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イベントの詳細、施設の利用方法、商品やサービスの説明は、まいにち、それも1日に何度かツイートする必要がありますよね。
投稿した先からどんどん流れて見えなくなるし、そもそも多くの人は、ひがなツイッターのタイムラインを見つめて過ごしているわけではありません。(生きてるだけでやることがたくさん!)
必要とする人々に、適切な情報が、タイムリーにわたるようにするには、何度も投稿するのがごくごく自然で必要なことです。
SNSの運用をお手伝いしたときに、担当者の方がしきりに
「でも・・・同じことを毎日なんども投稿して、『うざい』とクレームが来たらこまる。炎上してもこまる」
という心配をしていらしたので、特別なツールもコンテンツもいらない、シンプルな対策をご提案。
なぜ『うざい』と思うのか?
同じような内容のツイートが毎日なんども流れてきたときに『うざい』と感じるのは、自分だけに話しかけていると思うからです。だから、
わかってるって・・もう読んだって。うるさいな。バカにしてんのか!
と、不快に思ったり怒ったり、なんだかいろいろ考えが発展してしまうわけです。
こういう視点になっているときは、
(だれだってこういう視点になることはあります。わたしは心に体力に余裕がないときになりがち)
同じ内容の投稿がなんどもタイムラインに流れてくると、自分に対する個人攻撃というふうに受け取って、
「こやつ・・このワシに何度も同じことを言ってくるとは失礼せんばん。斬る」
な気持ちになってしまう。
どうすればいいのか?
「このアカウントVSワシの闘い」という図式を、「このアカウント&ワシ&みんな」というリアルな図式に変えましょう。
あなたのまわりには近くにも遠くにも仲間がいて、いろんな人がいますよ、と思い出してもらいましょう。
具体的な方法は、
1. このアカウントの情報を必要とする人はたくさんいて、いろんな人がいるので、スケジュールもまちまちです、なので何度も同じことを投稿することもあります、
ということを、ときどきツイートで語る。(ながなが語る必要はなく、さらっと)
2. 同じ内容の投稿を(たとえば)3回するとしたら、そのうち1つか2つには、誰のために投稿しているのか、どんな人に向かってツイートしてるのかを追加する。
週末しかツイッターを見られない人、週末は仕事がいそがしかった人、フォロワーの方々の暮らしを想像して書きます。
「そうか。このツイートは自分に対して発信されたわけじゃないから、気にしないでいいんだな」
ということを思い出してもらえます。(ふと思い出してもらう、のを目指すのがコツ)
「週末しかツイッターを見られない人もいるのか、じゃ、いっちょリツイートしてやるか」と協力してもらえることもありますよ。ありがたいですね。
冒頭のアカウントには、無事クレームは来ませんでした。お手伝いした月はインプレッションが前月比4,000%以上、よかったです。
[Image source: https://pixabay.com/illustrations/social-social-networks-1206610/ Find more of ijmaki’s cool illustrations at pixabay here. ]
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