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フランス人いわく「まともなパンを焼きたかったら小麦粉にお金をかけるべき」
ホームベーカリーを愛用して6年、いまのは2代目です。気分・体調・季節に合わせてレシピや材料を変えながら、週に2~3回はパンを焼いています。
購入した頃は都心に住んでいました。お店に寄ればいつでも素晴らしいバゲットや食パンを買える状況にあったので、それまで特にホームベーカリーに興味はありませんでした。
そんなとき、友人の紹介で初対面のフランスの男の人とふたりきりで1回だけデートをしました。
Pさんの日本語は完璧にナチュラルで、寅さんが大好きで、休暇は馴染みの民宿で過ごし、フランス人だけど個人主義の『コース食べ』はイヤで、皆でひとつのお皿をつつきあいたい派、最近若い部下がわがままでストレス・・と話してくれました。
わたしは日本語は完璧にナチュラルですが、寅さんはほとんど観ていない、好きな映画はダイハード、休暇は知らない街を歩く、家のおかずも『コース食べ』する、好きなものを自由に食べたい派、部下はいなくて自分がわがまま・・。
ロマンチックな進展をさっさとあきらめたPさんは、なぜか「すぐに買ったほうがいいよ!」とすすめてくれたのがホームベーカリーです。(その日のうちにAmazonで買いました)。
パンに関しては正統的なフランス人のPさんによると、ホームベーカリーでおいしいパンを焼くコツはたったひとつ、材料にこだわることだけ。特に小麦粉にはお金をかけること、フランスの味にしたかったらフランスの小麦粉を使うこと。
準強力粉の全粒粉 『サンテグラン』
フランス産の全粒粉の準強力粉、バゲットやカンパーニュなどに使われる粉です。全粒強力粉はどこでも売っていますが、全粒「準」強力粉はめずらしいようです。富澤商店とクオカとAmazonには見当たらず、粉やの息子というお店で見つけました。2kgで1,426円+送料でした。同じお店で春よ恋の全粒粉が1kgで403円=2kgで806円ですからかなり高価です。
・・・小麦粉にはお金をかける約束なので買いました。
精白小麦粉とブレンドして焼く
焼き上がりは配合%や合わせる小麦粉によって違ってきますが、どれもおいしかったです。
100%サンテグランで焼く←おすすめ!
強力粉の全粒粉で焼いたパンと比べると、できあがりのボリュームは控えめ、背も低め、ひきは弱いです。もちろん茶色いパンです。
サンテグラン100%の全粒粉パンは、ホームベーカリーで焼いても、ぼこぼこっとしたフランスパンぽい気泡ができます。小さいですが、形はあの気泡と同じです。クラムは部分的にモロモロっとすることもあります。
早焼きコースの場合、小麦粉に対して水70~72%でもしっとり焼き上り、8mmくらいに薄くスライスしてサンドイッチにしてもなんとか大丈夫です。皮は香ばしくて口当たりが軽く、とてもおいしい!
本日のスペシャル
1日1新: さくらインターネットのサポート 親切でわかりやすく、すぐ解決してありがたかったです。