ながいこと遺伝・自己免疫性の慢性膵炎もちだったわたし。治らないはずの慢性膵炎が治ったことに、医師も自分も驚愕のあまり脱力。
不思議だけど治ったことは事実だし、いろんな感情を味わいながら生きてます。(このへんのことは、「何かあったの? あったのです。」という記事に書きました。)
だからといって、我が家の食卓が激変!というわけではありません。
相変わらずお腹は弱いし体力ないし、卒薬するには時間が要るし、膵炎治ったからってわたしの好みが変わるわけでもないし。
だからといって、何も変えない変わらない!というわけでもありません。
長くブログに来てくださっている読者の方はご存じのとおり、わたしはその時々の体調・気分・状況に合わせて実験していくタイプです。
ということで、膵臓よわめ・体力ひかえめ・慢性膵炎治った人が、低脂質料理をコツコツ作り、おいしく食べてる様子を写真でお届けします。
初めて来てくださっている読者の方向けに Q&A を置いておきますね。もう耳にタコできた方は、さくっと飛ばして食卓写真にお進みください。
Q 低脂質っていうけど、具体的に何グラム?
A 1日の合計脂質は 20g くらい、1食につき 4g くらい、繰り越し不可
Q 繰り越し不可?なにそれ?
A 「昨日 15g だったから、今日はそのぶん 5g 足して 25g 」みたいなことはしない。という意味です。毎日ゼロからカウントします。
Q どんなもの食べてるの?
A 2020年6月16日の記事「慢性膵炎もちの人は何を食べてる?どうしてる?(わたしの場合)」に詳細があります。4年間で変わったこともありますが、ひとことでいうと「DASH式と地中海式を足して2で割ったものを、ノンアルコールで超低脂肪にしたバージョン」です。
混ぜご飯(大葉、鶏むねにく、茗荷、穀物酢、白いご飯)、たたききゅうり(塩、黒こしょう、ごま油←きゅうり3本に対し1g)
叩ききゅうりの時代に突入した我が家。冷蔵庫で数日もつので常備しています。献立きゅうりだけでもいいけどそれじゃ栄養ないから。混ぜご飯です。
なすと生姜と春雨の炒めもの中華風
この2ヶ月でいちばんおいしかったお夕飯の、ひと皿。市場で買ったなすが最高においしいのと(テクスチャーが違う!)、ちょっといいスーパーで見つけた中国の太めの春雨が最高においしいのと、いろいろ相まって感動~。春雨はよおく噛んで食べますもぐもぐ。
ズッキーニと生姜の炒めもの中華風(紹興酒、塩、醬油、ごま油うっすら)
この2ヶ月でいちばんおいしかったお夕飯の、ふた皿め。市場で買ったズッキーニがおいしくて(水っぽくない!それ自体がおいしい!)えんえん食べます。
超低脂質な餃子(蒸しなす、他にもあれこれ入れた気がするけど失念) たれは中国の黒酢に醬油ぽとり
心がつかれたら餃子なあゆう子。つかれてなくても餃子なあゆう子。だから餃子の皮は冷蔵庫にも冷凍庫にも入っているのです。
超低脂質な餃子の写真とレシピを見たい方は、餃子の記事一覧をどうぞ。
ホットクック製 野菜のハッシュ(ブロッコリ、黄色いパプリカ、じゃがいも「きたあかり」)
ホットクックさん、もう5年半くらい?ほんとよく働いてくれています。野菜ほんとにおいしくて来客にも好評。レシピは記事にあります。
『白いホットクックの「煮詰める」機能で:パプリカとじゃがいものハッシュ』
『ベジタリアン/ヴィーガンに大受けしているホットクックレシピ』
パニーニ(トマト、ゆでた鶏むねにく、ホットクック製インゲンとじゃがいものハッシュ、片方のパンの片面にディジョンマスタード、セブンイレブンの食パン)
セブンイレブンの『うるもち食パン』を他の食パンと比較したならば:脂質はちょっと低く、タンパク質は2倍。採用。
パニーニ・プレスとかパニーニ・メーカーなどの道具が無くても作れる方法は『家にあるもので:正しいパニーニの作り方』に書いてあります。
おいしい。
サーモンのり巻き
近所の鮮魚店で見つけた4個入りのパックを2回に分けて食べてます。最近はほとんど魚は食べないんだけど、たまにお寿司な気分おいしい。
ピーマンの肉詰め(を焼き始めたところ)
我が家のコンパクトオーブン、なんでもおいしく作ってくれます。お世話になってる。
りんごのケーキ(ニュージーランドのガラりんご、細かな全粒粉100%、卵、水、砂糖、レモン汁、ベーキングパウダー、バニラエクストラクト)
作り方は『低脂肪レシピ:りんごのスクエアケーキ(脂質 13.2g/ホール)』という記事に書いてあります。ある読者の方が、
「りんごのケーキを作ってみたら、ホントにおいしかった」
と言ってくださったのがうれしかった、思い出のレシピです。(思い出とか言いながら、いろんな型いろんな具で、しょっちゅう作ってるけどな!)
最近は、底の抜ける丸い型で作るのが気分。8個に切り分けて冷凍します。
ひとつ取り出して、電子レンジの解凍機能で半解凍にして食べるのもよし。
その辺に放置して自然解凍するもよし。どれくらい時間かかるかは部屋の気温によっても解凍具合の好みによって違います。が、今日は実験してみます。カウントアップタイマースタート。
まだかちかち。
他のことしてたので少々時間が開きました。47分後に食べる。完全に解凍されて柔らかくなっています。(でもわたし実はフルーツの部分がまだ少々凍っているほうが好み)
超低糖あんずジャム(生のあんず5:砂糖1)
作り方は『生のあんずでかんたんジャム(作るなら今!出回ってます 2024/6/25)』という記事にあります。
新鮮なうちに作りたかったので、夜更かしする。できた。小瓶に入れて、ひとつはすぐ食べる用に冷蔵庫、残りは冷凍庫で保存します。
無糖無脂肪ヨーグルトに乗せて味わう。甘みはジャムだけ。
たたききゅうり&ひきわり納豆(納豆25g=脂質2.4g)
たまに納豆ご飯を食べたくなります。おいしい。たたききゅうり、なんにでも合う。
ひよこ豆を自家製トマトソースに合わせたものを混ぜた白いご飯にも、合います。
この混ぜご飯、すごくおいしいのです。すごくお腹いっぱいになるけど。
スクランブルエッグ風、インゲンとじゃがいものハッシュ、サルサ
卵の白身2個ぶん+黄身1/2個ぶんを、電子レンジで加熱してスクランブルエッグの朝食にしたつもり。しかし写真を見ると卵サラダサンドイッチの中身になっている。まあいいです、おいしかったから。
ホットクック製 2種類のインゲンと、じゃがいものハッシュ
ササゲと呼ばれる中国の長いインゲンと、ドジョウインゲンは、香りも味も少し違うのです。ジャガイモ含め、ぜんぶ市場で入手。市場もホットクックさんも、ありがたいな~。もぐもぐ。
抹茶
この春から抹茶の時代に突入した我が家。毎朝のんでます。
わたしのレシピはお粉はんぶん、お湯二倍、という薄~いバージョンなのですが、味も香りもわたしにはじゅうぶん濃く感じられ、毎朝まんぞくしています。ごくごく。
真味糖(しんみとう)
あまじょっぱい。好きなのか好きじゃないのか不明。いま考え中。
抹茶あんみつ(バニラアイス乗せ)
伝統的な(ぱっさぱさの)日本のアイス、低脂質食なわたしには大助かり。しゃぶしゃぶの甘い抹茶に、大きめの角切り寒天が多数沈んでおります。こういうものは、コンディションに合わせて楽しめる量を食べ、あとは残すのが吉。
本日の野菜(市場で買ったもの):トマト、きゅうり、みょうが、ビーツ、しその葉っぱ、ズッキーニ、ピーマン
ビーツかわいい
茎と葉脈の色うつくしすぎる
ズッキーニ うぶ毛つき❤
茗荷 みょうがって色も形もうつくしい(←語彙・・)
(青じその葉っぱ、こんなにあってどうするの? 保存は? すでにしおれてない?)とお思いな方へ
今日は時間切れなのですが、青じその葉っぱ、ひとたば買ったらどうするか?(下処理&保存方法)について記事を下書き中です。つづく。
ボナペティ~
本日のスペシャル
1日1新:メルカリで(こういうもの売れるのかな?)と思うアイテムを投稿してみると、そういうのを好きな人たちがすかさず見つけて購入してくれるのが楽しいです。
1日1冊:Sophie Lewis「Abolish the Family: A Manifesto for Care and Liberation」読みはじめ。
おととい友人が『読むのしんどいけど自分がふだん考えていることについて書いてある、なかなかいい本だ』と話してくれて、おもしろかったのです。
そういう本ってあるわよね・・と、読んでなかった本を思い出し。kindle から引っ張り出して読みはじめたら、最高だった。しかもぜんぜんしんどくなかった。(なんなのよ自分!と思いましたよ。こういうことありませんか?)
まだ三分の二くらい残っているので今週ちびちび読むよてい。