やることリスト、書くと頭がすっきりしますよね。わたしは頭の中にある「気になってること」をどさどさーっと紙に書き出す派。
(気になってることが思いつかない方は、GTDという管理システムの「トリガーリスト」という便利な質問集がおすすめ。Google検索するとたくさん出てきます)
それ用のノートを一冊用意し、テーマごとに気になってることをどんどこリストにしていきます。
最近リストの新しい書き方を発明?し、効くのでご紹介します。名前はまだない。「脱力系 To-do リスト」「脱力系やることリスト」と呼んでみます。呼び名のアイディアがありましたらお寄せください。
やり方は簡単で、やることリストを書くだけです。
ふつうと違うのは、語尾の部分。◯◯する、ではなく、
「◯◯して~~」「◯◯しといて~」「◯◯やっといて~~」
お願い、丸投げ、ひと頼み。なんでもいいですが、まかせきった表現に統一します。下の例のように、ちゃっかりしたトーンで書きます。
☐ ◯◯のやりかたおしえて~
☐ ◯◯しらべといて~~
☐ ◯◯やっといて~
☐ ◯◯どうするか・・・考えといて~
☐ ◯◯しといて~
☐ そうじしといて~
☐ 電話しといて~
☐ ◯◯書いといて~
☐ ◯◯探しといて~
☐ ◯◯買っといて~
☐ ◯◯決めといて~ まかせた~~
わたしもうめんどくさいからやっといて~。依存的で無責任で、けだるい雰囲気がかもし出れば成功です。
とくべつ深刻な状況じゃなくたって、ひとは生きてるだけで心身いろんな状態のときがあります。
やる気が出なかったり、すねた気分になったり、おとなだってつかれたりだらけたり、だれかにぜんぶやってほしい。
けどそうもいかないからしかたなく「やることリスト」書いて前に進むんですが。
そういうことってたいてい、必ずしも心底やりたくないわけではなくて、ただ誰かに
「ああもう、めんどくさ。だれか~~」
と寄っかかって甘えちゃいたい気分なんだと思うのです。
脱力 To-do リストを書くと、そういう気持ちを何度も書いて表現するわけですから、気がラクになります。
なんだか癒やされます。
しかしそれだけではない!やることリストとしてもちゃんと機能します。
脱力 To-do リストには、心の欲することや困ってることが書いてあるので、どうでもいいことはリストに入ってない。やることリストとしての精度が高いのです。
「やって~」と言ったからって誰かが代わりにやってくれるわけでもなく、あとから「ハイハイ」と自分がやるんだけど、いいのです。気がラクになったから身体が動くし。
それで思い出しました。思わぬ効用が。
何十個もの「しらべて~」「やって~」「おしえて~」「しといて~」を見ていたら、人にまかせることが見つかりました。
お願い調の響きがしっくりくる「やること」があったら、それはお金を払って人にやってもらうとよいことなのかもしれません。
本日のスペシャル
心に頭に浮かんでいることをつらつらと、やることリストとして書き出しただけで、まだなんにもやってないというのに気がラクになるタイプのわたし。(でもまあいいです、しかたないし)
段取りを書くノートはあるけど、スケジュール帳は持っていなくて(前にDeep Workの読書会に来てくださったIさんも「スケジュール帳ないです」とおっしゃっていました。けっこういますよね、スケジュール帳ない派!)、決まった予定を書きこむカレンダーだけです。(←予定少ない)
こういうのってほんとに人それぞれで、今日ふたつめの記事ではバレットジャーナルを使ってらっしゃる方のことを書きました。
最近の1日1新:(写真ではなく)本物のバレットジャーナルを見た
1日1冊:内田樹「態度が悪くてすみません」、Zadie Smith「On Beauty」つづき