↑横浜美術館の「村上隆のスーパーフラット展」で、たくさん写真を撮ったうちの1枚
本来の目的からは外れたけど
学生時代のアルバイトを思い出してみたら、とブログの先生が記事でおっしゃっていたので、Evernoteからメモを引っ張り出して眺めてみました。
自分のつよみっぽいものが見えるはずでした。(そしてもちろんつよみのパターンが見えましたが) でも今回、正規アルバイトができない外国人学生のわたしがやったアルバイトのリストを見てまず感じたのは、
アメリカのひとおもしろいな~いいとこあるな~ 笑 ということでした。例えば:
料理ケータリングのアルバイト
「ハヌカー(ユダヤ教のお祝い行事)料理つくってくれる人求む」という張り紙を見て電話してみたら、「じゃ、来てね」と言われました。ユダヤ料理なんて知らない日本人でもいいのかしら・・まあいいか。
お客様に相談してからレシピ本をみて作った覚えがあります。日本のおせちのように定番のお料理で素朴でおいしい。
親戚に出すユダヤ料理は見知らぬアジア人のわたしにまかせて自分はパーティを楽しんじゃう、いいですね。
家庭教師のアルバイト
レポートが書けなくて単位がとれなくて困っていた大学生手伝う仕事。←先生に紹介された。インタビュー形式でわたしが質問し、相手は答えながらノートに書いていき、その場でわたしが添削していく原始的なシステムです。
『生徒さん』はわたしの大学の上級生で、英語のネイティブスピーカーで、友達が大勢いて(若い頃はこれ重要ですよね)、白人のアメリカ人なのに。
英語おぼえたてホヤホヤのガイジンで、地味~なアジア人のわたしを素直にたより、レポートが完成すれば「やったビールだ♪」と大よろこび。いっしょに卒業したんですよ。日本で同じような状況だったら(そもそもそんな状況にはならないのかもしれませんが)少し違った雰囲気になるような気がします。
講演フィードバックのアルバイト
大学の先生の外部講演に同行し(マネジメントやリーダーシップに関する内容だったような)、客席に座って周囲を観察し、身振りで先生にフィードバックする業務でした。
観客の集中力が低下してきた?と感じたら両手で鼻をこする、など事前に決めておいたサインで先生に知らせます。すると先生は「じゃ、そろそろコーヒーブレイクにしましょう」と流れを調節していく。←先生めちゃくちゃ素直に反応。
アメリカのひとのこういうところがいいですね。自分の目的に合いそうだったらガイジンだろうが学生だろうが気軽に依頼してしまう。
美術館のアルバイト
地下室で段ボール箱いっぱいの19世紀の古い写真を一枚ずつ見る仕事です。被写体の顔や身につけているもの、説明や手書きのメモなどから推察し、有名人がいないか確認します。(リンカーン大統領の写真とか、有名な写真はこの方法で見つかったものも多いのだそう)
どれくらいの期間やったかは忘れましたがひとりも見つけられませんでした。よく考えたら、日本で育ったわたしは勝海舟や坂本龍馬の顔はわかっても、アメリカの歴史の有名人の顔は(いまでも)わかりません。
いいとこあるなアメリカ人
アメリカにはいろんなひとがいるけれども、たしかにこういう傾向はあるなぁとわたしは感じるのです。
- 外国人・外の人に機会を与える
- あれこれ気にしないで任せる
- 自分の判断を全面的に信頼している(自分のことが好きなひと&好き過ぎるひと多い)
- 間違ってもいいかと思っている
- 周りにどう見られているかはそこまで気にしていない
- 知らない人に対するバリアが低め
- なんかよさそう!と思ったら貪欲に求める
これには大前提があって、利害関係がないこと/自分の利益になることです。(日本のひとは利害関係よりも他にいろいろ気にするポイントがあるような気がします。あなたはどう思いますか?)
文化って仕事ってほんとうにおもしろいですね。 それにしてもアルバイトみんなすごく楽しかった!!
本日のスペシャル
1日1新: HealthyPostNZ、アモーレ、トツカーナ