あんずって、生で食べるとボヤけた味でぜんぜん美味しくないのですが、加熱したり乾燥させると、ぐぐっと美味しくなりますよね。この鮮やかな酸味と香り、うっすらした植物の苦味はいったいどこから出てきたの?
ただ出回っている時期がとても短く、あっという間に終わってしまいます。
毎年「あと10パックくらい作っとけばよかった」と後悔しています。来年こそは10パック作ろう。
<あんず10パック分のジャム作成プロジェクトの準備>
- 小瓶を買っておく
- 「あんずジャム資金」と書いた封筒に6,000円入れておく
これで万全だ。
~補足~~~~
この記事は2018年の7月に、「来年あんずのシーズンになったら公開しよう」と思って下書きし、すっかり忘れていたものです。
翌年あんずジャムを作ろうとレシピを確認すべくEvernoteを検索したら、ひょっこり。で、2019/6/27にブログ記事にしました。
上の冒頭部分、とうとつに終了したあんずのシーズンに落胆し、感情にまかせて書いたらしく少々ヘン。自分に酔っています。
来年は必ず大量のあんずジャムを作る、という意気込みはわかりますが:
- 10パックは大げさ。わたしはジャムを小瓶に入れて冷凍庫で保存し、食べたくなったら冷蔵庫に1つ移動して解凍する派。冷凍庫にジャム瓶が50個もころがってたら狭くるしいです。
- そもそも(わたしの場合)ジャムなんて、1パックだから気軽にできるわけで、10パックも作ったらつかれてしまいます。
- 6,000円入れた封筒、っていうのはわるくない気がします。100円200円の野菜といっしょに並んでいると、600円700円のあんずは高価に感じてスルーしがち。予算を組むと買うので、我ながらよいアイディアでした。
パンデミック以来、あんずはメルカリで購入しています。去年(2023年)は4.5kg仕込んで多い感じだったので、今年(2024年)は2.5㎏です。ジャムなんてお店に行けば一年中おいしいのを買えますが、家で作るあんずジャムは味が濃く、別の食べものなんです。
気分な方はお試しを。いまがチャンスです。
流れ
あんずを切ってタネを取る
↓
あんずと砂糖を鍋に入れて放置(60分~)
↓
煮る
あんずの水分が出て砂糖がとけます。
小瓶に移してできあがり。
道具
鍋、スパチュラ(や木べらなど)
材料
- タネを取った状態の、生のあんず 600g
- 砂糖* 120g
お好きな砂糖でどうぞ。
我が家はカソナードというフランスの赤砂糖を使っています。カルディコーヒーファーム(926円/750g)やアマゾン(1,044円/750g 送料込み)で購入。ちょっといいスーパーでも見かけます。
ここでは、あんず:砂糖の比率を 5:1 にしています。お店で買うジャムは 2:1~1:1 くらいなので、お好みで砂糖を増やして甘さを調節してください。
作り方
ご注意ください:あんずのタネは、端っこが鋭いので気をつけてください。切れます。
- あんずのヘタを取り洗う。
- あんずにぐるっと包丁を入れて2つに割り、タネを取り除く(包丁を入れたら両側からあんずを持って、逆方向にねじると2つに割れます)。皮はむかないで、小鍋に入れていく。
- あんずに砂糖を加え、ざっと混ぜて放置(60分~)。あんずから水分が出て、砂糖があらかたとけた感じになればOK。
- フタをして強めの中火にかける。沸騰したらフタを取って弱めの中火で加熱する。
- てきとうなところ*で火からおろし、粗熱がとれたらスプーンで瓶に入れ、冷めたら冷凍庫/冷蔵庫へ。
*加熱時間は、(沸騰してからではなく)火にかけてから20分くらい。あんずの形がなくなる程度です。大量に作る場合は時間は長く、火は強めに。底が焦げないようにスパチュラなどで混ぜてください。(年に一回、火のそばにスタンバイであんずのお世話をするって幸せ)
あんずは固まる力が強いので、思ったよりもゆるめで加熱をストップするとちょうとよく仕上がります。ゆるめでもかためでもおいしいですよ。
**アクはお好みですくってください。とらなくても大丈夫です。
あんずジャムを作るうえで最大の障壁は、うっかりあんずを買いそこねてチャンスを逃すこと・・という記事でした。
2024年6月25日のスペシャル
1日1新:Hacks(というHBOドラマについて友人がいろいろ教えてくれて楽しかった!)
1日1冊:Stephen Levine「A Year To Live」、鴨長明「方丈記」各少々。
2019年6月27日のスペシャル
1日1新:ヨガのスクリプト書き
1日1冊:小嶋 一浩、小池ひろの、高安重一、伊藤香織「空間練習帳」、「Lonely Planet Paris」、「Lonely Planet Berlin」、「Lonely Planet Tokyo」、「Lonely Planet Japan」、「Lonely Planet Tokyo」それぞれ少しずつ。