デジタル大辞泉によると、筋金入りとは「筋金がはいっていること。転じて、身体や思想などが十分に鍛えられていて強固なこと。」
あの人は筋金入りのナントカだ、というときはニュアンスが少し変わって、こんな意味として使われているのではないでしょうか。
- 昔から変わらず強烈に~だ
- ずっと軌道をそれることなく~に情熱を傾けている
- 確固として忠実に~を続けている
リアルに出会ったり、本やブログを読んで見つけると、わたしはこういう人を、親愛の情をこめて「すじがねさん」と呼んでいます。
わたしにとって「すじがねさん」と出会うこと、その人が何の「すじがねさん」なのかを考え出すことは、生きる楽しみのひとつでもありライフワークでもあります。
あなたはどんなすじがねさんですか?
ヘレン・ケラー
いきなりヘレン・ケラー?サリバン先生の?そうです。
ずいぶん前に読んだ、ヘレン・ケラーが大学生のときに書いた自伝がおもしろかったのです。
彼女はすごく頭が良くて、そのうえガリ勉。小学生のときに書いた手紙はとても大人っぽく、字は几帳面。
でも生意気でかわいいのです。11歳のときにパーティーで親戚のひとに
「ヘレンは大学どこに行くの?ハーバード?それともウェルズリー?」(←ウェルズリー大学はヒラリー・クリントンも卒業した全米No.1の女子大)
と訊かれ、
「ハーバード。ウェルズリーは女子のなかで一番て意味でしょ。ハーバードなら男子も女子もぜんぶで一番てことだから」
と答えたそう。そのとおりにハーバード大学に進学。
自伝のあとも精力的に出版し、50年以上も社会運動に活動し、大学で教えて、世界中に講演に出かけた、人と交流するのが大好きな、すじがねさんでした。
アリ・セス・コーエン
彼は、すこし前に人気になった『アドバンスト・スタイル そのファッションが、人生』という映画のもとになったブログ『Advanced Style(アドバストスタイル)』をやっている、ニューヨークのひとです。
クールに・エレガントに・へんてこりんでも!ファッションを楽しむ60代~100歳~くらいの女性(と男性)を街でみつけ、スナップ写真を撮影してブログで紹介しています。
始めてしばらくは友達と数人でブログを運営していたのですが、彼だけ残ってひとりで続けていました。(←わたしずっと観察しているのです)
それは彼がすじがねくんだから。
幼稚園のときには素敵な装いのマダムの絵を書きまくっていた、とのこと。ブログにも幼児の頃のお絵かき作品が掲載されていました。
ディズニーのヒロインやプリキュアみたいなプリンセスではなく、ミセスやマダムの絵が出てくる・・・。
きらきらひかる4人の子ども達
自然のきれいな場所で自給生活をする「なつ」さんが、毎日4人の子どもたちについて語るブログが『きらきらひかる』。
ブログのタイトル説明には、「自給とリユースを楽しむ家族暮らし きらきらひかる4人の子ども達の瞳と、その成長記録」とあります。
すごいです。おもしろい。さっさと突き抜けています。
1番めのFu 自分の家を建てているそうです。
2番目のWac 彼も自分の家を建てている(オンドル付き)。木工のプロ。
3番目のJir 彼も自分の家を建てている(草屋根付き)。11歳。
末っ子の笑‘ マイ畑とマイトイレを持っています。7歳。
ブログは4人のすじがねさんたちの最高の履歴書。
本日のスペシャル
1日1新: エンデンジャードスピーシーズ・ナチュラル・ダークチョコレート88%、ヴィヴァーニ・オーガニック・ダークチョコレート85%
子どものころ「チョコレートのムースやケーキは果物が合わないな」と思い、苺系のソースは抜いてもらっていました。
最近ダークチョコレートと果物をいっしょに食べることを教えてもらい、試したら、ほんとに合う!
72%はそのまま食べたほうがおいしく感じるけれど、80%を超えると果物と食べたほうが断然おいしい!発見でした。
サリバン先生はもちろんヘレンと一緒にハーバードへ。そこで講師をしていた、ひとまわりくらい年下の男性とおつきあいすることに。
ヘレンのお友達 「えっっ。彼、サリバン先生の彼氏なの!?ヘレンのじゃなくて!?」
ヘレン「うん」
いまから100年以上前のことですから周りはびっくりしたでしょうね。自伝はこういうエピソードがたのしみです。