遺伝性の慢性膵炎で、食べるものに制限*があります。まずは脂質で、1日に処理できる量は 20g。(1食あたり5gくらいまで、繰り越し不可)
20gってどれくらいかというと、セブン・イレブンの
- こだわりたまごのサンド 脂質 22.5g
- ジューシー焼き餃子 脂質 18g
- カスタード&ホイップのダブルシュー 脂質 21.5g くらいです。
レストランの料理やデパ地下の惣菜で、まともに食べられるものは、ほとんどありません**。
腹痛や入院の恐怖にドキドキしながら周囲の人と同じものを食べることはしません。(そんなドキドキよりも他にやりたいことがありますし!)
この記事では、わたしのような人が食事の心配をしないで旅を満喫できる方法=アパートホテルについて書きます。
1.アパートホテルとはなにか 2.アパートホテルを見てみる 3.わたしがパリで泊まったアパートホテルの写真 の順にご紹介いたしますね。
旅行にいきたいけど食べるものが心配だから・・ちゅうちょしていらっしゃる方の、もしかするとヒントになるかもしれません。
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(*)脂質以外のことについて書いた記事:「慢性膵炎のひとが膵臓をいたわっておいしく暮らすルール」
(**)会食をどうしているかについて書いた記事:「慢性膵炎の人が膵臓をいたわって食事会を楽しむルール」
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1.アパートホテルとはなにか
- アパートのように、料理ができるキッチン、座って食べたりくつろぐスペース、ランドリーなどを備え、
- ホテルのように、スタッフが常駐して宿泊客を支援し、
- ホテルのように、清掃や洗濯などのハウスキーピングサービスが提供される、宿泊施設
ベッドルームがいくつもある豪華けんらんなところ、質素なところ、プールやジム、会議室やイベントスペースが併設されているところ、星の数も宿泊料もさまざま。
サービスアパートメント、キッチン付きホテル、などと呼ばれることもあります。
2.アパートホテルを見てみる
“アパートホテル” [場所] でグーグル検索すると出てきます。
↓たとえば(下線のリンクをクリックすると画像検索の結果を見られます)↓
コンテンポラリー・アートっぽいところ、しっとり洗練された雰囲気のところ、リゾート全開なところ、素朴なところ。旅する人の気分と事情と予算に合う選択肢が、けっこうあるな、とお思いになるのではないでしょうか。
3.わたしが泊まったパリのアパートホテルの写真
今回わたしが利用したのは、ルーブル美術館やノートルダム大聖堂からは少し離れた(といっても地下鉄で15分)、のんびりした雰囲気のご近所にあるアパートホテル。シンプルなスタジオタイプの部屋です。
部屋の窓からいつもの景色。
キッチン。食器や調理器具など、料理に必要なものはそろっています。パリっと清潔なキッチンタオルも2枚。食洗機も。
電子レンジ、湯沸かしポット、冷蔵庫、トースター(写真の外)。
中身は家の冷蔵庫と同じです・・冷凍庫に生ゴミが入っているのも同じです・・。
ブリタ持参で重たいミネラルウォーターを買って運搬しなくていい♪♪ お腹に安全なレトルトご飯とおやつ・薬などを収納するスペースもひろびろ。
玄関ホール。右奥のドアがトイレとお風呂と洗面。右手前の引き戸がクローゼット。
↑イスは室内からホールに移動してきました。これがあるだけでバッグや着替えを置いたり、靴紐を結んだり、くつろぎます。
アイロン、アイロン台、貴重品用のセーフティボックス。
スーパーで購入したトイレの洗剤。なるほどこういう形だからアヒルさんなのね!と塗布して放置して水を流してさっぱりと。(部屋の清掃はふつうにされています。が、気になれば自分が快適なように対処してしまいます)
ランドリールームは別の階にありました。使い方はシンプルです。
「両替は、してもらえるときとしてもらえないときがあるから、コインは自分で用意しておくのが吉。コイン足りない?じゃ僕が両替してあげましょう(じゃ~らじゃら)」と、親切な先輩お客が両替してくれました。常連らしい。(エドさん、ありがとう)
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7月のパリは夜10時ごろにやっと夕暮れ。朝型のわたしはがんばって夜ふかししました。おもしろかったな。
あなたが行きたい街、ずっと気になっている場所は、どこですか?
本日のスペシャル
1日1新:横浜文明堂「文合わせ」抹茶あん
抹茶スイーツを愛する甥っ子に送ろうと、試しにひとつ買ってみました。中身の抹茶あん濃~!(お店の方によると八女茶だそう)
1日1冊:三宅香帆「文芸オタクの私が教える バズる文章教室」 文章教室とありますが、じつはいろんな著者を読みたくさせるため?の本(だと思う)。いっき読み。
よく考えたら、学校の国語や古文の授業も、本を読みたくさせること=おもな目的のひとつですよね。