米粉100%で作ったパンがきれいに切れなくて困ってらっしゃる方!
わたしも困って考えました
かんたんな解決策があります。よろしければお試しを。
初めて米粉100%パンを焼いたとき、パンケースからコロンと出てきたのを見て大喜びしたのもつかの間・・・
すこし冷めたところを切ってみたら、ナイフにパンがくっついて持ち上がってしまいました。←粘着力すごい。
米粉パンは切るのが難しいのですね。
この3つをすればきれいに切れます。
- 焼けたらひと晩おいておく
- パンの上下をひっくり返して切る
- パン切りナイフではなく、ふつうの包丁で切る
1. 焼けたらひと晩おいておく
焼きあがったパンを金網やワイヤーラックの上で、生温かくなるまで冷まします。
だいたい冷めたらラップフィルムで包み、さらにビニール袋(わたしはジップロックのを使っています)に入れる。
ひとばん(または半日)置いておく。寒い時期なら常温で、寒くない時期には冷蔵庫で。しっとりいい具合に固まって、べたつくこともなく、すぅっとナイフが入るようになります。
2. パンの上下をひっくり返して切る
パンの上側の皮がかたい場合は、パンをさかさまにすると、嘘みたいにうまく切れます。下側の面を上にして包丁を入れるとすぅっと刃が入る。
ひび割れのある上側は硬いので、切るときにどうしても力が入ります。すぐ下の柔らかい部分がつぶれるのもしかたないことですよね。(表面がつるっとして刃がすべりやすい!ちょっと怖いです)
穴の開いた下面は、表面が平らで柔らかく、ざらりとしており、包丁を入れやすいのです。
3. パン切りナイフではなく、ふつうの包丁で切る
パン切りナイフ(=刃が波型のもの)ではなく、ふつうの包丁(=牛刀や三徳包丁など)を使います。
柔らかい側から包丁を入れ、下まで切り進めたら、最後に硬い皮を「サクッ」と押して切りとるイメージ。
↑Before もろもろトースト(トーストになれたのは写真に写っている分だけ)
↓After ふつうトースト(1斤ぜんぶトーストになれます)
おまけ: はじっこ1枚は分厚く
はじっこの最後の1枚も、他のと同じように、薄く均一にスライスしたくなってしまうのは、わたしだけでしょうか? これは怪我のもと。無理して薄く切ろうとせず、
最後の1枚は分厚くていいのだ!むしろ分厚くするのがミッションだ!(←なんの?)
くらいに思ってスライスしましょう。安全第一。
はじっこ分厚くなってます 笑
最初は写真のように、スライスしたパンを一枚ずつラップフィルムに包んでいました。が!米粉パンは小麦粉パンと違い、冷凍してもパン同士がくっつかないのです!なのでスライスしたら(ひと晩くるんでいた)ラップフィルムにゆるっと包み、ジップロックに入れて冷凍保存しています。
上手に切れなかったもろもろ炙りパンも、おいしい!この日はメープルシロップをつけて食べました。上手に切るこつは:
- 焼けたらひと晩おいておく
- 上と下をひっくり返して切る
- パン切りナイフではなく、ふつうの包丁で切る
特別な道具や材料がなくても、米粉100%パンが気持ちよくスライスできますよ。
本日のスペシャル
1日1冊: 「人間はいろいろな問題についてどう考えていけば良いのか」森博嗣
自分を含め、「具体的に!」と言っている(=誰かに/自らに求めている)状態のひとを観察すると、それはただの思考停止なのでは?と思うことがときどきあります。この本にはそういうことが書かれていました。
「具体的に!」は考える代わりにはならないので、気をつけます。