自分が同性愛者であることを、母親に受け入れて欲しい。認めて欲しい。
お母さんだけでいい。
とにかくお母さんには自分がレズビアンであることを大丈夫と思ってもらえないと。
友達とかきょうだいとかは、まあいい。父親がどう思っててもまあいい。
でもお母さんだけには認めてもらえないとダメ。
それなのになぜお母さんは自分がレズビアンであることを認めてくれないのか?
このことを友達に話す恋人に話す知り合いに話す知らない人に話す。話しても安全そうな相手なら、とにかく話す。
なんの話をしていても、気がつくと母親の話をしている。
コンビニスイーツの話をしていても、お母さん登場。
職場の人間関係の話をしていても、いつしか母親が登場。
さいきん犬の体調がよくない話をしていても、なぜかお母さん登場。
ふと気がつけば、またしても母親が自分を認めてくれない話をしている自分。
口に出さない日も1日35回くらいは考えてるかもしれない。
なんでお母さんは私のことを認めてくれないのだろう。
どうしたらお母さんに自分を認めてもらえるのだろう。
いつになったらお母さんは私の大切な彼女を家によんでくれるのだろう。
いつになったらお母さんとふつうにLGBT話ができるようになるんだろう。
どうすればお母さんにわかってもらえるのだろうか。
この本を送れば・・このテレビ番組を見せれば・・法律が変わって同性婚が可能になれば。
どうしてもわかって欲しい。お母さんにだけは。
こういうふうに思っている人は、あなただけではありません。たくさんいます。15年間モヤモヤしてる人も、それこそ30年以上、みたいな人も。
わたしはこういう話を聞くたびに、切ない気持ちになります。
「いっしょにいて安全だと思える家族を生まれ持っていること」は、人が持ちうる最上の資源のひとつです。
資源ですから、あったりなかったりします。持ってる人も持っていない人もいます。
人生の途中でそれを失う人もいるかもしれないし、人生の途中で手にする人もいるかもしれない。
これからどうなるかはわからないけれど、いまあるものは、ある。いまないものは、ないのです。
PS あなたがそれを何度も話すのは、あなたに同じことが何度も起こるから。だから何度でも話していいんです。
本日のスペシャル
で、たまーに
「お母様はそのことをご存じなのですか。〇〇さんが毎日お母様のことばっかり、こんなにこんなに、もうどうにかなるくらい考えていることを」
(もしやご存じなのに?ムっ。)となってます。
最近の1日1新:房すぐりの枝(実もついている。スーパーで入手298円)、インスタントフォー(おいしくなかった)、ブラウンノイズ、知らないお店いろいろ(カフェ、パン屋、園芸店など)、はじめてお会いした方
1日1冊:Erin Morgenstern「The Starless Sea」、古賀史健「取材・執筆・推敲 書く人の教科書」、Angela Chen「ACE」各少々。
散歩してたらガラスの文鎮が落ちてる?ちょっと素敵です。
と思ったらクラゲでした。
よくできてる!
さよなら~。