作った料理を大切な人がパクパク食べてくれると、実に気持ちにいいです。
得意料理のから揚げを家族が争うように食べてくれたらほんとにうれしい。
初めてトライしたパエリャを友達が鍋ごとたいらげてくれたらおお喜ぶ。
好きな人に笑顔で「おかわりしてもいい?」なんて言われたら幸せ。
自分で作らなくたって、デパ地下であれこれ思案のあげくに選んだお惣菜を
「これうまいね!」と笑顔で食べてもらえたら、こちらもニコニコですよね。
わたしも小さい頃からお料理とおもてなしが大好きで、家族や友人、お客様にも食べてもらってきたので、わかります。
シンプルな幸せ感のほかに:
- 達成感というか
- 満足感というか
- 自分を認めてもらえた感というか
- 愛情を受け取ってもらえた感というか
- 愛されてる感というか!
- 必要とされてる感というか!!
(が、が、がーーん。)
でもまあ、しかたありません。
マザーテレサやダライ・ラマは別として、わたしたちは誰でも承認欲求がありますから。
快感ですし、やみつきになってしまうときもあるのです。(お料理って楽しいし)
しかし。相手に食べてもらうことによって上記のような感覚を得ようとすると、
自分の思うとおりにいかないことがままあります。相手が要ることだからです。
信じがたいことですが:
あなたの手料理やあなたおすすめの美味しいものを、あなたが望む方法で食べた場合に
- 体調を崩したり
- 激しい痛みが起こったり
- 臓器の寿命が縮まったり
- ときにはその場で死ぬかもしれない人がいます。
人間の身体ってほんとにひとつひとつ違っていて、食べものを受け入れるシステムも処理能力も人それぞれ。
(わたしは遺伝性の慢性膵炎で、症状を自覚してから30年、診断を受けてから15年と長いのですが、いまだに自分でも信じがたい瞬間があります)
食べてもらってナンボ!な人には悲しいことですが:
あなたの手料理やあなたイチオシの美味しいものを、あなたの望む方法で食べたくない人が、いるかもしれないのです。
(が、が、がーーん)
食べものの好みや、そのときどきの欲求は人それぞれ。たとえ家族や親しい友人であっても、ひとりひとり違うのです。
お腹の病気やアレルギーと同様に、尊重されるべきことではないでしょうか。
でも朗報!
手料理を「食べてもらう」以外にも、愛されていることを実感する方法や愛情を示す方法は、あるのです。
1.自分が楽しく・気持ちいいことをする
今この瞬間、風に吹かれたり、椅子に腰かけて1分ほっとしたり、そのままの姿勢で目を閉じて呼吸をしてみたり。あなたが楽しく気持ちよければ。
わたしの場合は:
- 移動中は緑の美しいところを選んで歩く
- 新しいサービスをとおして人と会う
- 香りのよいヘアケア製品(ラカスタにはまり中)
- ブログ記事を書く
- 果物といっしょにダークチョコレートを5g~10g食べる(10gで脂質3.8gくらいなのでたいてい余裕でOK!)
- カフェで豆パンを食べながら日経産業新聞を読む
- テニスボールを使ってアーユルヴェーダマッサージをする ←オリジナル
2.相手が自分の料理を食べるか・食べたかどうかではなく、「その人自身のおもしろさ」「今の状況」に関心を持つ
たとえば:
- あなたの大切な人が「知りたい」と言っていた情報をみつけて贈る
- 観察する
- その人との会話をたのしむ
- (あなたの大切な人に、病気やアレルギーに関して訊きたいなら)まず調べる
- 相手の仕事や人生のプロジェクトの話を聞く
同じ釜の飯を食べなくても大丈夫!そういうときはさっさと幸せを選びましょう。
本日のスペシャル
1日1新: 大井町阪急ガーデンのスターバックスコーヒー、初めてお会いする方々、ラカスタのヘアケア48シリーズ
↓右側の白と茶色のしわしわなひとは、料理以外にいろいろな愛情表現のレパートリー持つ。(←料理はできません)