無印良品の体にフィットするソファは人をダメにするソファと呼ばれているそうです↑
お客様に無料相談をして差し上げていたとき、わたしは人をダメにするフリーランサーでした。
無料相談をやめて有料にしたらどんな変化があったかいうと
無料のときは約束の時間よりも遅くいらしていたお客様が、有料になったら時間の前に来てくださるように
後払いのときは必要なタスクを無視しがちだったお客様が、前払いになったら準備万端で臨んでくださるように
無料のときはなかなか翻訳原稿があがらなかったけれど、着手金システムになったら原稿が完成してお客様はさっさと次の仕事へ
後払いのときは苦しそうに支払いをしていらしたお客様が、前払いになったらそれはすがすがしく気持ちよさそうに。
無料相談をしていると、大切なお客様の人的資源をダメにしてしまうことがわかりました。(他にもありますが、それは別の機会に)
お客様の時間を無駄にしてしまいます。
お客様の会社のお金を無駄にしてしまいます。
お客様がパフォーマンスを最大限に発揮する機会を奪ってしまいます。
人をダメにするフリーランサーは、成果を出していても信頼されていてもクビになる可能性があります。
お客様の会社のためにならないからです。
完成していない原稿を少しずつ作業して差し上げていたことがありました。五月雨式と呼ばれる方法です。
チームメンバーの方々には非常によろこばれましたが、よろこんでいない人がいました。上長のそのまた上長です。
「若いやつを甘やかさないで。完成できないやつになるから。これがデフォルトになったら困る」
(そのとおりだ!)
いま思うとやんわりクビでした。
わたしは『人をダメにするから』という理由で業者をクビにするようなお客様とこそ!長くおつきあいしたい!と思うので、節度あるサービス提供方法を心がけています。
もうひとつ。ゴールをともにして一緒に働いていたら立場が違っていても20歳だろうと50歳だろうとチームのメンバーです。
でも同時に、生きることを少し先に体験した人は、これから先を長く生きる人々に対して責任があるのではないかな、とわたしは思っています。
だから特に若い人をダメにしてはいけません。(と自分に誓ったのです)
そのほうが日本のためになるし、世界のためになるし、カルマにも良いです。
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