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ミニマリストってわけじゃないのですが、1週間ほどの旅行に持ってく程度の数しか洋服を持っていないわたし。
冒頭の写真は、わたしのクローゼットです。春夏秋冬、これで一年ぶんの洋服ぜんぶです。
よき友らに（これでまともな社会生活を送れるのか？）（これから冬なのに凍えるのでは？）と心配されることもしばしばです。先週のある日。
友人Mさん：おはよう。いま着てるの、それ、たった1枚持ってるフード付きスエットのうちの1枚だね。たった1枚の黄色のセーターと合わせて全部で2枚のうちの1枚だね。
わたし：ううん。フード付きスエットもう1枚買ったから。いまや2枚あるもんね。
Mさん：あ、そう。たった1枚の黄色のセーターと合わせて全部で3枚のうちの1枚だね。
わたし：（なんか。。プレッシャー感じるわ。。。）
ところで「クローゼットにたくさん服があるのに着るものがない！」と「そもそもクローゼットに服がないから着るものがない！」は、同じ悩み（だから同じ解決方法）なのだと思うのです、わたし。
着たいものがないからじゃん。
着たいものがクローゼットにある状態にすればいいんじゃん。
そして、自分が着たいものを着ればよいのですよね。
そもそもクローゼットに服がないタイプのわたしは外資系ファストファッションのお店に行って着たいものを調達してきましたよ。
ワイドデニム、ストレートパンツ、トレンチコート、ブレザー、フード付きスエット、カーディガン。。。
店内を早足で周りながら、ハンガーごとアイテムをポンポン店内用のショッピングバッグに入れていたら不思議なことが。
お店の方に声をかけられるのです。
「その○○可愛いですね」とか「お仕事ですか」とか。
何度も来てるけど、そんなこと言われたことないですわたし。用もないのに声をかけられたことなんてないし。仕事中に見えるわけね。ふむふむ。
そしてショッピングバッグの中身をみる目の輝きが違うわよ、お店の方。
でも。買いもの中の迷いのなさと選択の速さには、それなりの訳があるのです。
自分が着たいものがわからないままお店に行ってもつかれるだけなので、事前に YouTube と Tiktok で Allison Bornstein（アリソン・ボーンステン）というすごいスタイリストに学んでおいたのですよ。ははは。
前置きが長くなりましたが、アリソン・ボーンステン方式、これほど効果があった、ってことを言いたかったのです。
1．おかげで着たい服が手に入り、着たい服がクローゼットにある状態で、実際まいにち着てる。
2．まだ着る前（お店で買いもの中）なのに、効果すごい。
さっさとハウツー：自分の着たいものがわかる 3つのキーワード
3種類のキーワードで自分のスタイルを定義する、という試みです。単語はひとつでなくてもいいけれど、シンプルにしておくのがおすすめ。
自分のスタイルを表すキーワードはどんどん変化していいのです。気分が変わればキーワード変更・調整すればいいし。（耳にタコできた、とお思いになる読者の方もいらっしゃるかと思いますが、また言います。気が変わっていいです）
1 現実を表す言葉
まずは、クローゼット（とか洋服ダンス）から以下の服を取り出して、よく観察する。
・いちばんよく着ている服
・他に洋服たくさんあるのにそればかり選んでしまう服
・お気に入りの組み合わせ
それらに共通する特徴を、言葉にせよ。
2 野望を表す言葉
服を着るときに、
・こうありたい
・こうなりたい
・こういうことを表現したい。
を、言葉にせよ。
3 感情を表す言葉
服を着たときに、どういう気持ちになりたいですか？
どういう感情を呼び起こしたいですか？（自分自身にも他者にも）
を、言葉にせよ。
ご参考までに： あゆう子の3つのキーワード
1 現実を表す言葉：light, airy, feminine（軽やか、空気感、フェミニン）
クローゼットの前で、よおく観察します。ふむふむ。
トップスは白っぽい色、柔らかい素材がほとんど。セーターはオーバーサイズなデザイン。
ジーンズはお腹まわりぴったりのワイド。コートやカーディガンは一カ所だけ前を留めて、あとは開けていることも多いです。風がとおる感じ。
「軽やか、空気感、フェミニン」を、どのアイテムで表現するか：ふだん着ているもの、すでに持っているもの
2 野望を表す言葉：badass（堂々）
badass な緊張感を醸し出すと、light, airy, feminine （軽やか、空気感、フェミニン）との対比が生まれていいなと思うわたし。
ところでアリソン・ボーンステンは「野望を表す言葉は、靴とバッグで表現しろ」と言っておる。よって、
「堂々とした緊張感」を、どのアイテムで表現するか：靴、バッグ
靴は（先の丸っこいずんぐりしたデザインではなく）、先にいくにつれて細くなるポインテッドトウや長細いスクエアトウを選ぶ。
ハンドバッグは（柔らかい素材や丸い形ではなく）四角いもの、形のはっきりしたものを選ぶ。
3 感情を表す言葉：safe（安心感）
安心だと、何しても楽しい。
「安心感」を、どのアイテムで表現するか：アウター、ジャケット、全体のシルエット
優しく守ってくれるようなアウターがいいなと思うわたし。全体のシルエットは上から下に向かってなめらかに、すっと流れるように。
この3つを言葉にしてから（忘れぬようメモして）自分のクローゼットなりお店なりを見に行くのがおすすめです。
楽しいです。
結論
このあなたは何が好きでどんな人ですか？
あなたはどう感じていますか？
買いもの中のわたしのように、着ているものは同じでも、3つのキーワードを心においてうろうろしているだけでも効果があった、という話でした。（もちろん着たい服はあったほうがいいですが）
ボナペティ～
アリソン・ボーンステンの考え方すばらしいので（気が合うし）シリーズ記事にしたいです。続く。
本日のスペシャル
外資系ファストファッションではない日本のお店で買いものをしたいと思うのですが。わたしの身体に合うサイズを作ってくれるお店に出会えないのでいつものお店です。インクルーシビティばんざい。
夕べの一日一新：第2回ジャパングリッシュで話す会 楽しかったです。皆さんのおすすめは、チョコレートのお菓子「オレンジェット」、きなこ蜂蜜トースト、冬瓜（いろんなお料理で）、アリシアキーズのスキンケア製品、フリーダ・カーロのクッション
一日一冊：Allison Bornstein「Wear It Well: Reclaim Your Closet and Rediscover the Joy of Getting Dressed」本を読んでないじゃん！とダウンロードしたところ。
