なにがあるわけでもないですが、七夕さまの週は街を歩くのがたのしいです。みんなの願いごとをそこここに見つけて良い気分。だから笹の葉さーらさら。
この記事では、鎌倉の八幡宮を歩いて撮った写真をいくつかご紹介します。ただの散歩記事ですので、お好きな方だけどうぞ。
早朝に訪れると、ひんやり静かな夏の鎌倉の八幡宮。入り口に七夕さまの飾りがほどこされていました。
風に吹かれたらこんなふう。
(横のツノツノした常緑樹と合いませんか?)
蓮の花がどんどん咲き出していました。池のこちらからあちらまで、あまさず蓮の葉っぱにおおわれています。よく育ってみんなえらい子!
蓮って不思議な形。葉っぱも花も、花が終わったあとのシャワーヘッドみたいな花托(かたく)も、鋳型になにかを流し込んで冷やして壊して人の手でひとつひとつ作ったものを思い出させます。もちろん蓮は、自然のものなんですけど。
わたしが心奪われたのが、このたんざく。
とっても抽象度の高い願い事ひとつと、とっても具体的かもしれない願い事ひとつ。
いい感じで書き始めたんだけど、だんだんスペースがなくなって、それに気づいて(たぶん)びびりつつ、それでも気にせず最後まで、ひと文字ひと文字ていねいに。書いてる様子を想像しました。
なんてかわゆいの!!!マダム感激。(たぶん小さな)あなた様の願いがすべてかないますように。あなた様の毎日が、よい毎日でありますように。神奈川あたりから祈っておりますよ。
上の短冊は、手水舎(ちょうずや)の脇で出会いました。この季節は水に紫陽花のしつらい。
この写真みてぼーっとしています。ただぼーっとすればいいのよね、こういうときは。
手水舎に活けられた蓮の花の写真は、「水盤の蓮をどうぞ」という記事にわんさかあります。よろしければ。
わたしがいつもお参りする簡素なお社。背の高い木々に囲まれて心静かな場所です。誰にもどいてもらっていません。
七夕さまの願い事がまだな方は、今からでも。実はわたしもまだなので、ゆっくり考えて、あれこれお願いするところです。
本日のスペシャル
最近の1日1新:枇杷(びわ)と杏(あんず)を、生産者の方から直接「わらしべ長者ふう」に入手。
びわはたくさんあったので、ご近所さんと山分けしました。そのうちおひとりからパンの詰め合わせをいただいて、膵炎もちのわたしが食べられる地味パンは自分に、豪華パンは別のご近所さんに、またまた山分け。なんか楽しいな!こういうの。あんずはジャムになって冷凍庫に小瓶ごろごろ転がっています。
1日1冊:Pauline Boss「The Myth of Closure: Ambiguous Loss in a Time of Pandemic and Change」続き。←「あいまいな喪失」のポーリン・ボスの新刊。しびれる。