Amazon の本の評価欄に、冷静を装った興奮状態の長文レビューがたくさん。こういうのを読むと、切なくなります。

レビューされている本ではなくて、切ないのはレビューのほうです。

クリエイティブなことをしたいのにやらないでいる・できないでいる人の、嫉妬と羨望のマグマがフツフツゆだってる長文レビューが切ない。

小さい頃から「アートは絶対にダメ」と言われて育ったり、

小さな自分が誇らしく見せた作品を、先生にけなされたり、

「受験勉強のじゃま」と好きなことをやめさせられたり、

悲しい思いをたくさんしてきたのかもしれません。

お金にならないことはやる価値がないとか、

上手でないならやる価値がないとか、

人に見せられるレベルとか見せられないレベルとか、

売れないアートはただの趣味であって本当のアートとは言えないだとか、

売れるアートは汚い拝金主義であって、真の芸術ではないだとか、

(↑いったいどっちなんだよ!と思うかもしれないけれど、わたしたちの社会では、この両方ともみっちり教えられてる気がする)

完璧にできないならやらないほうがましだとか、

今から始めてもムダだとか、

人になんて言われるかわからないとか、

そういう言葉たちが、石に彫った文字のように、頭に心に刻まれているのかもしれません。(そういうの刻むと傷も刻まれていくのよ!ひどい)

程度の差こそあれ、わたし達のほとんどは、上のようなメッセージを、周囲のおとなや社会から受け取った覚えがあるのでは。わたしも心当たりがありますよ。

そんなこんなで大人になっちゃったわたし達は、

「こういうこと言われたんだよ子どものときに!ひどいよな」

と周囲の人たちに言いつけてもいいのではないでしょうか。

でもって、もしも誰かのことを「自称アーティスト」と呼びたくなったら。

もしも誰かのことを「どうせ趣味ていどでしょ」と冷笑している自分に気づいたら。

今こそあなたがクリエイティブなことを始める良い機会なのかもしれません。

とりあえず何かひとつ、どうでしょう。

クリエイティブっていう言葉には「独創的な」という意味がありますけど、ほんとそのとおり。

他の誰でもない「あなた」がつくったから独創的なのですよね。他の人じゃなくて。

(と、遠いところの見知らぬ人たちにこんなメッセージを送ってるわたしはいったいなんなのだ。ま、いっか。)

 

clean slate

 

2024年5月27日の本日のスペシャル

2022年7月に書いた記事を書き直したい気分だったので更新!
1日1新:Cook & Dine Hayama ウェブサイトは強烈で疲れちゃう反面、リアル店舗はシンプルで静かなのです。こんなブログのこんな記事を読んでる方にはリアル店舗をおすすめします。好みのアイテムがたくさんあって見るの楽しい。オンラインストアに無いものがたくさん。(ずっと探していたお急須とすり鉢は、ここに来れば買えるな~♪)と思いながら手ぶらで帰宅・・なぜなのだわたし。
1日1冊:Emily Dickinson「Poems by Emily Dickinson, Series One(Amazonのパブリックドメイン無料本)」少々。

2022年7月の本日のスペシャル

本日ひとつめの記事にあります。

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