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慢性膵炎の症状を自覚してから30年、遺伝性の慢性膵炎と診断されてから15年。
食餌制限のある人が、人といっしょに食べる場面で経験する「悩み」の根源はおおよそ、人間関係にあるとわたしは思っています。
会社の飲み会、懇親会、歓送迎会、法事、懇親会。なんでもいいです。
人が集まる会食の場で、ちょうどよく食べること・食べないことは、あなたの身体を守るために必須。
あなたの大切な命を削るに価するような、食べ会や飲み会なんて、人間関係なんて、ありません。
この記事のどこかに、あなたの身体を守るヒントがみつかればうれしいです。
「病気のことを説明するのがめんどくさい。どうせわかってくれないし。」
まずは、説明するのがめんどくさい、部分について。本当にめんどくさいですよね。
いったいぜんたいどうして!?食べるものが自分を違うくらいであれこれ文句言う人がいるんでしょうか!?
慣れてるはずのわたしでも憤慨することがあります。
2~3回説明してわからない人には、説明しなくてよい、とわたしは考えています。
これはわたしの経験なのですが!
あなたがその人と同じ食べ物を同じように食べないからといって文句を言ったり非難したり不満に思う人は、説明を求めているわけではありません。
単に、あなたを自分の思い通りにしたいだけなのです。とほほ。
次に、「どうせわかってくれないし。」について。
あなたにとって誰かが「わかってくれる」ってどういうことでしょうか?
「どうせわかってくれないし。」とすねてる気持ちのわたしやあなたは、そもそも具体的に、相手に何をどうして欲しいのでしょうか?
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・・・・・まずは35個くらい書いてみましょう。(わたしは100個以上書いた記憶があります 笑)
「みんなと同じものを食べないと気まずい。」
本日のランチメニューがAかBの二択なら、どちらを選びますか?
(A)気まずいを回避定食
(B)激痛の苦しみ(入院・機能低下・死)を回避定食
本日のわたしはだんぜん(B)をチョイス!
ぜったいにA定食はだめ、というのではありません。
毎回B定食を選択できなくても、自分にはB定食という選択肢があるのだ!と思うことが重要です。
そのうちに・・
(C)激痛の苦しみ(入院・機能低下・死)を回避+気楽に定食
(D)激痛の苦しみ(入院・機能低下・死)を回避+おいしく定食
(E)安心+おしゃれに定食
(F)安心+気楽に+おいしく+おしゃれに+ぜんぶ乗っけラーメン+デザート
選択肢が広がってきました。ナイス!
「目立ちたくない。」
はい、おっしゃるとおりです。できれば楽しく平和な時間を過ごしたいですよね。
誰かがちょっと目立つことをすると、そのことに逆上する人が、世の中にはたしかにいます。
でも多くの人は、他人のことにはそれほど興味はないので、みんなと同じ物を同じように食べなくても大丈夫。
「非難されたくない。」
はい。ときどきいますね。みんなで囲む食卓に出されているお料理を誰かが食べないと、怒り出す人。
自分が作ったものを食べない相手に執拗に迫る人。お酒を飲まない人にからむ、お酒を飲む人。
ぜんぜん楽しくないですね・・・。
昔はそういう人と同席することがありましたが、今はまったく遭遇しなくなりました。
そういう場所に行かなくなったからです。行かなくなると誘われなくなります。
世界はなんだかうまくできていて、生き方がおもしろい人、感じいい人、安定した人。こういう人が居る新しい場所に、少しずつ誘ってもらえるようになりましたよ。(うれしいですね)
誰でもそうでしょうが、わたしもなるべく非難されたくないと思って生きています。
ネガティブな感情と居合わせるのは気持ちのよいことではありませんし、なにより心身つかれます。
体力ひかえめなわたしには、そんなことに費やすエネルギーはないのです。他にやりたいことがたくさんありますし!
非難する人がいる食べ会、飲み会に、行かないという選択肢が、あなたにはあります。
「いつも割り勘負け。」
数十年(数字の上では)割り勘負けしてきたわたしが自信を持って言い切ります。割り勘負けしていると、人生いいことがありますよ!
気にせず割り勘負けしていると、いろんなところでかえってご馳走になることが多くなります。(←ぜったい知らないうちに勝たせてもらっているのだと思います)
そういうときは、ありがたくお受けしましょう。
あとは、割り勘負けして気にならない相手といっしょに過ごすのが鍵なのかもしれません。
あなたには、選択肢があります。
本日のスペシャル
1日1新: 化粧坂、寿福寺
画像は昨年夏の「ダイノワールド2015 ヨコハマ恐竜博」にて。写真撮影とても楽しかったな~。そのときの写真どっさり記事はこちらをどうぞ。
今年9月から来年1月まで大阪で恐竜博があるそうです。何か理由を作って行かねば。