
さらっと見る目次
ホームベーカリー製の生地でシナモンロール。どこがスウェーデン風??(答えは下に)
お腹の事情により、お店のシナモンロールはまともに食べられないわたし。なのですが、
素敵なスウェーデンのパンとお菓子のお店に行ってじゃんじゃん買って小さく切れば、なんでも食べられます。食べない分も小さく切って冷凍庫。そしたら次に、
低脂質バージョンを家で焼く。するとわたしもむしゃむしゃ食べられる。
残った分はジプロクの袋に入れて冷凍庫。凍ったシナモンロールを自然解凍か電子レンジで温めてお茶を淹れればすぐフィーカ!
どこがスウェーデン風なの?
1.カルダモンの種が入っておる
ホールのカルダモンのサヤからつぶつぶの種を出し、包丁でみじん切りにしてパン生地に入れるのがスウェーデン風らしいです。どわわ~~~~。よい香り。焼いてるあいだも食べてるときも。
パウダーになってるカルダモンとは別の食材だ。あーびっくりした。そのようなわけで我が家はカルダモンの時代に突入したしだい。
2.編み編み・ねじねじな形
ねじねじしてから巻いて結ぶ、編み編みしたのを丸くまとめる、独特の形が愛らしいスウェーデン風。ぐるぐる巻きもよいですが、わたしはこっちが好き。なぜか?
それはですね、編み編み・ねじねじの形状だと表面積が大きいのでクラスト(皮)がたくさんできるから。そしてわたしはクラストが好き。以上。
↑夜に作ったシナモンロール。
↓朝に作ったシナモンロール。どちらも自由形。
3.カリカリのパールシュガー
カリカリ好きなわたし。以上。
富沢商店で調達したパールシュガーは、お店で買った本物のスウェーデン風シナモンロールにくっついていたパールシュガーよりも大粒で、くっつきにくいです。でも大粒のガリガリ感が気に入ってます。次回は包丁で刻んで小さくする予定。
どうやって低脂質にしてるの?
1.生地に入れるバターの量は 5g!
オイルもナッツも入れません。通常は何十グラムくらい入れてるのかな~とお思いの方は、検索してみてくださいね。
2.フィリングにはバターを使わない。代わりに水(とかヨーグルト)
バターと砂糖とスパイスを混ぜた、シナモンロールのフィリングは、すごく美味しいけどすごく高脂質。なので、わたしはバターの代わりに水(とかヨーグルト)を使います。スパイスのパウダーと砂糖に水分を足して、ペースト状になれば OK。
3.生地の水分には牛乳ではなく、水を使う
昔は牛乳を使っていたのですが、水を使ったほうが食感が好みだった。バターちょびっと(5g)な生地に牛乳を使うと、焼き上がりが詰まって固めなのです。むしろ水のほうが良いので水で。
いろいろ試して自分の好みをみつけるのが吉。
流れ
ホームベーカリーで生地をこね
↓
発酵 1回め
↓
フィリングを混ぜたり、型にバターを塗ったり
↓
1回めの発酵が終わったら、生地を成形
↓
発酵 2回め
↓
オーブンで焼く
オーブンから出てきたところ。
夜なので照明へん。形はてきとうで大丈夫、おいしいです。
道具
ホームベーカリー
キッチンスケール
焼き型(やオーブントレイ)
ボウル
スパチュラ(など混ぜるもの)
まな板(やペストリーボード)
めん棒(やローリングピン)
包丁(やスケッパー)
オーブン用手袋
金網(やワイヤーラック)
材料
6個ぶん(1個の脂質1.71g、1個のカロリー159kcal)
生地
強力粉 200g
砂糖 20g
塩 3.0g
カルダモンの種のみじん切り* 1.0g
水 100g
溶いた全卵 1/2個=25g
天然酵母のドライイースト 5g (通常のドライイーストなら 2.5g)
バター(有塩・無塩どちらでも)5g
フィリング
シナモンパウダー 8g
カルダモンパウダー 1.0g
砂糖 15g
無糖無脂肪ヨーグルト 7.5g
その他
型に塗るバター 2.4g
つや出し 好きなもの(溶き卵とかシロップとか)を、好きなだけ
トッピング パールシュガー 好きなだけ
材料について
・カルダモンの種のみじん切り*
ホールのカルダモンのサヤからつぶつぶを出して包丁でみじん切り。わたしはカルディコーヒーファームで買った5gの袋をひとふくろみじん切りして、抹茶の空き缶(←小さい!ぴったり)に入れて保存しています。これで次回は缶から出せばいいだけ。フフ。
・天然酵母のドライイースト**
以下の記事に詳細があります。
「ホームベーカリーのパンを今より美味しく:すぐできること6つ」
「ホームベーカリーを愛する方も・飽きた方も買うべき:天然酵母ドライイースト」
作り方
-
- ホームベーカリーのパンケースにバター以外の材料を入れ、パン生地コースで 6分こねる。(6分が経過したら)いったん取り消し。
- バターを入れて、パン生地コースをスタート。
- パンを成形する場所を用意する。まな板(やペストリーボード)に少量の小麦粉をふり、手のひらですり込んでおく。めん棒(やローリングピン)と包丁の刃にも小麦粉をすり込んでおく。
- 型を使う場合は、型にバターを塗っておく。
- フィリングを作っておく。ボウルにシナモンパウダー、カルダモンパウダー、砂糖を入れてよく混ぜ、ヨーグルトも加えて粉気がなくなるまで混ぜる。
- パン生地コースが終了したら、成形*する。
- 成型した生地を、暖かい場所に20分~30分ほど置いておく。そのあいだにオーブンを予熱。(我が家のコンパクトオーブンの場合は最高温度の230℃で予熱)
- つや出しの溶き卵(やシロップ)を生地に塗り、パールシュガーを乗せて、オーブンで焼く*。我が家のコンパクトオーブンの場合は190℃で12分。
*成形は、ご自分に合う方法でやってください。我が家の小さなコンパクトオーブンには 6個は入りきらない無理。なので愛用のマフィン型が活躍しています。
・今回は cotta のレシピサイトの成型方法を参考にしました。編み編み&まとめ式。「カルダモン香るアップルシナモンロール」
・オーブントレイで焼く場合はこちらはいかが。ねじねじ&巻いていく方式。「シナモンロールを追い抜く人気のカルダモンロール『Kardemummabullar』」
**人それぞれ、オーブンそれぞれ。時間と温度はご自分のオーブンに合わせて調整しましょう。
我が家のオーブンは小さくて焼きむらもあります。焼きはじめから7分くらいでマフィン型を取り出して前後を反転させ、最後の1分くらいはコゲ防止にアルミホイルを乗せる。けっこう手のかかる子なんだけど。慣れるとなんでもないのです。
ボナペティ~
本日のスペシャル
一日一新:みじん切りカルダモン作り
今週末の一日一冊:日本精神神経学会「DSM-5-TR 精神疾患の分類と診断の手引」少々、Alex Tizon「My Family’s Slave」、Cheryl Strayed「Two Women Walk into a Bar」