葉山の神奈川県立近代美術館で、フィンランドの建築家アルヴァ・アアルトの展覧会「アルヴァ・アアルト ー もうひとつの自然」を開催しています。
アアルトの照明の下で、アアルトの図面や建築模型をみて、アアルトの椅子に座ってくつろぎ、葉山の御用邸の前の浜辺もお散歩したいな、とお思いになった方は、ぜひ。
アアルトの家具のファンというわけでもないのに!展示も家具もすばらしくて、気に入ってしまいました。会期中に、また行こうと思っています。
今回初めて見たアアルトという人の筆跡が優しくて、うっとりしました。建築家が図面を書くときに使う、大文字だけを使う特有のスタイルの手書き文字は、同じように見えても人それぞれなのですね。
それから、模型でも光や空気の通り方がわかるんです。(そりゃそうか…そのためにあるんだし、でも発見だったのですよ)
アアルトが、イランやイラクの王室に依頼されて作った模型を見ながら、(革命が起きて実際に建設されることはなかったのね…)と、しみじみ歴史の物語を感じたり。こういうことも楽しみ。
図面や写真は引き出しにも入っているので、ひるまず開けて、中をのぞいてみてください。
行き方など
行き方:JR逗子駅または京急新逗子駅から、バスで15分。バス停は美術館の眼の前。
どちらの駅からも乗るバスは同じで、「逗11、12系統(海岸回り)」。降りる停留所は「三ヶ丘・神奈川県立近代美術館前」。
会期:2018年9月15日(土)~11月25日(日)
開館時間:9:30~17:00
休館日:月曜(月曜が祝休の場合は開館、翌日休館)
入館料:1,200円
“会話を楽しむ日”:10/7(日)と11/4(日)は、小さな子どもが騒いでも大丈夫な日だそうです。
駐車場:あり(朝8:30から入れる)
静けさを楽しむコツ
人の少ない時間帯
早めに着いて(とくに土日祝は)9:30の開館と同時に入るのがおすすめです。早ければ早いほど人が少ない。
ランチ
美術館の付近には、歩いてすぐ、みたいなレストランはありません。ピクニックは、トンビが襲ってくるので危険です。
じゃどうすれば?というと美術館のレストランがおすすめ。眺めがよいのです。11時ちょっと前に行って、よいお席に案内してもらいましょう。(12時に近くなると混む並ぶ待つ)
お料理はごくふつうの洋食です。お店を探したり並んだり、空腹で40分待ったりせずに、ゆったり過ごせるのって贅沢だと思う。
再入場
チケットがあれば、ご飯を食べたりしてから展示に戻れますよ。(当日であればチケット提示で何度でも再入場が可能)
渋滞
ぜひ美味しいものを、という方は、素敵なお店を予約しておきましょう。曜日や季節によって道が渋滞するので、美術館からお店までの移動時間は多めに見積もると、ドキドキしなくてすむかもしれません。
さっさと写真
写真撮影が許可されているのは、「アアルト ルーム」という、アアルトのスツールやテーブル、アームチェアに触ったり座ったりできるスペースと、ラウンジの一部です。
ラウンジ。
右手の、海に向かってせりだしている部分がレストラン。
アアルト ルーム。
グレーのテーブルとスツールを組み合わせたコーナー。
このコーナーがいいなあと思いつつ
またこちらに戻って
入り口のほうを眺めたり
見上げてみたり
窓の外の海を眺めたり
くま。
私物をアームチェアの上に置いてみたり(記念撮影?)
海と山。12時を過ぎてレストランは満席たのしそう
散策路を降りていくと
知らない葉っぱがもりもり生えている
あちこちに立っている彫刻が自然に溶け込んでいて、気が付かないで通り過ぎそう
見下ろすと塀の向こうにビーチ
また彫刻
このように松の間にふつうにある
裏門?から美術館の敷地を出ると、海に続く小道
浜に出たら左に向かって砂のうえを歩きます
ごくふつうの海です
でもいいですよね
御用邸の脇の道を通って「葉山」バス停から逗子行きのバスに乗ります
秋です!
本日のスペシャル
最近の1日1新:「アルヴァ・アアルト:もうひとつの自然」展、「描かれた『建物』」展
最近の1日1冊:Anne Bogel「Reading People: How Seeing the World through the Lens of Personality Changes Everything」、会計の本いろいろ続き