「好きなポッドキャストおしえて?」と聞かれ、頭にうかんだエピソードを3つ、ご紹介します。トランスクリプトつきです。

心に残る好きなエピソードは他にもたくさんありますが、今日は心情は、これ。少しだけトランスクリプトから抜粋もして、超訳をつけました。

 

1.変わる自分たち、変わらない友情

親友ふたりが友情について語るインタビュー。ダニエル・ラヴァリーは、わたしがいちばん好きな人生相談ポッドキャスト「Dear Prudence」のホスト。ニコール・クリフは「SLATE」というウェブマガジンで子育てアドバイスコラムを書いています。

下に抜粋した部分をガツンとお読みいただいて、ふたりの話を聴いていただければ!

 

the cut[Image source: https://gimletmedia.com/shows/the-cut-on-tuesdays]

 

DANNY: … our friendship did not need to rely being the same people that we had been previously in order to flourish and thrive and be real and meaningful and I think, my love for Nicole is not rooted in, I can predict what she’s gonna say or do or think or want, but it’s rooted in her being Nicole.

“お互いが以前と同じ人間のままでいないと友情は育たないとか続かないとか、リアルで意味のある友人関係が失われるってことはない。私がニコールを好きな理由は、彼女の言うこと考えていること望むものが自分にとって予測可能だから、ではない。ニコールという存在が好きなのだ。”

 

And that only she kind of understands what that means and only she gets to decide what that looks like next. My joy is that I get to experience that with her. Not like I get to keep tabs on what I think she’s going to do next or what’s okay for her to do next. That makes it sound very just like abstract and what I really just mean it’s like the project that is Nicole is always changing just like me.

“ニコールという存在を理解できるのは彼女自身だけだし、その存在がこの先どうなるのか決めるのもニコール。私にとっての喜びは、彼女といることでそれを体験できること。彼女が次に何をどうするかは私の口出しすることではない。抽象的かもしれないけどとにかく言いたいことは、ニコールという「プロジェクト」は常に変化している、ということ。私も同じ。”

 

2.病の匂いを嗅ぎ分ける能力

物語形式のポッドキャストです。

科学に社会、文化にスピリチュアルなどいろんな角度からひとつの物語を作る番組。「起承転結、いっちょ上がり」でもなく「けつろん→具体例→まとめ」でもないのが好き。

甘く悲しいけど心が明るくなる不思議なお話です。ぜひとも余韻をおたのしみください。

 

invisibilia
[Image source: https://www.npr.org/podcasts/510307/invisibilia]

 

SPIEGEL: The two met in high school. Les was a 17-year-old swimmer on the swim team. Joy was 16, a new transfer. She remembers dancing with him at a party and being struck by his wonderful smell.

“ふたりが出会ったのは同じ高校。レスは水泳部員で17歳。ジョイは16歳の転校生だった。ジョイはパーティーでレスと踊ったとき、彼からすばらしく心地よい匂いがしてびっくりしたのを覚えている。”

 

But then one day, about nine years into the marriage, when Les was 31, he came home, and strangely, he smelled different.

“結婚して9年ほど経ったある日、レスは31歳だったのだが、奇妙なことに、帰宅した彼の匂いがそれまでと違っていた。”

 

3.ブッチ・メンター

  • ポッドキャスト:Nancy
  • エピソード:Return to Ring of Keys(25分)
  • トランスクリプト:エピソードのページで「TRANSCRIPT」というタブをクリックすると表示されます。

以前ご紹介したNANCYという番組の、ずいぶん最初の頃のエピソードに後日談を追加したもの。

サラ・ルーが子どものころ休暇を過ごしたウィスコンシン州の街に、「Henry’s General Store」というアウトドア雑貨店があった。天井からカヌーが吊り下がっていたり、すてきな文房具が置いてある店。そこにいたのが店主のモーラだったのです。

 

nancy
[Image source: https://www.wnycstudios.org/podcasts/nancy]

 

SARAH: Maura had blue eyes and short hair, and brown bangs that kinda, like, swoop in front of her forehead. And, just like, a really kind voice, and just a warm persona. She was probably wearing, like, dark jeans and boots and, like, a cool flannel. [LAUGHS] Or some kind of comfortable but classic outdoorsy look. [MUSIC FADES OUT] I thought she was super cool and I couldn’t quite put my finger on it. And I wasn’t usually like a shy kid. I was a pretty talkative, precocious kid, actually. But around Maura I kind of clammed up a little bit. There was just sort of — for me, this sort of, like, charge in the air. Like, kind of like an electricity or something, that’s just, like — something was up.

“モーラは青い目で髪は短くて、茶色い前髪がなんというか、おでこにしゅっとかかっていて。声が優しくて、すぐいい人とわかる。たいてい濃いジーンズとブーツで、かっこいいフランネルのシャツとか着てた。(笑)あとは典型的なアウトドアルック。

めちゃくちゃかっこいいなと思ったけれど、何がなのかはわからない。私はとくに引っ込み思案な子どもではなくて。実際よくしゃべるし生意気だったし。なのにモーラの近くにいると口数が少なくなって。緊張した、電流が流れるみたいに ーなにかあるぞって感じ “

 

おまけ

トランスクリプトはないのですが、お気に召すような気がするので、ご紹介しますね。(犬や猫、馬やロバなどお好きな方は大泣き注意)

ジョンはオレゴン州から歩いて1年かけてテキサス州までたどり着き、さらに南にむかって歩き続けることにした。

メキシコの村で出会った家族のもとで1年はたらき、そこを去るときに、おじいさんがブーツとパンツとロバをくれた。

ロバにはジュデスという名前をつけた。ジョンとジュデスふたりで5年間、中南米を歩いて旅した話です。うう。

 

humanature
[Image source: https://humanaturepodcast.org/podcast/episode-11-hoofprints-on-the-heart/]

 

本日のスペシャル

最近の1日1新:ZOOMでワークデートとオンライン・フィーカ
1日1冊:Anne Lister、Helena Whitbread「The Secret Diaries of Miss Anne Lister」、ひとりっP「昨日も世界のどこかで ひとりっぷ3」、小林雅一「AIの衝撃」各少々

 

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