
金木犀(キンモクセイ)の季節が始まっています。
キンモクセイの甘い香りには好き嫌いがありますが、わたしは大好き。
キンモクセイの小さなオレンジ色のお花に鼻をよせるのもよいですが。真骨頂は、そうではないのです。
何かの拍子にまわりの空気が動いたとき。
キンモクセイの木がどこにあるのか、お花がどこに咲いているのかわからなくても、甘い香りがただよってくる。
すーはー。うっとり。
(わたしの経験からすると)香りは10日間くらいたのしむことができるかも。これから週末2回ある。
いそいでブログを更新しています。
場所によっては混雑激しい鎌倉ですが、しずかに金木犀の香りをたのしむことができる場所があります。
妙本寺(金木犀は参道から境内にかけて香る)
どこ? JR鎌倉駅から歩いて数分。
歩く速度は人それぞれですし、途中で寄り道したり探検したり、迷ったりすると所要時間は変わります。
それでも参考として、ここから歩いて何分、と書きたいわたし。
わたしは歩くのが好きで、速度はそんなに遅くない。東京育ちだからなのか、むしろ速いかも。
14年前に東京から引っ越してきて以来、鎌倉を歩き回ってきたので道もだいたいわかります。
そういう人の数分だ、と思ってください。
妙本寺でした。緑ふかい素敵なお寺ですので静かなのがお好きな方はぜひお運びください。
瑞泉寺(金木犀は大塔宮から瑞泉寺までの道のり)
どこ? JR鎌倉駅から歩くとけっこうかかる。JR鎌倉駅からバスに乗って大塔宮に行き、大塔宮から歩くという手もある。
わたしは時間が無いときはバスに乗り、時間があれば歩きます。
途中においしいフレンチベーカリーカフェがあるので一服するのが吉。お向かいにドイツのベーカリーカフェもあります。
新しくできた小さなファラフェル屋さんも気になる。(わたしはファラフェルまともに食べられないかもですが、注文時にお願いすれば大丈夫だしね!)
浄智寺(金木犀の香りは境内と付近に)
どこ? JR北鎌倉駅から徒歩で10分足らず。
駅からは、せまい道をクルマがビュンビュン通るので、駅からお寺に向かうときは線路側の歩道を歩き、お寺の前の横断歩道を渡るのがおすすめです。
浄智寺は、わたしがいちばん好きな小さなハイキングコースの入り口にあるのです。
「ひと混みがダメな人の北鎌倉:源氏山こもれび鑑賞会」という記事にくどくど写真を載せています。
円覚寺(境内のあちこちに金木犀の香り)
どこ? JR北鎌倉の駅の目の前。
円覚寺の境内とても広いので、ぜひ奥の奥まで探検してみるとよいですよ。
たいていの旅行者の方は本堂あたりで引き返してしまうみたいでもったいないなと思ってます。(人それぞれだけど)
それと、階段が大丈夫な方は、眺めのよい弁天茶屋まで登ってお茶でもいかがでしょう。
どんなところかは「ひと混みがダメな人の北鎌倉:弁天茶屋@円覚寺」という記事をごらんください。
おまけ:
キンモクセイの季節には、近くで芙蓉の花もきれいに咲いていたり、きれいにしぼんでいたり、するのです。
どこにいるかわからなくても香りで知らせてくれるキンモクセイ。見かけは地味~なキンモクセイ。
鎌倉にいらしても、どこか別の場所でも、香りがしたらたのしまれますように。
本日のスペシャル
キンモクセイの木の前で、わたしとってもうれしそうです。うれしかったな。
一日一新:初めて入ったガラス細工のお店 ガラス好きだな!
一日一冊:Alan Walker「Fryderyk Chopin: A Life and Times」、Devon Price「Unlearning Shame」各少々。