脂肪バージョンと低脂肪バージョンの、合計脂質を比較しました。

 

普通脂肪ハムエッグ(←クリックすると画像)

  • 卵1個、ロースハム1枚、オイル小さじ1弱、の場合、脂質 9.24g
  • 卵を2つ、ロースハムを2枚にすると、脂質 16.47g
  • (ロースハムをベーコンに替えると、脂質 27.94g)

 

低脂肪ハムエッグ

  • 卵白1個、卵黄0.5個、ロースハム1枚、サラダ油なし、の場合、脂質 3.41g
  • 卵を2つ、ロースハムを2枚にすると、脂質 6.82g

 

わたしの場合は

「1日につき脂質 20g ちょっと、1食につき4g~5gまで、繰り越し不可」を目安に食べています。

栄養面だけ考えたらもう少し食べたほうがいいのかもしれませんが、お腹の平和と可処分時間と体力の確保を優先し、これで落ち着いています。

1食につき5gくらいまでにおさめたいわたしにとっては、ハムもエッグも(ご飯も)ぜんぶ合わせて3.41gならばまったく問題なし。ちょうどいいです。

体調も病状も好みも人それぞれなので、ご自分に合う目安を見つけ、それに合わせて調整していくのがよいのではないでしょうか。

 

電子レンジで:低脂肪ハムエッグの作り方

卵と小さなうつわと水を用意する。うつわの内側を水でぐるっと濡らしてから、水小さじ1を入れる。

ham and egg (6)

そこに卵を割り入れる。

ham and egg (7)

小さなスプーンで卵に切れ目を入れる。

ham and egg (8)

ひるまず行く。

ham and egg (9)

卵黄をすくって取り出す。

ham and egg (10)

もう少し取り出す。今回は半分くらい捨てました。(量はお好みで調整してください。思ったよりも多めに捨ててちょうどよいくらい。卵黄ってけっこうたくさん入ってる!)

ham and egg (11)

半分くらいになった。形は気にしない。(この形かわいい)

ham and egg (12)

電子レンジOKなフタをかぶせる。(フタは乗せるだけなのでてきとうに)

ham and egg (13)

このうつわにはジップロックコンテナのフタがちょうどよかったです。

ham and egg (14)

フタをしたまま、500ワットの電子レンジで1分加熱する。

ham and egg (16)

黒こしょうをゴリゴリ。

ham and egg (17)

そこへロースハムを1枚乗せ、またフタをかぶせます。

ham and egg (18)

2分くらいおくと、熱々のうつわと卵のおかげで冷たいハムがホンワカ温まる。

ham and egg (19)

白いご飯にハムを乗せ、その上に卵を乗せればハムエッグ丼。お好きな味付けでどうぞ。(わたしは醤油派です)

ham and egg (21)

 

トーストの上に乗せればハムエッグトースト。

ham and egg (2)

おいしいな!もう。

 

電子レンジで爆発しない? このとおり無事です。

ham and egg (20)

電子レンジワット数を低めにして、加熱時間はお好みで加減するのが吉。

 

ナペティ~。

ham and egg (22)

 

ham and egg (24)

 

ham and egg (4)

 

本日のスペシャル

1日1新:(zoomで)初めてお会いした方、新しいお茶っ葉でホットチョコレートの香りのルイボスティー(無脂肪ミルクティーにしました。スムーズでガツンと濃厚な味わい)

1日1冊:八幡洋「ナルシスティックな人格」などいろいろ。

 

毎週金曜日にメールマガジン「チーム馬の骨ニュースレター」を発行しています。購読無料、やめるのカンタン。内容をもっと知りたい方・バックナンバーを読みたい方は、ここに説明があります。

~~ やり方~~
1.左側の Type your email.. と薄く文字が見える欄にメールアドレスを入力する。(メールアドレスを入力しはじめると、Type your email..の文字は自然に消えます)
2.右側の Subscribe ボタンを押せば完了。

~~~~

受信トレイに見当たらない場合は、迷惑メールのフォルダを探してみてください。見つからない場合は、連絡フォームからお問い合わせください。ではニュースレターにて!