つきあって半年の仲良しの彼とまだ性的に親密な関係になっていない。私がくっついても彼からはなにもしてこないし、言ってこない。
彼とはこれまで自分がつきあった人のなかで最も良い関係。恋人になる前は何年か良い友達だったせいか、キスをしても友達みたいな感じである。
- なぜ私達は(セックス)していないのか?
- 私が魅力ないから?私に変なところがあるの?
- そういうのって普通?(結婚は考えていないの?)
- どうして?どういう理由?
というお話をうかがいました。(みんなで遊びに行った先でなぜかこういう話に・・)。Nさんは30代前半の女性で、恋人は30代後半の男性だそうです。
恋愛でも仕事でも人生なんでもそうなのですが、重要なのは
あなたはどうしたいのか?
ということなので、
わたし: Nさんはどうしたいのですか?
Nさん: なぜかを知りたい。将来について考えているのかを知りたい。結婚とか。
わたし: なぜかを知りたいなら、訊いてみるという手がある。
Nさん: どうやって訊いたらいいのかわからない・・話をどこから始めたらいいのかわからない。
わたし: そういう気持ちをそのまま伝えてみたら。「話をどこから始めたらいいのかわからないけど」って。
Nさん: うん、でも完ぺきなタイミングをみはからわないと。
わたし: そもそも完ぺきって永遠に存在しないし。
Nさん: (がっくり)
わたし: みもふたもなくてスマソ!
わたし: いま訊かなくてもおいおいわかるのでは。8年後かもしれないし3ヶ月後かもしれないけどそのうち。
Nさん: イヤですよそんなの!!!(←前のめり)
理由はいろいろあるかもしれない
たいていの男の人って、「興味ない/利益にならない/いっしょにいるところを人に見られたくない」女の人とは、まずつきあいません。5分たりとも時間を費やすことはないです。
たいていの女の人と違って、露骨なのです(女のひとは少しくらい見習ってもいいのではと思うくらい)。よって「私に魅力がないのでは?」という心配はしなくていいと思います。
頭がどんどん大きくなって爆発しそうになっているときは、ブレインストーミングするのがおすすめです。
いろいろ考えてしまって不安やモヤモヤが止まらないときは、おさえなくてもよいのでは。
わたしはそういうときはどんどん出してしまいます。大学で心理学を教える古い知人によると、不安な考えはどんどん発展させて、非現実的なレベルまで・アホらしくなるまで出す、という不安解消テクニックもあるそうです。
ありきたりの理由しか考えつきませんでしたが、ブレインストーミングの例を少し書いてみます。
つきあって半年なのに彼がNさんとセックスしない理由:
- 彼は自分の身体を相手の目にさらすのに不安がある。気後れする。
- 母親が青森の霊能者に会ったとき「おたくの息子はセックスしないようにするとビジネスで大成功する」と言われた。なにがなんでも成功したいのでセックスはあきらめるつもり。
- めんどくさい。
- 「Nちゃんと話したり遊んだりするのが楽しすぎて、つい忘れていた。思い出したからには、しよう!」
- 彼はデミセクシュアル(demisexual)だ。「セックスは、気持ち的に今よりも濃いつながりができたタイミングでしたい。将来的には」
- 彼はある年齢以上の人とだけ性的な関係を持ちたい。「Nちゃんが55歳になったらぜひセックスしたい。それまで楽しみにするね。これからもよろしく」
- 彼はNさんとの結婚を真剣に考えている。ただしセックスは男性とだけすることに決めている。
- 自信がないので、なんとなく性的に親密なシーンを避けている。
- 「俺らいっしょにいて楽しいからセックスしなくてもいいのでは?」
- 妊娠が心配で性的に親密な関係を持ちたくない。子どもができるのは絶対に避けたい。
- 「えっ?僕たち恋人どうしだったの!?誤解させてごめんねほんとにごめんね、コミュニケーションてむつかしいよね」
- そのうちしようと思っている。
・・なんかどうでもよくなってきますね。そんなことよりNさんがどうしたいかですよね。
彼をよく観察しよう
最近/きのう/今日、彼は「何をして」「どのように」Nさんをサポートしてくれましたか?
Nさんのプロジェクト(仕事でも趣味でも社会活動でも、Nさんにとって重要な何か)を応援してくれますか?どんなふうに?
彼はNさんのことを、どのていど知っていると思いますか?
思いやりがあって、頭の回転がすごく速くて、好きな仕事を猛烈にがんばっていて、気になる場所には行ってみたい、周囲に気をつかう優しいNさんの願いが、どんどんかないますように。
本日のスペシャル
ブレインストーミング(brainstorming)はブレインカーミング(braincalming)。
1日1新:横浜開港資料館「カメラが撮らえた横浜-古写真にみる開港場とその周辺-」、開港資料館のカフェ
1日1冊:竹下隆一郎「内向的な人のためのスタンフォード流ピンポイント人脈術」、エレインアーロン「ささいなことにもすぐに『動揺』してしまうあなたへ。」、井上健語「Dropbox Business導入ガイド」つづき