寝室がひとつしかない我が家では、友人が泊まりに来ると寝室を開け渡して、わたしはリビングルーム兼仕事場に寝ます。
(その様子はこちらの記事「場所をとらない来客用ふとんを1セット持つと楽しい」の写真をご覧くださいね。)
来客用の寝室がない場合、住人は自分の寝室にふつうに寝て、ゲストがリビングルームなどの共有スペースに寝るのが一般的。
でも、お友達が泊りに来るなら、専用の部屋=マイルームを用意すると、ゲストとあなたの双方がハッピーになることうけあいです。
せまくても、たったの一泊でも「ゲストルーム」を作るのがおすすめ!
ゲストがよろこぶ
我が家に来てくれたゲストはこんな感じ。(こちらが少々ひいてしまうくらい喜んでくれます。わたしもうれしい)
大人になったって、自分だけの部屋があるのはうれしいのです!
ひとりになれる空間ってあんがい貴重なのかもしれません。その空間が快適だったら・・にこにこしちゃいますね(←わたしの考えるおもてなし)。
ゲストがくつろげる
相手が気の置けない友人でも、楽しく過ごしていても、家が素敵でも、ひとの家って完全にリラックスするのはむつかしいですよね・・気をつかうというか。自分の家じゃないし。アウェイだし。
個室があると、ゲストは自分の荷物を自由に広げて、ひとりになって「ほっ。」となれる。広いせまいにかかわらず、そういうスペースはたからものなんです。
あなたもくつろげる
ゲストに個室があると、あなたもゆったりできるのです。
気の合う人が遊びに来てくれて、時間を過ごすのは楽しい。でも、ずっといっしょにいて顔を突き合わせているのはお互いつかれませんか?
わたしはつかれます。
だから、ゲストがひとりで自由に快適に過ごせるゲストルームがあると、あなたは安心して自分のことをできるから気がラク。(我が家ではそれぞれ仕事をしていることもあります。)
それともうひとつ、わたしの場合は共有スペースにゲストの荷物が点在しているとストレスを感じるので、ゲストルームに荷物がまとまっていると心がやすまるのです。
家が広く使える
来客に個室を用意すると、家が広く使えます。それはどういうこと?とお思いになる方もいますよね。
たとえばわたしが自分の寝室に寝て、お客さんにはリビングルームの一角に寝てもらったとします。その場合、実質的に使えるのは共有スペースだけなのです。
というのは、ゲストはわたしの寝室に自由に入れません。自分の家ではないし、寝室は共有スペースとは違いプライベートな空間、という認識がありますから。わたしもゲストをリビングルームに残して「じゃ、わたし自分のお部屋でリラックスするから♪」とは言いにくい。
一方、ゲストルームを作ると、家全体が有効スペースになるのです。
なぜならば、まずゲストは「自分の部屋」を含めた家じゅうを自由に動きまわれます。
わたしはゲストの部屋にだまってズカズカ入ることはしませんが、自分の家ですから必要ならばひとこと断って入ります。心理的にもアウェイじゃなくて文字通りホームですから余裕があるのですね。
ひとを家に呼ぶ付き合い方をしよう
あなたの家にはあなたの世界観、あなた独自の文化が反映されています。だから気が合う人とそれを共有するのはなんだかほんとにもう面白いんですよね!
本日のスペシャル
1日1新: Evernoteに注釈を書き込む機能
ずいぶん前に修道院に泊まりながらイタリアをバックパッキングしました。泊まった先のシスターが、「次の街ではシスター〇〇のところに泊まりなさい」とメモ書きで紹介してくれるのです。←ネットワークすごい。
ある朝起きたら隣のベッドの白人の女のひとがヨガをしながら話しかけてきて、アムステルダムの自宅に招待してくれました。Mさんがイタリアから(なんと自転車で)家に戻る頃を見計らってわたしもオランダに向かい、数日間お世話になりました。
そのときに、Mさんが自分の寝室をわたしのゲストルームとして用意して待っていてくれたのです。Mさんは教会の孤児院で育ち、自分の部屋がなかったから「お客さんが来たらいつも自分の寝室をあげて、わたしはリビングルームに寝ることに決めているの」と言っていました。
わたしもそうしよう!と思い、そうしています。(MさんはRPG研究で修士号を取ったばかりのオタクなひとでしたよ。卒業写真がコスプレ・・。)