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普通のPCユーザーこそ、すごいキーボードを使う意味がある
キーボードなどの入力機器を購入しようとすると、さまざまな選択肢があります。
手頃な値段でひととおりの機能を備えた一般ユーザー向け、高度な技術にプラスしてデザインや耐久性や使用感にこだわった高価なオタクユーザー向け。
わたしは開発者ではないし、オタクユーザーでもなく、クリエイターでもない、日常的にPCを使っている普通のユーザーです。でもあえて高価なほうを選ぶようにしてきました。普通のユーザーだからこそのメリットがあるからです。
1.格段に気持ちいい、健康にいい
ヘビーユーザーがガンガン使っても快適なようにできているので、普通のユーザーにとっては桁外れにラクです。
実際に使ってみて体調の変化を感じてもらうしかないのですが・・。マッサージ屋さんに行くことを考えたらすぐに元が取れます。
2.仕事がはかどる、時間ができる
プロ仕様なので反応がより速く正確なので、作業のスピードと精度が上がります。
好きなことや大切なことをする時間が増えますね。
3.耐久性がある、動作が安定している
時間と労力が節約できます。たまのトラブルは成長する機会ですが、頻繁なトラブルは時間と体力の無駄。
何事もないのがいちばん!入力機器に限らず、優れたデバイスやアプライアンスを使って最もすばらしく感じるのがこの点です。
4.すごいデバイスを使っている人々の行動を体感できる
ある人々がどんな風に考え行動しているのかを知りたかったら、彼らに人気のデバイスを使ってみるのが理解の近道のひとつ。
わたしの場合は、ソフトウェア開発の翻訳を本格的に始めた頃、技術者の考え方を想像しやすくなるかも、と思い使い始めました。やってよかったです。
5.一目置かれる
普通に考えたら、こだわりのある人以外がわざわざプロ仕様のデバイスを使う理由なんてありません。なのに、背伸びして使っているのです。
真剣さが伝わるからか、なにかと教えてもらえることも多いです。
東プレのRealforce(リアルフォース)キーボード
わたしはプログラミングはもちろん、コーディングもできません。UNIXもLinuxもわかりません。でもすごいキーボードを使っています。
東プレのRealforceというもので、値段は2万円弱。ウィキペディアによると、作っている会社は銀行窓口用のキーボードのシェアが70%、国内計算センターが100%という技術力だそうです。
我が家でPCを使った来客は皆、このキーボードにさわるとびっくり&うっとりし、値段をきいて驚愕します。
開発者の友人だけは違う反応で、「ん・・・?このキーボード・・・よね?なんでこんなところに(=わたしの家に)あるの・・・?」と。失礼な!(笑)言いたいことはわかりますが。
このキーボードはふわふわタッチでもしっかり入力できますし、小指もぴよぴよっとキーに当たるだけで入力できていますし、とにかく軽いです。力を入れなくていいので疲れません。
押したキーが戻るときの感触はピアノの鍵が指に当たるときと似ています。なめらかで気持ちの良い使い心地です。
丈夫で長持ちです。5年ちょっと前に購入し、何回か分解掃除もしましたが、使い心地は安定しています。
すごいキーボードを使い始める前は、キーボードは消耗品だと思っていました。急ぎの仕事中に壊れたら困るので常にスペアがいくつか用意してあったくらいです。
Realforceはヨドバシアキバのお店の方にすすめられました。両手の指をぐわっと開きながら
「これすごいんですよ!ゲームしてると5個とか6個とかいっぺんに押すんですけどね、ちゃんと押した順番で反応するんですよね」
というひとことになぜか説得されてしまい、その場で購入しました。(ゲームなんて人生で一度もしたことないのに・・。)
わたしが愛用しているモデルは 「東プレ NG0100 REALFORCE91U」 テンキーレス、変荷重、日本語配列、色は白です。
Happy Hacking Keyboard(ハッピー・ハッキング・キーボード)
Realforceの前はHappy Hacking Keyboardという開発者御用達のキーボードを使っていました。
Realforceを買ってからお蔵入りになりましたが、これも素晴らしいキーボードです。ミニマルでうっとりするように美しいデザインと、キーの感触が好きで、独自のキー配列をがんばって覚えました。
ヨドバシアキバのお店の方が、見た目も話した感じも「素人」なわたしに2万円近くするRealforceを提案してくれたのには理由があります。
どんなものを探しているかを説明したときに「今はHappy Hacking Keyboardを使っているのですが」とひとこと添えたからです。すごいデバイスを使うのは、すごいデバイスを使う人々に対する関心を示すことです。
仕事でもなんでもそうですが、目の前の相手に関心を持つのは生きていていちばん面白いことのひとつではないでしょうか。
本日のスペシャル
1日1新: 永谷園の手裏剣戦隊ニンニンジャーカレー ポークあまくち
『忍びなれども忍ばない』 ・・・??