やりたいけど・やったほうがいいけど・やらないと困ったことになるかもしれないけど
「今からやっても遅すぎる」と思う(のでやれないでいる)ことをどんどん書いた、わたしが提唱しているリストです。
内容はどんなことでもいいんです。ささいなことでも、人生にけっこう大きな変化をもたらすようなことでも。
事の大小で分けたりせずに、思いつくまま、ダダーーっと(あるいはダラダラと)書いてみてください。紙でもデジタルでもお好きな方法で。
たとえばこんなことを
・ベランダに置きっぱなしの壊れた電子レンジ。今月の粗大ゴミの日もう過ぎた(遅すぎる)
・この結婚もうやめたい(もう遅いよね今さら離婚は)
・この会社もうやめたい(でもここまで来てしまったし遅すぎ)
・いまからストレッチなんて再開しても(もう遅いけどね)
・老後のお金はどうなるのか不安だけどどうしようもない(もう遅い)
・今からモバイルWi-Fi解約しても(遅すぎる・・締め日すぎたからもう一月分請求されてしまう)
・今からスマホはじめても(もう遅い)
・今さらこの部屋をそうじしても(遅すぎる)
・今から転職っていっても(もう無理でしょう)
・今さらパソコンはじめても(無理でしょう)
・今から保険に入っても(遅すぎじゃない?今から?)
・今から大学に行っても(意味ない)
・今から好きな街に移住しても(もう遅い)
・今さらトランジションしても(もう遅い)
・今から踊りはじめても(無理でしょう)
・今から家を改築しても(何年も住めないかもしれない)
・今さら外で働きはじめても(もう遅い)
・今さら部屋の片付けしても(意味ない)
何がどう遅いかは関係ないです。あなたが「もう遅い」と思ったらもう遅いので、リストに追加してください。
あなたの心は、もう手遅れだ、無理だ、と言っているのですから、それでいいのです。
ほんとにもう、いいかげん遅すぎるし、かんぜんに手遅れで、もう無理でしょう。たぶんダメでしょう。言ってる本人がそう思ったら、十中八九、手遅れです。
で、手遅れなことをじゃんじゃんやればいいのです。
手遅れかどうかはやってみないとわからないし、やってるうちに手遅れかどうかなんてどうでもよくなってくるかもしれません。そもそもやりたいことじゃないのかもしれません。
わたしなどは
『いまからストレッチ再開しても(もう遅いけどね)』体調不良でしばらくストレッチできないと、最初にはじめるときに毎回こう思います。よく考えると意味不明の妄想です。
遅すぎるって、わたしはいったいストレッチで何を達成しようというのだ?すぐ忘れてストレッチに夢中になるんだけど。
『老後のお金はどうなるのか不安だけどどうしようもない(もう遅い)』これ、わたしはしょっちゅう思います。なんと20代の方が、自分も同じことを思う、と言うのでマダム驚愕。
わたしの不安はまあ現実的ですが(汗)、その方の不安は年齢的に考えると非現実的な気がします。でも「もう手遅れ」と思う方の”気持ち”はリアルだし、正当なんです。
『今から保険に入っても・・』わたしは治らない疾患があるので、趣味としての医療保険にはあんまり入れません。
ふと、いつか誰かの学資保険には入れそうじゃない?と考えるとなんだか楽しみになってきました。(こんな妄想は日本のパスポートが手に入る身分だからできるのですが)
『今からモバイルWi-Fi解約しても(遅すぎる・・締め日すぎたからもうひと月分請求されてしまう)』これは最近のわたし。もはや認知が歪んでいる状態。
遅すぎるからって、今月分が無駄になって悲しいからって、解約しなかったら翌月も請求されてしまうじゃん!めでたく解約しましたが、こういう小さなことってありがちだ。
遅すぎるということはないですよ!とは言いません
だってほんとに遅すぎるかもしれないし。わたしのモバイルWi-Fiの例だって*今月の締め日には*間に合わなかったのですから、遅すぎたのは事実です。
中学生になってから踊りはじめてもまずABTやウクライナ国立バレエには入れないし、
大人になってギターを弾きはじめてもBBキングやジミー・ペイジにはなれません。完全に手遅れです。(幼い頃からはじめてもまずムリです)
いまから英語をはじめてもネイティブスピーカーみたいにはしゃべれない。もう遅すぎる。と日本で日本語を話して育った20代の方がそう話していました。おっしゃるとおりなのですが、
1.ネイティブスピーカーみたいにしゃべる 2.何もしゃべらない の二択でなくてもいいのでは?
ただ、人によっては『ネイティブスピーカーみたいにしゃべれない悲しみ』は大きい。それも事実です。
汚れたまま3年間しまいっぱなしの空気清浄機をお手入れしてみても、新品には戻りません。でも使えるようにはなるかも。
ダメならダメなことが判明して、新しい空気清浄機を買うとか使ってない人からもらうとかして、お部屋の空気がきれいになるかも。
60代で大学に戻って学位を取ったとしても、その学位を使って仕事する期間は少ししかない。もう遅い。たしかにそうかもしれません。
生きているとこんな風に「もう遅いこと」「手遅れなこと」がたくさんあります。
あなたが人生のどのタイミングにいたとしても、こういう悲しみは何かしらあると思うのです。(モバイルWi-Fiの契約を解除するのが遅れて4,000円損した、みたいな)些末な悲しみもあるけれど、ずっと消えない悲しみもある。
悲しみはそのままでいいので、
今からじゃ遅すぎるかもしれないけど、やりたいならやれば?
やらないと困ると思ったらやれば?
手遅れっぽいことは、どんどんやっていきましょう。
本日のスペシャル
友人が主催するウェビナーのリハーサルで、お客さん役とパネリスト役をしていました。わたしのくつろぐ様子に技術スタッフの方が気を利かせ、すばやくカメラをオフにしてくれたそうです。(と、友人うけていた。笑)
ちゃんと服も着ていたしヘンな動作もしませんが、それ以外の何かが理由で無防備に見えてしまったのかも。気をつけよう・・と思いました。それにしてもこの技術スタッフの方、よい方ですよね!まねしたい。
最近の1日1新:ピカールの冷凍食品いろいろ試食、ゆうプリタッチ、音楽いろいろ(なんだか音楽ききたい気分になり発掘&開拓)
1日1冊:ヤマザキOKコンピュータ「くそつまらない未来を変えられるかもしれない投資の話」、Alice Wong「Disability Visibility」、BJ Fogg「Tiny Habits」、Gretchen Rubin「The Four Tendencies」各少々