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趣味の会で初めてお会いした方(Kさん)が、
「ちょっと仕事の相談があるのですが、あとでメールしてもいいですか?」
と声をかけてくださいました。
はい!とお答えしたあと
「もしもよろしければ、外を歩きながらお話うかがいたいのですが、これからいかがでしょうか?」
お願いしてみたのです。
運良くご快諾いただき、大崎から品川駅まで遠回り。
新緑のきれいな御殿山の住宅街を歩きながら、Kさんのベンチャーについてお話を聞くことができました。
最近「なるべく物理的に会って話す」ことを意識しています。
この記事では、(座って話すだけでなく)事情がゆるせば少しの間でも、歩きながら話をうかがいたい理由を書きます。
歩いてミーティングすると?
1. 俯瞰しやすい
広いところ(オフィスやカフェや会議室の外、という意味です)で話していると、ビッグ・ピクチャーが見えます。ミッションとかコンセプトとかテーマといった、抽象的なことは特に、歩きながらだと話が弾む傾向。アイディアもばんばん出る傾向。
2. 質問しやすい
歩いているときは、正面からじっと顔を見るのではなく、横に並んで話すので、圧迫感なく説明を求めやすい。質問されたほうも、答えやすい。というのは、
3. ポジティブな気持ち
目の前にいるのは、駅までとはいえ同じ目的地にむかって歩いている、ゴールを共有している相手。そういう状況では仮想敵が生まれにくいのです。
それと、これは人それぞれでしょうけれど、散歩しながら(天気なんてよかった日にはそれこそ)そうそうネガティブになっていられません。話を明るく進められます。
4. さらにクリエイティブ
わたしが散歩会議をしたい、いちばんの理由は、これ。面白いからです。研究結果によると
- ブレインストーミングなどの代替用途タスクでは、座ったままよりも歩きながらのほうがアイデアが出やすい(60%アップ!)
- 反対に、バラバラの情報を1つにまとめるような収束タスクは、会議室などで座ってやるほうがうまくいくので注意
5. 頭がよくなる
歩くと頭がクリアになる、という意味です。シンプルに二酸化炭素濃度が違うのと、脳の血流が違うからなのですね。
6. 煮詰まりすぎない
屋外を歩いていると、それなりに気が散る要素があります。 鳥が鳴いていたり、花が咲いていたり、ヘンな看板があったり、原美術館やミャンマー大使館もある。そこで一瞬、頭が休まり、ギアチェンジする。これでは膠着状態にはなれません。
7. 内緒話にならない
なんといっても外で話していますからね!機密事項でもコソコソした気分にならないのがいいです。
ということで、ウォーキングミーティングに使えそうな場所と、歩きやすそうな靴をふだんから物色しています。
ここもいいかも。
本日のスペシャル
Eメールは死んだ、とよく言われていましたが、ぜんぜんそんなことなくて、しぶとく生き残っていますね。Eメールの自由さと距離感と単機能っぽいところ、わたしは好きです。
少し前の1日1新: 由比ガ浜通りの南インド料理レストラン「バワン」
南インド出身の青年(Aさん)が、同郷のお友達に教えてもらったというお店です。ホリデーミールスをたのんだAさんは「地元と同じ味。とくに魚のカレーが好き」とうれしそう。わたしは白いご飯を少し食べただけですが、あきらかに丁寧に作られていることはわかります。明るくエアリーで、しつらいのセンスよく、お店の方々も気持ちよい、すてきなお店でした…ので!翌週末にも親友と行きました。(わたしは定食の代わりにソフトドリンクを3種類たのんで披露宴のテーブル状態)
少し前の1日1冊:Daniel Pink「When: The Scientific Secrets of Perfect Timing」続き。Austin Kleon「Steal Like An Artist」ふと思いついて人におすすめするために再読。