レシピどおりに料理を作ることができない(レシピどおりに作るのは、どうも心がイヤがっているらしい)方へ。
それがあなたです。あきらめましょう。ご自分の道を進んでください。料理なんて好きなようにすればいいのです。
ずっと前、パーティーのお客さんがほとんど帰った静かなキッチンで、あと片付けのお手伝いをしていました。古い知人が料理について淡々と、でも、つくづく話していました。
どうしても「レシピどおり」ができない。
そういう性格だ。必ず何か変えてしまう。たとえば量。料理本に書いてあるとおりにやったら負けな気がして。
いわれとおりにやるのはぜったいにイヤで、「自分」をそこに入れたい。負けずぎらいだから。
でもさ、そうすると、おいしくできることもあるけど、おいしくないことのほうが多い。満足いかないケースが多いといったらいいのかな。それでもレシピどおりができなくて、失敗する。
(レシピの意図している味は)たぶんこういう味じゃないのは食べてわかる。レシピどおりにやったらこうなのだろうな、とも思う。それでも負けたくないから何かしら変えてしまう。
そのときは、お皿など拭きながら、そおなんだ。。人それぞれだな〜と思ったわたし(←とりあえずレシピどおりにやってみるタイプ)。
その知人が今、どんなふうにお料理しているのかを訊いたことはありません。きっと経験と分析を重ね、自身がおいしく感じる料理を生み出しているのではないかな、と想像しています。
レシピどおりにやる以外にも、ベストプラクティスを作り上げる方法はありますよね。身近な場所でおいしいお店を開拓し、旅先でおいしいものをたくさん食べて、人と話したりビデオをみたり。おいしいものについて語ったり。そしていろんなものを作ってみる。
わたしが(このひとすごいな)と思ったのは、知人の自己知識、つまり、言われたとおりにやるのは癪にさわるタイプかもしれない、とか、負けずぎらいだ、というふうに、自分の性質を理解していること。
それと事実認識、つまり、レシピを変えたら味や仕上がりが変わるのは当然である、と承知していること。
レシピどおりにやらないで、「おいしくない」とか「うまくいかない」とか「味が違う」と文句いってる人々とは、違うのです。そこが肝心。
レシピどおりに作れない性格の方は、そのままでよいのです❤レシピなんて、参考ていどに考えておけばいいのです❤
(と断言されると、レシピどおりにやりたくなりますか? もしもそうであれば、仲間はたくさんいますよ!)
どうすれはレシピどおりに作れるようになりますか?というご質問をいただいて、考えたことを書いています。あなたはどういう人でしょうか? どういう状況に?
ボナペティ〜
本日のスペシャル
先ほど「仲間はたくさんいますよ!」と書きました。この記事の主人公の方々は「レブルさん」なのかもしれません。
四つの傾向という本で提唱されている、4つのタイプのうちの、ひとつです。あなたはどのタイプでしょうか?ご興味おありになる方は、過去の記事をどうぞ。
1日1新:なんども会いそうになったけど会ったことのない方と初めて会った(で、「やっと会えましたね~」と言われてうれしかった)
1日1冊:Lisa M. Najavits「Finding Your Best Self, Revised Edition: Recovery from Addiction, Trauma, or Both」、Leonie Swann「Three Bags Full: A Sheep Detective Story」つづき。