さらっと見る目次
広告ブロッカーって何?かというと、アプリです。これを入れると、スマートフォンやパソコンでインターネット上の情報を見るときに、広告が消えます。
ブログを読んだりアプリでゲームをするとき、いろんな広告が出てきますよね。あれが消えます。
せまい画面がいくつもの広告におおわれて、もはや本文が見えない。何が書いてあるのかわからない状態。
ポップアップ広告がピヨっと出てきて身動きとれず、ネットサーフィン終了。
知らない動画が勝手に再生されて、めくるめくお祭り状態。
それがすいっとなくなります。
この記事で言いたいことは、「広告ブロッカーアプリを入れて、画面すっきりインターネット体験を楽しもう!」ではありません。
たしかに広告がなくなると情報が見やすくなるのは確か。ほんとにすっきりします。使ってみると「ほっ。」とする。
じゃ、あゆう子さん、何が言いたいわけ?とお思いでしょうか。
- 広告ブロッカーに賛成なの?反対なの?
- おすすめしてるの?やめたほうがいいの?
- 危険なの?それとも安全なの?
両方です。両方。
広告ブロッカーって何なんだろう、
どうやって広告を消しているのかしら、
どういうビジネスモデルなんだろう、
普及が進むことでどんな影響があるのかしら、
それでわたしはどうしたい?
あゆう子さんはどのアプリを使ってるの? AdGuard(アドガード)です。
わたしは「AdGuard(アドガード)」というアプリを iPhone で利用しています。
このアプリを選んだ理由は、ユーザであるわたしに見える部分のデザインがクリーンで、会社のブログの情報が読みやすかったから。
ブログに書いてあることを読んで、なんとなく信用できそうだったから。それだけです。
アプリを入れてよかったことは、(広告があったら絶対に避けたであろう)すばらしい読みものに、出会う機会ができたこと。
それを書いたひと達を知る機会を得たこと。こういうのがうれしい。
広告ブロッカーって何?
スマートフォンやパソコンでインターネット上の情報を見るときに、広告を消してくれるアプリです。
どれくらいの人が使ってる?
(調査ごとに数字は前後しますが)世界的にはインターネットユーザの40%くらい、日本では20%くらいで、世界で最も利用率の低い国のひとつ。
なんで広告が消せるの?どうやって?
広告ブロッカーがわたしのコンピュータのなかの情報をぜーんぶ見て、広告を見つけては「あった!」とか言って(いるかどうかはわからないけど)いちいち消してくれるのです。
え?ぜんぶ見られるの?それイヤ。なんとかできない?
アプリによっては、見て欲しくない場所を「このサイトは見ないで」と個別に指示できるようです。
そもそもGoogleさんもブラウザに出てくる広告も、わたし達の行動を追いかけてデータを集めているはず。もはやインターネット上のすべてに追跡されている気分です。
2022年くらいの人類は、こういう運命なのかもしれません。(←そういう運命なのかどうかを勉強中)
広告ブロッカーの会社は、いったいどうやってお金を稼いでいるの?
いろんな方法があるらしいです。たとえば、
- アプリの利用者から寄付してもらう
- アプリの利用者から利用料をもらう(ダウンロードごと、機能ごと、などなど)
- 広告主の企業から「広告を消さない料」をもらう。そして、お金を払った企業の広告だけを表示する。(Google、マイクソロフト、Amazonなどは広告を消さない料を払っているとのこと。そりゃそうか大企業だし)
- 広告が集めた追跡データ(利用者のデータ)を集めて転売する。
読みもの・参照資料
もっと知りたい方は、いくつか記事をどうぞ。なかなか楽しいです。
- Gigazine 『広告ブロッカーを許可することで広告主もユーザーもメリットを得られると研究者が指摘』日本語
- The Wired 『Ad Blockers Are Making Money Off Ads (And Tracking, Too)』英語(広告ブロックアプリはどうやってお金を稼いでいるのかを書いた記事。2016年の記事で、少し古いけどおもしろい!)
- Backlinko『Ad Blocker Usage and Demographic Statistics in 2022』英語(棒グラフを見ると数字ばっちり)
- Info Cubic 『2022年最新版!「世界の広告ブロックユーザーについての統計データ」』日本語
- Appliv 『【2022年】 コンテンツブロッカー(広告ブロック)アプリおすすめランキングTOP10』日本語(にぎやかサイト。ひと混みがダメな方は元気なときにどうぞ)
ボナペティ~
(↑アドガードの似顔絵は、Evernoteのノートに指で描いた自作です。)
本日のスペシャル
最近うれしい1日1新:ブログをやってる方々との偶然の出会い(プロの収益ブロガーの方、企業展開ブロガーの方)ありがたいな。
1日1冊:山本琢磨「ザ・マイクロコピー[第2版]」続き。