わたしには特別な人、特別なモノ、特別な場所があります。(きっとあなたにも、と思います)
たとえば「人」だったら、わたしの場合、彼らが世の中的に特別な人だからわたしにとって特別、ってわけではないのです。
その人たちが気持ちの優しいひとだから、とか、同じような心の温度で双方向の会話ができるとか
その人の健康や幸せを知るとほっこりうれしい気持ちになるとか、なんか気が合うとか
そういうふうにわたしが思う人が、わたしにとって特別な人なんです。
(モノや場所も同じで、つまり好きってことですよね)
だからわたしたち人間は、特別であることを気にする必要はないと思うのです。
わたしの家に来てくれる前に世界500カ国を旅した必要はないし
わたしの家に招待される前に危険な山々を制覇した必要もないし
辺境な地でボランティア活動に従事していた必要もないです。
どこかのすごい大学ですごい博士号を3つ取得した必要もないし
超レアな体験を語る必要もなければ(そりゃ聞くけどおもしろいから。でもそれは心の優しい人のヘンな話だから聞きたいのよわたしは!)
つねに魅力的でクールな人物じゃなくてもいいのです。
「特別さ」を使って自分の価値を証明しようとしたら、きりがないです。終わりのない競争から抜け出せなくなります。上には上がいるんだし。核爆弾とか隕石とか。
とにかく!特別さに依存すると、精神衛生上いいことないです。
特別な体験をするとか特別なモノを所有するとか特別な人とつながりを持つっていうのは、あなたの内側にある本質とはまったく関係ないです。
あなたが誰かにとって特別だとすれば、それはその誰かがあなたのことを人間として好きだから。
「やり抜く力 GRIT(グリット)」という本を書いた心理学者、アンジェラ・ダックワースがインタビューの最後に(番組おもいだし中)
インタビュアー: じゃ、親は子どもに何と言って育てたらいいのですか?
ダックワース: うちでは子どもにむかって “You are special.” とは言いません。かわりに “I love you.” と言う。
ほんとほんと!そのとおりですよね。おとなになったわたしも、特別でない自分を、ただ愛してあげればいいなと思っています。
マリリン・マクー&ビリー・デイビス・ジュニア「 You don’t have to be a star (to be in my show)」歌詞はビデオの説明部分にあります。(隠れていたら表示してください)
この曲大好き!
本日のスペシャル
年始に旅行のSNSに書いた “on being special” というメモを、ずっと記事にしたかったけどなぜか放置していたのでした。やっと。
週末の1日1新:近所にできた新しい:スーパー(野菜を購入)、地元の鮮魚チェーン店(アジの寿司パック)、カレーデリ(ナン1枚)
1日1冊:Bell Hooks「Black Looks: Race and Representation」、グラフィック社編集部「リビングとソファのレシピ」少しずつ
本日の色チャージ
しゃくなげさんが塀越しに見えた!(走らない走らない・・)