効いた方法
「英語のボキャブラリーなくてしんどい。語彙を増やすのは何をしたらいい?」と訊かれると、こんなふうに答えていました。
「自分の仕事や好きなこと、日本語でしょっちゅう語っていること、
ふだん時間とお金と労力をかけていること、
日本語でしょっちゅう妄想していること、達成したいこと、
いっしょに活動(仕事でも趣味でも)したい人がいる分野について
グーグルでキーワード検索して記事を読み動画を観て、
Amazonや図書館で検索して本や雑誌を読みまくり、
ネット上でもリアルでもそういう人が集まる場所に行って、
いっしょに語り合うなり仕事するなり遊ぶなりすれば
目的の活動に必要なボキャブラリーは比較的短時間で習得できます
それ以外のボキャブラリーは、あえて捨てておいてよいのではないでしょうか」
やりたいことを英語でしていると勝手にどんどん語彙が増えます。日本語の語彙も同じですよね。
わたしは中学のときに英検4級に落ちたままで、英語の成績もひどかったです。
ところが高校3年のときに、アメリカの大学に入学するためのテストを受験したり、大学とのやりとりやビザの手続きなどをすべて自分で(インターネットのない時代に英語で)やったら・・
知らない間にボキャブラリーがどかんと増えていたらしく、高校を卒業したその秋からアメリカの大学の授業をふつうに受けていました。
(両親はタッチしない方針で、「親が来ないなんて信じられない・・」と留学相談所に断られて自分でやるしかなかったのです。両親に感謝しています。)
そんなこともあって、日本語でも英語でも、やりたいことをできる語彙があれば十分だし、
新しくやりたいことができたときに、それに必要な語彙を学んでいけばいいと思ってきました。
もっと増やす
でもここ数ヶ月、
やりたいことをやるためと伝えるべきことを伝えるほかに、考えるための言葉がもっと欲しい
インプットやアウトプットのための言葉のほかに、自分のなかでプロセスするための言葉が足りない
人に伝えるその前に、まずは考えるために言葉が必要で
言葉が概念を運んでくるのだ!だから思考を作るために言葉が必要なのだ~モヤモヤ~
という思いが頭のうしろあたりに浮かんでいたのです。
たまたま今日セス・ゴーディンのブログを読んでいたら、”Does vocabulary matter?[ボキャブラリーは重要?]”という記事がありました。
ボキャブラリーを増やそうよ、という趣旨の短い記事です。(セス・ゴーディンは「『紫の牛』を売れ!」の著者で、わたしは彼のブログを愛読しています。)
セス・ゴーディンいわく、平均的なネイティブスピーカーが知っている単語が20,000語として、
毎日5個ずつ学んで10年間続ければ40,000語になる。
そうよ!知らない言葉を知って語彙を増やせばいいだけじゃないの。
さっさとはしから学んで、迷ったら学んでしまおう。
(セス・ゴーディンも、使い途がなさそうな大げさな言葉も、知らなかったら実際に使い途がないかどうかすらわからない、と言っていますし。)
行動が変わると必要なボキャブラリーも変わりますから、生きてなんらかの活動をしている限り、学習は一生続きます。
それならば語彙を増やすことを日課のひとつとして取り入れるのが良いのではないでしょうか。
本日のスペシャル
1日1新: ティーブティックのデカフェ・セイロンティーとデカフェ・ジャスミンティー、バーツビーズのハニー&ビルベリーフットクリーム、フェイスブックのキンドル本2冊、秋陽(りんごの品種)
この記事のようなことを考えるのはブログを書いているからなのですよね。良い週末を。