仕事のオファーをもらった、断るけどまだ考えたい、断るけど今後も気にかけて欲しい、何をどう書けば、いま今どうすれば?
というご相談が。すぐに受領確認を送ることをおすすめしました。
受領確認て何?とお思いでしょうか。
「メールを受け取りました、ありがとうございます、これから中身を拝見して、あらためてご連絡を差し上げます、ではのちほど!」
という内容のメッセージ*です。
オファーだけでなく、仕事の依頼や作業用データを受け取ったとか、決断や選択やコメントを求められているとか、なんでもいいです。
とりいそぎ受領確認を送り、それから段取りを考えたり決めたりするようにしています。
たいていの人が気にしているのは、自分が送ったものが届いているのか、自分は無視されていないか。これだけです。
早く決めて欲しい、具体的な答えが欲しい、といったことはもちろん重要だけど、二の次。
程度の差こそあれほとんどの人は、自分は認められてるか、きらわれてはいないか、ないがしろにされてないか、が気になるのです。(わたしもそうです。相田みつをじゃないけどにんげんだもの)
何が困るかというと、そういうことばかり考えていると仕事に集中できない。仕事に集中できないひとがいるとあんまり仕事にならない。
受領確認は「はい!」という挨拶で、「無視しません」「悪意ないです」というメッセージなんです。相手は安心するのです。
「私はあなたの敵ではありません」メッセージで人間関係をニュートラルにしておくと、ふつうの状態で仕事に取り組むことができる。
さて、受領確認のサンプルをひとつご紹介します。件名に「お礼と受領確認」と入れ、本文には:
- お礼:オファーのお礼。「~~いただき、ありがとうございます」
- これからすること:読んで考えて返答する
- 結び:「とりいそぎお礼と受領確認まで」
*わたしはたいてい2.と3.の間に「◯月◯日(曜)までにあらためてご回答をお送りします」と、自分で決めたスケジュールを入れます。(相手もスケジュールの見通しが立つし、それじゃ遅い場合はそう言ってもらえるので便利)
ビジネスで出会う人々の感情がニュートラルだと、いろいろはかどる。なので受領確認おくる派です。(お互い人間ですし)
本日のスペシャル
むかし英語塾(予備校)でアルバイトをしていました。新しい生徒さんを迎えるとき、かならず個別にお願いしていたことがあります。
「わたしは絶対に◯◯さんを無視することはありません。声をかけて返事がないときは、ぼーっとしているか、他のことを考えてるか、耳が悪いかのうちのどれかです。だから、肩をトントンするとか、近くに来るとかしてください」
それを聞いた他の生徒さんたちに「また言ってる」と大笑いされましたが、ヘンでもいいのです。だって!
ほんの少しだって「無視された…」と思ったら勉強に身が入らないじゃありませんか。みんな元気かな。
1日1新:初めてのお店の食パン
1日1冊:マイ・リトル・パリ「マイリトルボックスからの贈り物 素敵なパリスタイル!」、Ann Bogel「Reading People」、篠原俊之「写真展を開く!」少しずつ。
写真の画像は、アニメーション途中をPrintScreenボタンでキャプチャしたスクリーンショットです。周りをちょちょいと切り取ってできあがり。こういうの作るのがちょっとした楽しみ。