あさって2018/6/10(日)まで、葉山の山口蓬春記念館で「百花繚乱」という展覧会を開催しています。週末どこに行こうかな、と考えてらっしゃる方は、ぜひ。
ここは、山口蓬春(やまぐち・ほうしゅん)という日本画家の自宅兼アトリエだったところ。1920年~1970年ごろに活躍した、日本画モダンのアーティストです。
建物は数寄屋モダンの建築家、吉田五十八(よしだ・いそや)の作品。絵もいいのですが、わたしの場所愛が静かに沸騰してしまうのが、山口蓬春のアトリエなのです。
行き方など
行き方:JR逗子駅または京急新逗子駅からバスで15分。バス停から徒歩3分
開館時間:10:00am~17:00pm
休館日:月曜(月曜が祝休の場合は開館、翌日休館)6/11~6/15まで展示替えのため休館
入館料:600円
さっさと写真
もう金曜の夜ですので、さっさと写真でご紹介いたしますね。
バス停からはこんな細い路地。山の方に向かいます。
すぐ門。
絵などの作品は撮影禁止です(記念館のスタッフの方にうかがいました)。山口蓬春記念館のウェブサイトの展覧会ページで見られますので、どうぞ。
紫陽花があちこちで咲いています。
アプローチもいいな。
アトリエの一方の窓。
窓枠?が細くて、どういうバランスになっているのだろう、と考える。家具も素敵なのです。
もう一方の窓から外を。こちらの庭もすばらしいです。
写真を撮りに行ったわけではないので、室内の写真はこれだけです。写真を撮る代わりに、そこに居て静かに感じたい場所です。
鳥の声。風が吹くと窓ガラスが揺れます。
このソファではありませんが、椅子に腰かけて部屋や窓の外を見渡すことができます。
画家が筆を洗うために使った水場や、ほの暗い廊下、居間や玄関のしつらい、二階の部屋をぐるりと囲む窓から見える海、とにかく素敵なのですよ。
(さりげなく平常心でご紹介していますが本当は、絶対行ってね!静けさを感じてね!写真とかどーでもいいから!と暑苦しい思いでおります)
外からアトリエを見たところ。鎖樋(くさりとい=雨水が地上に流れるように吊るしてあるチェーン)いいなあ好きだなあ。鎖樋のデザインはいろんなところでチェックしてしまいます。
家の中から眺めるための庭。
歩いても楽しい庭。
線が細い。
少し陰になった場所にも紫陽花がひっそりきれいに咲いていました。
本日のスペシャル
1日1新:初めて入ったスターバックスコーヒー、WASH&FOLD
1日1冊:藤原工「学芸員のための展示照明ハンドブック」、Marc Lewis「The Biology of Desire: Why Addiction Is Not a Disease」
なんだ…この記事の写真を見ながらよく考えたらわたし、ミッドセンチュリーモダン苦手というわけではなかったのですね。より軽く、明るく、華奢に翻訳されたバージョンが好きだったのでした。
初夏の萩。
ゼラニウムの花びらも。夏が始まったのですね。