ふだん健康なあなたも、ときには体調をくずすことはありませんか。昨日まで何ともなかったのに目が覚めたらいきなり風邪だった、なんていうこともありますよね。(わたしは先月ありました。起きたら喉がぱんぱんに)
ふだんの暮らしを自分の好みや身体にあわせて心地よくしておくと、具合が悪くてしんどいときに、てきめん効果を発揮します。
わたしは幼児の頃から、身のまわりを快適にいられるようにカスタマイズすることに、なかば偏執的に取り組んできました。
そのおかげで遺伝性の慢性膵炎の症状が重くなったときは、とても助かったんです。同時に、カスタマイズ魂にもさらに火が点きました。
寝たきりだったときは「どうやったら家がハワイ(のホテルハレクラニ)になるか」を考え、メモし、起き上がれたとたんにさささーっと実行し、再びぶっ倒れれば「うーーんハワイ・・満足。カク」
ひとりでも、誰かといっしょでも、ふだんから自分が何を好きなのか、何が自分を心地よくしてくれるのかを意識して言語化しましょう。
身体に不調があってもなくても、自分の身体の声に耳を傾けることを習慣にし、身体が伝えていることを言葉にしましょう。具体的な言葉にすると、いいことがあるんです。
身体が弱っているときは、余裕がありません。余裕がないときは、自分が病気のときに何をどうすればラクになれるかなんて、あれこれ思い出せません。メモ書きでもなんでもいいので、さっと見られるリストがあると、考えないで動けます。(そして気分よくなれる)
人にたのむのなら、なおさらです。何を心地よく感じるかは人それぞれ。どんなにあなたを献身的にケアしてくれる人も、あなたの痛みをそのまま感じることはできません。わかるのはあなただけ。だからこそ、痛みやしんどさで弱っているときは、そのことを人にわかりやすく具体的に伝える手段を持つのは大事。
どうして欲しいのかというくわしい説明があると、人にやってもらうときに自分がのぞむ結果を得られる可能性が高いです。(人に仕事をお願いするときと同じですね)
なので、あなただけの自分マニュアルを作る勢いでメモ書きから始めませんか。
と言われても何から書いたらいいのだ!とお思いの方がいらしたら・・。
わたしの場合は自分に向けてこのようなことをメモしています。よろしければ一部分をご参考までに。
自分マニュアル用のメモ
つねに
- 香りでリラックスしよう アロマいろいろ
- 温かくいよう 着るもの・寝具・暖房器具を活用しよう
- 心と身体で味わおう
- 動けないときは時間が過ぎゆくのを有意義だと思ってみよう 病気のときに何もしないで休むのは最も有意義な過ごしかた、というか必要な投資です 身体をやすめるのは生きてその先の人生を作る土台!これ以上有意義なことってない!わたし天才かも!(くらいに思うこと)
痛いとき
- 口角を上げる 自然に笑顔になる
- 息をしよう ゆっくりと吸う1234・吐く5678・吸う1234・吐く5678 …
- 痛みによっては姿勢を変えるとラクになる場合もあります
- いろんな姿勢を研究してみよう マクラやクッションを用意しておこう
- 頭にタオルを巻いてみよう 温めてみよう
- 痛み止めを飲もう 痛いと夢中になって痛み止めを飲むというオプションがあることを忘れてしまいがち
- 寝たふりしよう 寝たふりをしてると寝てしまうことがあります ラッキー
- 動けたら水を飲んでみよう 痛いと水を飲むことすら忘れる!
痛みがひいたら
- 痛みがひいたら身体はコキコキのはず スポーツや引越の翌日のようになってるはず ストレッチしたりマッサージしよう
- 痛みがひいたら大喜びしよう 歌ったり踊ったりしてみよう
- 何時間も痛かったあとに痛みがひいたら、痛くない幸せをぞんぶんに感じよう
- 筋肉が緊張していたら頭にタオルを巻いて温めてみよう 眠れます
- 水を飲もう 痛いと水を飲むことすら忘れる!(おいしいのでブリタにしとこう)
- (もしも薬の飲み合わせが大丈夫でお腹に合えば)カルシウムマグネシウムのサプリメントを飲んでみよう 不足すると筋肉痛
自前のセンサーに依存しない
- 室温にこだわる
- 湿度にこだわる
- 具合のよくないときは自前のセンサーがダメになっていること多い 数字を知ろう 温湿度計は部屋の数だけそろえる
- 体温計はベッドの脇にスタンバイさせておこう
五感にこだわる
- 手ざわりのよい寝具 お店で目を閉じてすりすりして選ぼう 自分の好きなものを正直に!
- 手ざわりのよいタオルを用意しておこう 日頃から手ざわりが「いいな」と思ったものを手に入れておく
- ハンドクリームをつけてみよう ついでに顔にもつけてしまおう 気に入ったものを手にいれておこう
- 好きなアイテムの入手先の情報をまとめておこう
- 好きなアイテムにすぐにアクセスできるように
- 好きなアイテムはひとつ余分にストックしとこう
- 音楽を用意しておこう (我が家のヒーリング音楽は加湿器やアロマディフューザーの音と、モーツァルトやキアリーレイシェル)
セルフケアのメニュー
- ストレッチしてみよう
- アーユルヴェーダのセルフマッサージしてみよう
- ほぐれッチしてみよう
- 足つぼマッサージしてみよう
救急車を呼ぶタイミング
- 目の白い部分が黄色かったら*呼ぶ ベッドの脇に手鏡
- 直感で呼ぶ
*救急車を呼ぶタイミングは主治医に教えてもらいました。顔を見て目の白い部分が黄色かったら救急車を呼ぶ、というルールです。幸い一度も呼ばなくてすみましたが、わかっているととても安心です。
世界でいちばんあなたの身体をわかるのは、あなた自身です。あなたの身体の痛みを感じられるのは、あなただけ。
気持ちよいと感じることが多く、不快だと感じることが少ないと、病気の治癒に効果があることや治癒を早めることは実証されています。
百歩譲ってそうでなかったとしても、同じ生きるなら気持ちよく自分のよいように時間を過ごしたいですよね。
本日のスペシャル
1日1新:「女子高生社長、経営を学ぶ」、初めての歯科クリニックに予約
気に入ったものをアイハーブから少し届けてもらいました。デカフェ紅茶、デカフェ緑茶、お米100%のラザニアなど。